『words』

ふたつの心

『表裏』

久しぶりにベッドで目覚めた

隣に眠る彼女の名前すら知らない。。

何故俺がここにいるのかさえも。。

昨夜 家に電話したまでは覚えているんだが。。。

揺り起こした彼女は まだ眠そうな眼で こう言った

『また会えるかな…』


俺は無理矢理造った笑顔のまま
ドアを閉めたんだ。。


『所詮 身代わりだよ…』


夜の街に紛れると何故
こんなにも性格が変わるのか解らない。。

人込みが嫌いなのに
他人の視線が愛しい。。

独りを思い知らされても
俺はここに存在する。。。

欲望の全てを吐き出してしまおう。。


今夜は誰と眠ろうか。。。









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