記憶をなくした超転生者:地球を追放された超能力者は、ハードモードな異世界を成りあがる!

ノベルバユーザー542862

第74話 早撃ち決闘



レトレシア魔術大学 東棟2階。

1階からでは人が多く決闘が見れなかったので、2階から中庭「オオカミ庭園」を眺めることにした。

「おぉ、やってる! やってる!」
「うわ、すごいね」

2階からの眺めは抜群だった。
やはり中庭を見渡すには上階へ上がるのが一番だ。
若干距離は離れてしまうがとても観戦しやすい。

きっと月間決闘大会などでは1階から7階までぎっしりと生徒たちが並んで、オオカミ庭園の周りの棟からこの中庭の中央リングを観戦するんだろう。

現に視線を上方へ移動させれば、3階や4階から中庭の決闘を観戦している生徒たちがいる。
みんな中庭中央の円形石畳みのリングに夢中だ。

中庭中央へ視線をやる。

現在は青いロングコート着た者同士が決闘を繰り広げている。
どことなく緊張感の抜けた決闘だ。

「あれがさっきオリエンテーションで言ってた勧誘かな?」
「多分そうよ。ちゃんとやってないもん、あの2人」

サティが澄まし顔で答えてくれた。

「ふーん。ちゃんと、ね」

彼女の言う通り現在、中央リングにいる者たちは、予定調和的な魔法の撃ち合いをやっているように俺にもみえた。

台本ありきのプロレスを観ている気分だ。
まず右の男は先程から≪火炎弾かえんだん≫と≪風撃弾ふうげきだん≫の魔法を、相方の杖に向かって撃っている。

あんな魔法では杖を魔法の着弾地点に合わせる必要がないため、レジストが大分楽になるだろう。

左の男は≪水撃すいげき≫で手元に水の盾を出現させ直前レジストしつつ≪水圧円斬すいあつえんざん≫を右の男の杖に撃ち出している。

そしてまた右の男が楽々レジストするとーー。
なるほど。
新入生のために決闘の実演をしてあげているのか。

始めて決闘をみた新入生たちは「派手に魔法がぶつかり合ってる!」と純粋に楽しめるんだろうな。

「んー青のロングコートか。あの人たち生徒会の人だね」

マリが手元の羊皮紙を見つめながら言った。

「ん? なんで生徒会が決闘サークルのサークルユニフォーム持ってんだ?」
「生徒会役員は、生徒会役員たちで『レトレシア生徒会』って言う決闘サークルを構成しなくちゃいけないらしいよ。校則で決まってるんだって」

マリは視線を落としながら、ツラツラと羊皮紙を読み上げる。

「ふーん、なんでもいいけど。あんなの見てても仕方ないわよ」
「そう? 私は結構おもしろいと思うけど」
「うん、僕も」

サティは窓辺に肘をついてつまらなそうに中庭中央を見下ろしている。
一方でマリとゲンゼは興味津々といった具合で窓から身を乗り出して見ている。とても楽しそうだ。

魔術師としてすでに上位の力を持っているサティからすれば、魔法を約束通りに撃ち合うだけの演目なんて興味ないのだろう。

サティは魔法を使った演目ではなく、決闘が好きなんだ。

「あ、終わった」

サティの横顔を眺めていると、ふいに彼女は肘ついた頭をもたげた。
中庭へ視線を落とすと、青のロングコートを着た男たちが石畳みの決闘魔法陣のリングから退場しているところだった。

