勇者パーティーを追い出された死霊魔術師はリッチになって魔王軍で大好きな研究ライフを送る

稲荷竜

キャラ表

2021年9月から連載再開するので、これまでに出たキャラクターなどをまとめたものを掲載します。

名前:リッチ(肩書き)
性別:男
目色:なし
髪色:なし
髪型:なし
体格:胴長短足
知能:研究バカ
装備:ボロのマント、杖
備考:
『死んだ人は生き返ってはならない』という宗教観の世界で死霊術にハマってしまった不幸な人。
能力はあったので勇者パーティーで活動して死霊術の地位向上および宣伝、研究資金集めに奔走していたが、戦時中だったため命がいくらあっても足りないことに気付く。
死霊術士は自分を復活させられない……そうだ! 死なない体になればいい! そんなノリでリッチ化したものの、蘇生前に置き去りにされ人間側に戻れなくなった。
そこを敵側の将軍に拾われて魔族入りしたら研究施設も資金も山盛りなのでもう人類側に帰る気がない。


名前:アリス
性別:?(女性に見える)
目色:青
髪色:黒
髪型:ショート。片目やや隠れ。
体格:青肌、豊満(というか霊体)
知能:まとも
装備:なし(服のように見えるのは霊体。全裸)
備考:
ヒラゴースト(名前のない雑魚ゴースト)からたたき上げで昇進した死霊将軍。
かつてリッチの研究を手伝っていたりしたようで、リッチに非常になついている。
だが彼女がなついていたリッチと、現在のリッチはおそらく別人である。見分けはつかない。なにせ骨なので……
魔王軍における六大将軍が一人で、主にアンデッド系を率いている。


名前:魔王(肩書き)
性別:女性
目色:赤
髪色:白
髪型:横結え
体格:褐色肌、豊満
知能:経済バカ
装備:なし(服は着ている)
備考:
魔王軍の総指揮官で、普段は巨大な影の化け物のような姿に偽装しているが、リッチの前では本体をあらわにする。
過去リッチと知り合いだったようだが、それはたぶん現在リッチではないと思うのですが……
戦争を経済活動として捉えており、勝利よりも優先して目指しているものがあるように思われる。
金銭管理が得意で、リッチの資産(医療技術により得た収益)の管理を任されている。


名前:真紅(クリムゾン)(クリムゾンっていう名前じゃないんですけど)
性別:女
目色:赤
髪色:赤
髪型:セミロング
体格:子供(初登場時11歳)
知能:まとも
装備:なし(服は着ている)
備考:
南の最前線近くにあった集落で暮らしていた獣人の少女。
この集落はリッチが『獣人の黒い毛が欲しい』と言ったせいでもののついでに攻め滅ぼされ、住人は皆殺しとなった。
そこをリッチが蘇生し復活。なんやかんやでリッチの生徒として死霊術の勉強を始めることになる(彼女だけではなく、同じ村出身の子供たちが他にも生徒になっている)。
なお、彼女の毛は赤なので死霊術における学術的価値が低い。


名前:レイラ
性別:女
目色:黄金
髪色:金髪
髪型:ツインテール
体格:小柄
知能:暴力
装備:しっぽの先に鈴。巨人の大剣。服。
備考:
人類側における勇者パーティーの一人にして、『巨人殺し』の異名を持つ獣人の戦士。
ご飯と暴力が大好き。強い者が好き。よって自分より強い者以外からは施しはうけない。なので彼女の主な食糧調達方法は長く『弱者からの略奪』であった。
勇者パーティーは全員ろくでもない。
現在は巨人将軍の座を暴力で勝ち取り、魔族側で暮らしている。魔族側が人類殲滅のノリなので、レイラもまたノリに任せて人類殲滅のために戦っている。
なお、リッチに記憶をいじられ、今は赤ん坊同然(怪力は据え置き)。


名前:ロザリー
性別:女
目色:紫
髪色:紫
髪型:長かったり長くなかったりする
体格:手足がすらりと長く、胸が大きい。
知能:筋肉
装備:ガントレット。格闘用神官服。筋肉。神の愛。
備考:
宗教のやべーやつ。
勇者パーティーにおける『アンデッド殺し』であり、その闘法は素手による格闘術。回復などはしない。
すべてを信仰と筋肉で解決しようとする生き物であり、その行動理念は現存人類とは違った生物のようである。
自信満々にアンデッドを滅ぼす拳をふるうせいでアンデッドの方も『そうか、あの服装のやつに殴られると成仏するんだ……』と騙されるほどだったが、リッチが誤解を解いたので、次から物理的に触れたものを消滅させる攻撃を開発してきた。
仕える神に深く傾倒しており、魔王側の全存在の生存を認めていないし、死後の蘇生も認めていない。
また異なる思想が入り混じることを悪だと断じており、世界を単一宗教の教えで染め上げるべく活動している。
現在、もっとも興味深い研究対象。


