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追放から始まる成り上がり

時雨古鷹

客人

ギルドでの報告はそこそこだったので割愛しよう。ひとつ言うならギルマスが倒れて俺の冒険者ランクがSランクになったことくらいだ。
その翌日から物語は始まる。

昨日、ギルマスに報告をし終えた俺はシルク様と別れた。依頼報酬はたんまりと…大体国家予算3ヶ月分…白金貨300枚貰った。まあ俺が持っていても使わないのでシルク様を護衛していた女性冒険者4人に3分の2を渡した。

「ハルト様、只今お客様が参られましたよ。通しますか?」

俺が部屋(宿)でぼーっとしていると女将さんがそういってきた。俺に客が来た?呼んだつもりはないのだが…もしかして昨日の女性冒険者4人か?

「俺がそっちに行きます」

そういって宿屋の玄関を開けると1台の馬車が止まっていた。そして馬車の護衛をしていたと思われる兵士がこちらに走ってくる。
俺…何かしたっけ?

「貴方が冒険者のハルト様ですか?」

「はい、そうですけど…何か俺にようですか?」

俺がそう訪ねると馬車の中から3人の中年男性が降りてきた。3人とも身分が高いようで少し豪華な服を着ている。

「そうだね。ハルト君」

3人のうちの1人がそういった。俺はその人にが言葉を続けるのを待った。

「まあまあ、スェシス郷。宿の外で話をするのもあれだ。中に入ろうではないか」

「それもそうですね」

そう言って2人は宿に入っていった。取り残された俺ともう1人もあとに続いて宿に入る。

「食堂の個室はないか。なるべく広いところがいい」

3人の中でも一番身分が高そうな人がそう女将さんに言った。女将さんは不思議そうにしていたが、俺を見ると何か納得したように個室に案内してくれた。

「女将さん、何かこの人たちに飲み物持ってきてください」

「あいよ!」

そう言って女将さんは厨房に消えていった。そして暫くして飲み物を持って戻って来た。まあすぐ消えるのだが。

「あのー俺に何か用があるんですか?」

いつまでたっても話が見えて来ないのでそう俺が言うとスェシスと呼ばれた人が口を開いた。

「うん。お礼をいわせてもらうよ。シルクを助けてくれてありがとう。僕はシルクの父、スェシスだよ。畏まらなくていいからね」

「儂はガルスだ。このオステフ王国の現国王だ。畏まらなくていいぞ」

「私は宰相を勤めております、クォリスと言います」

俺は少し後ずさった。無理もない。目の前に国を主に動かしている人3人が座っているのだ。俺は戸惑いながらもギルマスにはなしたことを話し始めた。

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