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追放から始まる成り上がり

時雨古鷹

冒険

「1つ思ったんだけどみんなの冒険者ランク知らないや」

俺がそう切り出すとミリサが反応した。

「私はEランクだよ。他の4人は?」

「俺もEランクだ。ニミルとザルタは?」

「俺はDランクだぜ。ニミルはどうよ」

「私もザルタ君と同じです」

それぞれ4人が答えた。そうして俺が導き出したパーティーランクはCランクだ。ちなみにパーティーランクとはパーティーに所属している人の冒険者ランクの平均だ。まあパーティーの格と思えばいい。依頼を受けられる範囲は基本的にない。

「ならパーティーランクはCだね」

「そういうハルトはランクいくつだ?」

「俺は先日Sランクになったばかりだ」

4人が静まり返る。念のためにとミリサが聞いてきた。

「ハルト君念のためもう一回聞くけどランクいくつなの?」

「Sランクだよ。先日ゴブリンキングを討伐してねCランクから一気にSランクまでなっちゃた」

すると今度は4人が集まってこそこそと話し始めた。暫くしてリクスが話しかけてきた。

「なあパーティーリーダーお前でいいか?」

特に断る理由もなかった俺は受諾した。その後もいろいろと話をして依頼を受けに行くことになった。
ちなみに陛下からもらったこの屋敷。メイドは自分で雇わないといけなかった。この国では奴隷制度があるので休日に行くことに決めたのだった。
ギルドにつき俺はさっそく依頼掲示板を見に行った。
ここは4人の実力も見たいからこれでいいかな。
俺が選んだのはゴブリンの討伐依頼だ。手続きを済ませ外に出た。ちなみに俺たち5人の武器はこんな感じだ。

ハルト  メイン、片手剣 サブ、短剣
ザルタ  盾、細剣
ミリサ  片手剣
ニミル  杖
リクス  拳、片手剣

今回は戦い方を見るだけなので1人づつ戦ってもらう。魔法も織り交ぜながらだ。くじ引きで俺は最後に討伐をすることになった。最初はミリサだ。ゴブリンは3匹で油断しない限りは楽に倒せる。

「これでも食らいなさい 視界を遮れ【砂嵐】」

この【砂嵐】は砂魔法の基礎魔法だ。殺傷性はなく目くらましに使われることが多い。ミリサは視界を遮ったところを片手剣で一閃した。2匹同時に仕留めたがあと一匹だけ残っている。それに関してはあまり洗練されていない剣使いで仕留めた。

「ハルト君どうだったかな?」

「最初の2匹に関しては普通かな。剣の使い方はあまりいいとは言えないね」

それを聞いたミリサは少し残念な表情を浮かべる。まあそれはともかくとして残りの3人も見た。
ニミルは主に魔法を使い戦っていた。接近戦は杖で殴る叩くだったが、結構様になっていた。
ザルタは最悪だ。簡潔に言うと剣技がものすごく雑だった。
最後にリクスだが予想していた以上に強かった。ゴブリンの攻撃が当たる寸前に背後に回りぶん殴るという感じだ。
いよいよハルトの番だがさらに森の奥に入りゴブリンエリートを探すことにした。

「おお、これはやりがいのある数だ」

俺たちは物陰から様子を確認すると10匹くらいのゴブリンエリートがいた。

「これだけの数大丈夫ですか?」

ニミルが心配そうに聞いてくるがこのくらいなら俺の敵ではない。俺は短剣を構えると次々と瞬殺していった。この光景を見て4人は呆然と見ていた。

「こりゃあすげぇな。これがSランクの実力か…いやそれ以上かもしれないぜ」

戻ってくるとザルタがつぶやいていた。それを聞いた俺は笑いながら答えた。

「ザルタは基礎から鍛えなおす必要があるけどきちんと鍛えれば強くなるよ。ニミルは魔法もなかなかいいけど近接戦になった時の杖の扱いがいいね。短剣を使ったらなかなか強くなるよ。一番度肝を抜かれたのがクリスだね。龍神族の血を持っているだけで、これほど身体能力が上がるとは思わなかったよ。俺と戦っても大丈夫なくらいだ」

それを聞いたクリスは俺に戦いを挑むが1分もたたないうちに負けた。その後も少しゴブリンを狩ってから町に戻った。

「そういえばザルタは王都出身だからいいとして、3人は宿は取ってるの?」

ふとそう言う疑問が浮かんだので投げかけてみると3人とも横に首を振った。

「今日ついたばかりだからまだ宿は取ってないですよ?」

「なら俺の家に泊まればいいよ」

それを聞いたニミルは慌てて言う。

「いくらなんでも悪いわよ。だって仮にもハルト君って準男爵でしょ?」

「いやぁまだ使用人もいないし寂しいんだよね。それにほら稽古もできるし」

そういうと3人は納得してくれた。
こうして俺の学園生活は始まったのだった。

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