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【完結】やりこんだ死にゲーに転生、ただし【モブ】です〜ご存知″フロムハードウェア″の大傑作『フラッドボーン 』に転生した件〜

ノベルバユーザー542862

第12話 引越し提案




翌日。

水質特化させたはいい。

だが、俺にはまだまだ頑張らないといけない事がある。

「くっ! ぅう、うなれ、筋肉!」

歯を食いしばり、腕立て伏せ25回に挑む。

「エド、全然、体あがってない……」

心配そうに見つめてくるのはマーシー。

ああ、ダメだ。
エドウィンの体が軟弱過ぎる。

44歳で、ゲームばかりしてた俺が言えることじゃないが、まともに筋肉をつけるのは、本当に骨の折れる作業だな。
何年も筋トレしてる奴らすげぇよ、

「エド、少し休憩したら?」
「ぅ、そうする」

俺はそういって、マーシーからタオルを渡される。

しかし、タオルを受け取ろうとしても、マーシーが手を離さない。

「拭いてあげるね」
「ん、ありがと」

ニコッと優しく笑い、マーシーはあぐらで座るの対面に座ってくる。

わさわさっ髪を拭きおえると、マーシーは俺の首にタオルをかけてじーっと顔を見てくる。

美少女に見つめられて、ドキドキしてしまう。

「えへへ、目を逸らすなんて、エドは可愛いね♪」

君の方がよほど可愛いよ。

「うわぁ、体あたたかくなってるよ」

そう言ってマーシーは、俺のあぐらのなかにお尻をすっぽりおさめて座ってきた。

上半身裸なところへ、サラサラの彼女の金髪がかぶさり、なんとも心地よい。

後ろからそっと、手をまわしマーシーを抱きしめてみると、彼女はにへら〜と笑って嬉しそうに微笑んだ。

おでこをぶつけ合う。
ただ、まあ、ここは自粛してキスはしなかった。

マーシーは不満そうだった。

「ねぇ、エド、私たち結婚しない?」
「そういうのはじっくり考えてからじゃないと……」

彼女は若い。
俺は渋い。

結婚というものが、抱えるさまざまな問題を無視できるほど、俺は勢いをもてないのだ。

こればっかりは、少し考えないといけない。

「どうして? エドは、私と結婚するのは嫌……?」
「っ」

俺のあぐらに座るマーシーが、後ろを向いて、俺の首に手をまわしてくる。

これは決定的だった。


⌛︎⌛︎⌛︎


クラフト邸のお風呂をかりて汗を流し、俺はリビングへもどってきた。

なにか書き物をしてるミスター・クラフトを発見。

そうだ。
彼にも話しておかないといけない事があるんだった。

「こんにちは、クラフトさん」
「ん、エドウィンくん、こんにちは。さっぱりしたみたいだね」
「ええ、お風呂ありがとうございます。……ところで、ひとついいですか?」

俺は呼吸をひとつして、先を続ける。

「バーナムから引っ越す気とかってありますか?」

バーナムはこのあと地獄に変化する。
まだ時間はあるが、街中が魔獣と化した人間であふれて、家のなかの人間たちも発狂し、ついにはすべての黒幕たちも主人公に倒されて、もうハチャメチャになる。

モブなんて混ざってたら、多分、全滅だ。



まあ、そうならないためには、バーナムから離れるのが一番いいわけだ。

ミスター・クラフトは俺の提案を訝しんだし、当然引っ越しの予定はないと答えた。

当然か。
まあ、いい。

バーナムから連れだすプランは、ある程度構想として考えているしな。

「あ、それと、もうひとついいですか、クラフトさん」
「また、何かおかしな事を言うのかな、エドウィンくん」
「ええ、おかしな事をひとつ。クラフトさん、マーシーを俺にください」

俺は頭を拭いていたタオルを机に叩きつける。

ミスター・クラフトは書き物をする手を止め、俺の顔を見てきた。

「いい目をするな。それは冗談じゃない、決断した男の瞳だ。……いいだろう、エドウィンくん、表へ出るんだ」

ミスター・クラフトはそういって、重たい腰をあげた。

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