「あの赤いコートの集団『クリムゾンヴァンパイア』じゃない?」

マリが対面の奥の方の中庭を指差す。

「おぉ、カッコいい名前」

いかつい名前、そして真っ赤なロングコートで統一された魔術師集団を見てつい声が出てしまう。

やはりロングコートってのはいいな。
めっちゃカッコいい。

決闘サークルに入るとしたら、ロングコートをサークルユニフォームに指定しているところにしよう。

「なあ! 一緒にあの赤いコートのサークル入ろうぜ!」

マリの肩に手を置いて話しかける。彼女はビクッと一瞬震えてこちらへ向き直った。

「はは! アーカムったら、話聞いてた? あの赤い集団は『クリムゾンヴァンパイア』なの。
入ろうと思って入れる決闘サークルじゃないんだよ。レトレシアの二大決闘サークルだもん」
「ん、あれが今朝言ってた人気の決闘サークルって奴か」
「そうだよ。『シルバヴェアボルフ』と『クリムゾンヴァンパイア』。今朝の抽選券はこの2つの決闘サークルに入るためのチケットだったの」
「ふーん、マリに阻止されなければ俺もあのユニフォーム着れたっわけか……」
「な、なに! その言い方! 信じられない!」

狼狽えるマリに拗ねたように非難のまなざしを向ける。

ーーンゥゥン

「お?」
「あれ、この音って」
「アーク、あれ見て」

低い反響音が中庭に響いたかと思うとすぐに袖を引かれる。
首を向ければゲンゼが中庭の一角を指差していた。

示されるがままに視線を向ければ、そこには先ほど中庭に入ってきた赤のロングコート集団、
「クリムゾンヴァンパイア」のメンバーが、たむろして立っているではないか。

「新入生の諸君! 聞きたまえ! 私は『クリムゾンヴァンパイア』部長のジェファ・ローズだ。
ただいまよりレトレシア最強の決闘サークル『クリムゾンヴァンパイア』オーディションを始める!」

「ほほう」
「ねぇサテリィ、オーデションだってさ! サテリィはーー」
「しっ!」

赤コート集団のリーダーらしき人物の声が、何倍にも増幅されてオオカミ庭園全体に響き渡る。
入学式でゴルゴンドーラ校長が使ってたのと同じ魔法だろう。

なんていう魔法なんだろうか。
マイクみたいで便利そうだな。
俺も是非使えるようになりたいところだ。

「そういえばさ、マリ、あれオーディションだって言ってるけーー」
「しっ!」

話しかけただけなのにマリに黙らせられた。

うーん、静かにしよう。

「我こそはと腕に自身のあるもの! 力試しをしたいもの! ただ決闘を経験してみたいという者でも!
誰でも参加してくれてかまわない! 『クリムゾンヴァンパイア』は誰の挑戦でも受けよう!」