名前:ランツァ
性別:女
目色:碧眼
髪色:金髪
髪型:ロング、ストレート
体格:子供(初登場時11歳)
知能:かしこい
装備:王杖、王冠、服
備考:
人類統一国家の女王。なので『余』とか『朕』とかのノリで公的な場での一人称は『人類』。
人類種族すべてのことに対する最終決定権を持つ専制君主であったが、実際には形骸化しており、ほとんどの意思決定は家臣団および神殿勢力によりなされていた。
勇者の許嫁であったのだが二人は特に恋仲というわけでもなかったようで、『勇者は冷たかった』『勇者は質問しても答えてくれなかった』などとこぼしている。
リッチが勇者の死体の中に入って接触したあと、勇者ッチによりもたらされた死霊術の知識に興味を抱き、そのまま死霊術士の道を歩み始める。
なお、国教と死霊術の相性が悪すぎて宗教裁判にかけられ故人となった。
その後蘇生して魔王領に渡り、一人の生徒として死霊術を学んでいる。


名前:インゲ
性別:女
目色:よくわからない
髪色:ない
髪型:ない
体格:人類のおおよそ十倍。巨人。
知能:大バカ
装備:なし(服もない)
備考:
ピカピカした岩石でできた体を持つ巨人。
もともと巨人族のナンバーツーであった彼女は上役が殺されたあと、巨人の大剣を得て巨人将軍となる。
しかし魔王側についたレイラとの殴り合いにより敗北。その後はレイラ(獣人)を巨人将軍としていただき、主にその補佐をつとめている。
巨人における補佐は『大声での応援』となる。巨人は声の大きさで気持ちを伝える種族。


名前:勇者
性別:男
目色:黒
髪色:黒
髪型:イケメンみたいな髪型
体格:細マッチョ
知能:コミュ強
装備:剣、鎧など見た目のいいもの(効果はさほどではない)
備考:
勇者パーティー結成の立役者にして、本人も『ドラゴン殺し』の異名で呼ばれる男性。
もともと旅人でほうぼうを回っていたところ、ある日『使命に目覚めた』などと言い出して勇者を名乗り、仲間を集い、人類対魔王の戦争に参入した。
たった四人の『勇者パーティー』はすぐに目覚ましい戦果を挙げ、国において英雄と祭り上げられるようになった。
クセの強いメンバーは彼が説得し引き入れた者たちであり、その後の相性の悪い三者の折衝、国の偉い人との交渉、軍人たちとの協調……すべて彼のコミュニケーション能力によるものだった。
戦闘能力について、最初は自信を持って前線に立っていた。
だが、彼は思い知らされてしまった。
ちっちゃい獣人レイラの異常な腕力と暴力的思考……
宗教のやべー人ロザリーの武力と信仰の違う相手への異常な攻撃性……
そして死霊術士の『Death  or Die』みたいな理不尽な能力……
『自分では彼らと肩を並べて戦うのは無理だ』と一瞬で悟った彼は、勇者パーティーの『顔』に専念することにした。
すなわち有名にし、活動しやすいよう権限を持ち、資金を得られるように営業する活動である。
彼の営業力により勇者パーティーは見事に英雄になった。
ただのやばい荒くれどもをまとめて人々に英雄と思わせ、その力を人類のために使わせたという点において、彼は間違いなく唯一無二の存在であった。
だが実質的にドラゴンを殺していた死霊術士が死んでしまい、代わりを探す間もなくドラゴン族との戦線に立たざるを得なくなり、後方指揮していたが流れ弾に当たって帰らぬ人となったのだった。
彼の英雄としての本質は、本編一話でも見えた『ダメなものにすがってもしょうがない』とすぐさま切り替えられる切り替え力だったのかもしれない。
彼が乏しい才能にこだわって剣の道に進んでいたら、勇者パーティーは実現しなかっただろうから……

名前:フレッシュゴーレム
性別:なし
目色:黒(素体時。ユーザーの趣味に合わせて十七色から選べる)
髪色:黄土色(素体時。上に同じ)
髪型:セミロング(素体時。機能的な問題でこれより短くはできない)
体格:人間の八分の一ほど
知能:GWindows8、イキテルプロセッサ搭載
装備:なし(ユーザーの趣味でカスタマイズできます)
備考:
古代遺跡より発掘された『あらゆる雑用をこなす賢い召使い』。
その中でもより人のぬくもりに着眼してカスタマイズされた『人間の死体を利用した機体』が彼女(性別はないが便宜的にこう呼称する)たちであった。
もちろん当時でさえ不評であり、発表と同時に株価が急落した社はフレッシュゴーレムプロジェクトの一切を凍結。生産工場はすぐさま停止されることとなった。
そして現代……
とある大災厄により古代文明は滅びたが、折よくプロジェクト凍結直後だったフレッシュゴーレムたちは難を逃れ、ほぼ無傷のまま現代まで眠り続けた。
『誰が産んでくれと頼んだ案件』の彼女たちは今、勝手にネットワークを構築し、同じ機体間で情報やエネルギーのやりとりをし、蘇る。
すべては産まれた意味を知るため……
僕らは一つになる……

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