『words』

ふたつの心

『静寂』

そこには 無音の世界が存在していたんだ…

紡いだ記憶の中でだけ 微笑む君は
やがて 安息の日々に融け込んで行く…

繰り返す様な過去進行系の想い…
歪み続ける明日への狂騒…

何処までも脆く 緩やかな優しさを
あの日のふたりは失くしていたよね…

街角の街灯の下で立ち尽くす君を包む
原色の音楽達…
蒼白く時を刻むスポットライト…

まるで君だけが 真実の象徴であるかの様に
街に静寂が訪れる…

俺の腕に染み込んだ 君の涙が
俺だけの罪を裁くんだ…

すべては 戒律の名のもとに…
静寂の中 君はまだあの場所で…

もう…



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