『words』

ふたつの心

『乱脈』

静かにたたずむだけの二人には
幾つもの願い事が 交差して行く様にあざ笑うんだ…
淋しさは当たり前のように隠す事も出来ず
無造作に解き放つ激情に支配されて行く…

まるで 行先の見えない俺達をあざける様に
時は沈黙を続けるんだ…
忘れてしまいたいあの頃も
忘れたくないあの場所も
すべてが過ぎ行くままに…

新たな胎動を求める二人の呼吸は 乱脈の中にさ迷い
また 互いを傷つける為に回帰するだろう…

優しさを抱き締める夜を 繰り返し嘆きながら
それでも 互いが生きていく事の意味を…
生きる為の答を…
探し続けて行くんだ… 

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