ジェファ・ローズは口元から杖を離して一礼する。

ローズ先輩の決闘サークル勧誘会の始まりを告げる挨拶が終わると、中庭に出ていた新入生たちがざわめき出した。

想像するに「お前行けよ!」「えー嫌だよ!」「ちょっと行ってくるわ!」「ガンバ!」的な会話がされているんだろう。

はてさて俺はどうしたものか。

「どうする?」

マリ、サティ、ゲンゼの顔を伺う。

「ちょっと、行ってこようかな」
「私ははじめから行くつもりだったから、もちろん行くわよ」

マリとサティは行く気満々らしく「え? ここで行かないカスおりゅ?」と自信満々な顔で訴えかけてくる。

「だよな、俺もやってみよっと」

当然、俺も参加するつもりだ。
面白そうなイベントだし、それに自分がどれくらい出来るのか腕試ししてみたい。

サティとの2ヶ月間磨いた決闘技術が活かせるのか。
そしてこの1ヶ月の本気の修行で磨いた魔法を実戦で使えるのか。

犯罪組織のやつら相手にはかなり有効だったから、それなりにやれる自信はある。

だが、ここは魔法王国のお膝元、天下のレトレシア魔術大学だ。
さらに相手はそのレトレシア最強を自称するナルシスト集団「クリムゾンヴァンパイア」だと言うではないか。

そこいらの犯罪組織にいるような、チンピラまがいの魔術師たちとは質が違うだろう。

「さて俺がどれだけ出来るか、『クリムゾンヴァンパイア』が、どれだけやれるのか試してみるか」
「そうね!」

サティはニコニコと楽しそうに笑う。

ーーシュンッ

「あひぃ!」

情けない声とともに新入生が吹き飛んでいく。
どうやら最初の挑戦者がワンパンされたらしい。

「おぉ、あれが『決闘魔法陣・改』の効果か」

遠目から見ていてその効果をはっきりと観測できた。
明らかに圧力系の水属性の魔法が挑戦者に直撃したのにも関わらず、挑戦者はバラバラ死体にならずに石畳みの魔法陣から弾き出されただけで済んでいる。

「あの魔法陣内の決闘者に直撃したあらゆる魔法はすべて単純衝撃波に変換されて、実質≪風打ふうだ≫に切り替わるのよ」

サティが自慢げな表情で流し目を送ってくる。

「サティ知ってたんだな『決闘魔法陣・改』のこと」
「ふふん! 当たり前でしょ! レトレシアに入学するなら『決闘魔法陣・改』くらい知ってるわよ」
「あいつと同じこと言ってる……」

サティが腕を組んで、肘でつついてくる。
なぜかご機嫌だ。

ーーシュンッ

「うひゃ!」
「また勝ってる。あの人強いね」
「う、うん、そうだね。杖の返しがすごい綺麗だよ」

マリとゲンゼは何人目になるかわからない挑戦者の負けを観戦し続けていた。
実況に徹するつもりらしい。

ーーシュンッ

「うわ!」
「また飛んだ。もう≪風打ふうだ≫しか使わなくなったね」
「う、うん、そうだね」

マリとゲンゼはぎこちない会話をしながら中庭中央を見下ろしている。微笑ましい光景だ。
うむ、ゲンゼにはもうちょっとコミュ力をつけてもらいたい所だな。
そばによりゲンゼの肩に手を乗せる。

