話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

追放から始まる成り上がり

時雨古鷹

不敬罪

「誰かと思えばお前か お前、俺たちのパーティーに何をした 」

俺の存在に気付いたスシヌがいきなりこういうことを言い出した。
俺何かしたっけ。記憶がないのだが、もしかしてあれかな。【幸運】の裏効果、仲間が敵に回った場合対象者にはドロップが無くなり貧乏になる。その効果しか考えられない。スシヌのことだ昨日今日と収入が無く、装備を売ったお金で高級料理をたらふく食べお金がないに違いない。

「俺は何もしてないが。それと…」

俺は陛下を見ると陛下は何かを察したようで俺が言おうとした言葉を言った。

「これ以上騒いだら不敬罪となる」

陛下と知らないスシヌは、その言葉に対して反論した。

「ジジイがなに不敬罪とか言ってんだよ 」

そう言って陛下に向かって殴りかかろうとした。当然、護衛騎士が拳を受けた。そして縄で縛り宿の外に運び出した。俺は厨房にいた女将さんに挨拶をし外に出た。

「おい お前ら、俺を助けろ 」

スシヌがそうパーティーメンバーに叫ぶがパーティーメンバーがそれに応えるわけもなく罵声をあびせた。

「ハルトを追放した罰だよ。それにスシヌを助けたら僕も犯罪者になるし」

「そうですよ。私たちはあれだけ反対したのに独断で追放するからです」

追放されたのってスシヌの独断だったんだ。まあそんな気がしてたんだけどね。それに残りの2人…カイシスとレイネは陛下がいることを知っていたのだろう。スシヌが2人より先に宿屋に入り騒ぎを起こし捕まった。

「陛下、俺がこいつの処罰していいですか?公開で」

「よいぞ」

陛下の了承も得たことだし始めるか。

「処罰する前にカイシス、レイネは危険だからこっちに来てくれる?」

2人は俺の言葉を聞くと俺よりも後ろにさがった。周囲には多くの人が集まったがだいぶ離れているので大丈夫だろう。

「これよりスシヌの処罰を言い渡す。スシヌは私、ハルト準男爵、スェシス伯爵、国王陛下への不敬罪及び、国王陛下に危害を加え国に反逆を試みたとして国家反逆罪となる。よって今ここでスシヌを公開死刑とする。大罪人スシヌ、何か言い残すことはあるか?」

俺がそういうとこの場に居合わせた人全員が臣下の礼をとる。しかしスシヌは笑った。どうやら噓をついていると思っているようだ。

「何もないようだな。よし、大罪人を拘束せよ」

その言葉で護衛騎士がスシヌの身柄を抑えた。死刑の執行を行うのは俺だ。流石に護衛騎士に剣を借りるのはカッコ悪いので俺の剣を抜こうとした。しかし剣は抜かずに跡形もなく燃やす事にした。

「騎士たちよ大罪人の拘束を解け」

その言葉を聞いて護衛騎士はスシヌの拘束を解き離れた。

「【結界】」

俺がそういうとスシヌの周りをガラスのようなものが覆った。

「闇炎魔法【闇煉獄ブラックフェルノ】」

この魔法は火属性超級魔法、【煉獄インフェルノ】に闇属性魔法の基礎中の基礎、【黒空ダーク】を合成したものだ。
暫くすると炎が消えたそこに当然スシヌの姿はない。
しかしハルトは知らなかった。そう遠くない未来でスシヌと戦うことになることを。

「追放から始まる成り上がり」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く