[毎日更新 1分読書]おっさんの矜持 社長!本当に僕と戦って良いのですか?

無責任

第16話 中央の労働局

次は都道府県中央の労働局だ。

前回、行った時に『あっせん』という手段を教えてくれた担当者がいる。

その担当者は、『あっせん』という制度について。
流れ。
書類の作成方法を教えてくれた。

請求金額に関しては、自分の思うようで良いと・・・。
「『月給の3か月分』って感じでも問題ないのですか?」
「全然、問題ないよ。
あくまで、請求金額があるから『あっせん』にて話し合いをしましょう
というのが重要だから・・・。自分が納得できる金額であれば・・・」


その人を指名する。

前回のお礼と文書を見せる。
「問題ないですね」
との事。

「これを送って、示談交渉を打ち切られました」
旨を伝える。
「よくありますね」

「そしたら、こうやって訴えられました」
「えっ!訴えてきた?」
訴状を見せる。

担当者は、訴状を見る。
「普通、こんな流れにはならないんだけどね・・・」

・・・

「あっせんを使いたいと思うのですが、どうすれば良いでしょうか?」
「あっせんは、裁判よりも上位のものだから、使えません」
「そうですか・・・」
僕は、がっかりした。

労働局の立ち合いで話す事が、株式会社AKUDOIYAにとってプレッシャーになると
予測していたのに・・・。

けど、しかたない。
相手の方が上手だったという事だ。

裁判でやり取りするしか・・・。


基本的に、親切なおじさんだった。

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