「ん、どうしたのアーク?」

不思議そうな顔をするゲンゼ。

「よし、じゃちょっと行ってくる」

それだけ言い残し、窓枠に足をかける。

「あ、アーカム危ないよ!」

マリが慌てて止めにくるが、止められる前に窓辺を蹴り中庭上空へ俺は飛び立った。

「アークなら大丈夫よ。剣士なんだから」
「アークは大丈夫だと思うよ。トチクルイさん」

同郷の友人たちの落ち着いた声音を置き去りに、中庭へ降り立つ。

「うわぁ!」
「誰か落ちてきたぞ!」
「なんだこいつ!」

中庭にいた生徒たちが、中央で行われているオーデションとは関係のないざわめきを起こす。
おぉ、結構いい感じの注目度だ。

だけど、うーん、もう少し高度が欲しかったな。
今度は屋上から飛び降りてみるか。派手にな。

呑気なことを考えつつ、乱れたローブを演技ががった仕草で翻し中央の魔法陣へ歩みを進める。

そして、そのまま魔法陣の中に入ってーー。

「おい、抜かすな! ちゃんと列に並べよ!」
「あ、すみません」

魔法陣には入らず、その手前に出来ていた列に並ぶ。

2階から飛び降りた雰囲気と勢いでいけるかと思ったが、やはり順番は守らないと怒られるようだ。

「″イマイチカッコつかないよね″」
「しっ!」
「″えぇ! 私はいいでしょ!?″」

服装を直す振りをして、恥ずかしいものを見る視線に晒されるのを紛らわしておく。

咳払いをし、列に並んでる人数を見ればまだ二十数人は前がいることがわかった。

「″『和室』入ればいいんじゃない?″」
「そうだな」
「″よし! アーカム! 実は『浴室』があとちょっと完成しそうでーー″」
「あーわかった内側で話そう」

もうひとりの自分の提案を受けて精神世界へ入ることにする。
順番が来るまで精神世界に「和室」以外の部屋を作るプロジェクトを進めて時間を潰そう。



「よし戻ってきた」
「″早すぎるよ!″」

列も残こすところあと1人というところまできた。
体感時間で数分にも満たない時間だったので、精神世界では何も出来てはいない。

「よし、それじゃお前は戻れ、よいしょ」
「″うぅわかったって。もう、頑張ってね!″」
「おう、俺たちの力を見せつけてくる」

霊体の少女は最後にエールを残して、再び精神世界へと戻っていった。

ーーシュンッ

「ぐはっ!」

眼前で数十人目の挑戦者が敗れて、魔法陣の外へ弾き出されて来た。

次は俺の番だ。

満を辞してオオカミ庭園の中央に敷かれた直径15メートルほどの石畳みの中へ足を踏み入れる。

「何もなしか」

巨大な石に掘られた魔法陣の内側に入ってからといって、肉体に魔法がかけられたとか、魔力の流れに変化が生じたとかってことは特にないみたいだ。

この「決闘魔法陣・改」のように魔法陣の内側だけに魔法領域を持つタイプの魔力属性式魔術は、
基本的に対象者に魔法をかけるものばかりなので、つい身構えてしまった。

どうやらこの「決闘魔法陣・改」とやらは通常の魔法の傾向が当てはまらない特別な物らしい。

自身の魔法知識で、この魔法陣がどういう理屈なのかわからない事に少々残念な気持ちになる。
だが、今は足元の謎の魔法陣よりも眼前の決闘者へ意識を向けた方がいいだろう。

「初期位置はそこの線より後ろならどこでもいい。さぁ、それじゃ始めようか、君で30人目の挑戦者だ」
「はい、よろしくお願いします」

足元の敷かれた白線より半歩下がり、頭を下げる。

「よし、それじゃ先ほどと同じようにこの古銅貨が地面に落ちた瞬間が、決闘の始まりの合図だ」

目の前の赤コートの男は、俺と自身の間で審判を務めている生徒会の男に古銅貨を投げ渡した。

「おっしゃ、行くぞ? 名乗りを」

審判の男はコインを指で弾く準備をして、決闘の始まりを取り仕切る。

「レトレシア犬3年3回生、トブラック・シュガーレス」
「レトレシア子犬1年柴犬1回生、アーカム・アルドレア」

子犬生か柴犬生かどちらを名乗ればいいのかわからなかったのだが、さっき吹っ飛ばされてたシュゲンドウ・オキツグとか言う奴が、両方名乗っていたので俺も両方名乗る事にしておいた。
合ってるかは知らない。

「おぉ! 柴犬生だぞ!」
「これは期待できるかもしれねぇ!」
「でもさっきも柴犬生一瞬で飛ばされてたぜ」
「黒髪だよ、イストジパングの人かな?」
「じゃ、あいつがミヤモトか!?」
「ねぇ、ちょっとカッコいいかも」
「さっき飛び降りて来た奴じゃね?」
「列抜かそうとして、止められてた奴だ!」

周りの野次馬たちから、それぞれ好き勝手な声援が飛んでくる。少なくともひとりには列抜かそうとしてた奴で顔を覚えられてしまったか。

「ガンバレー!4秒耐えれたら新記録だ!」
「頼む! お前が2秒耐えてくれないと俺の持ち金が消える!」
「3秒耐えたら英雄だぞ!」

「うるせぇ、応戦してくれよ! お前ら、同級生だろ!」

野次馬たちの俺が勝つ可能性を1ミリも感じていない声援が癪に触るな。

なんだ2秒だの3秒だの4秒だの。
バカにしてんのかこいつらは!

「ファイッ!」

ーーピンッ

揶揄する声援にイラつきながらも否応なしに決闘は勝手にはじまる。
審判によって輝きを失った古銅貨が弾かれ、空中を回転しながら舞う。

腰のホルダーに収まった杖にゆっくりと手をかける。そして深呼吸。

正式な魔術師の決闘では、杖は最初は腰に差しておくか、ホルダーに収めておかなくてはいけないものだ。

最初から杖抜いて持っているのは反則だ。
魔術師の決闘とは、ある種西部劇のガンマンの果たし合いに似ているかもしれない。

ーーヒュンヒュンヒュンヒュン

五感を研ぎ澄ませてひたすらに集中する。
空中を舞うコインの風切り音すら明確に聞こえてくるほどに。

もはや周り野次馬たちの声援など何も聞こえない。

余計な情報全てをシャットダウンして、古銅貨の地面に落ちるその時を待つ。

ーーヒュンヒュンヒュンヒュン

ーーヒュンヒュンッカッ

「≪ーー」
「ッ!」
来た、≪喪神そうしん≫!

ーーハグルッ

こちらの杖先から不可視の「現象」が飛び出し狙い違わず先輩に飛んでいくーー直撃。

俺は極小時間の決闘での初撃の奪い合いを制した。
連射性、威力、魔力効率の面でラビッテの杖は『哀れなる呪恐猿ReBorN」よりだいぶ劣る。
だが、あらかじめ暗唱した状態の初撃だけを考えれば、決闘用にならまぁまぁ使えないことないようだ。

「おわぁ!?」

シュガーレス先輩の身体が魔法陣の円周を通り越して、芝生まで吹っ飛んでいく。

俺の≪喪神そうしん≫にはあれほどまで魔法の対象者を吹き飛ばす効果はないはずなので、
やはり俺の魔法本来の気絶こうかでさえも単純衝撃波に変換されたようだ。

抜き打ちした白いラビッテの杖を、ペン回しの要領でガンプレイっぽく回す。
数秒くるくる、と杖を回転させたら勢いそのままに革製杖ホルダーに杖を収める。

滑らかな動きで指で銃を作り、倒れ伏すシュガーレスを指差す。

そんでもって、最後にこう言ってやるのさ。

「遅すぎるぜ?」

ってな。

「うわぁあああ!」
「すげぇぇえ!」
「一撃だぞ!」
「柴犬生やばいなっ!」
「倒したぞ!?」
「速ぇえ!」
「カッケェェェェエエ!」
「カッコ良すぎる!」
「キャー!」
「カッコいいィィ!」
「アーカム様ぁ!」

先ほどまで好き勝手言ってた奴らが発狂する勢いで黄色い声援を送ってくる。手のひら返しもいい所だ。

男連中は俺の手の形を真似て大興奮して騒ぎまくり、女子からは熱烈な視線を送られる。

結構照れるけど素晴らしい気分だ。
内心はカッコよく決まったことに踊り狂って喜びながらも、外面にはそんなことおくびにも出さずに澄まし顔で通していく。これぞスマートさ。

「いやぁ君、アルドレアくんだったか? すごいな!」

審判をしていた青コートの青年が笑顔で話しかけてくる。

「へへ、ありがとうございます」

握手をしながらにこやかに返す。

「アーカム・アルドレア君、素晴らしい早撃ちだった」
「ん、あんたは……」

「クリムゾンヴァンパイア」達がたむろしている一団から、先程オーディションの開催を告げた部長ジェファ・ローズが出てきた。

「ありがとうございます、ローズ先輩」

どうやら俺の早撃ちにかなり驚いてくれてるらしい。
ふふ、いいぞ。すごく楽しい。

「アーカム・アルドレア君、ぜひとも我が決闘サークル『クリムゾーー」

ーースパンッスパンッ

「うぉ! なんだ!?」

決闘に勝って勝利の余韻に浸りながらローズの話を聞いていると、
突如として爆竹を起爆させたような音が中庭中に響きわたった。

「アーカム・アルドレア! あたしと決闘しなさい!」
「俺……?」

おやおや、今度は俺の挑戦者のご登場かい。

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