話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

【完結】努力の怪物が指パッチンを極めたら世界最強に〜スキル【収納】の発動を指パッチンに″限定″したら無限の可能性が待っていた〜

ノベルバユーザー542862

第48話 1分で手懐ける


マリーとジークが互い顔を合わせる。

片方は目を吊り上あげ、片方申し訳なさそうに視線を泳がせる。

話を聞くとどうやら、彼らには面識があるらしいと知った。

厄介なことにキラキラ光るモノが好きだったジークは、美しすぎて、可愛すぎるマリーへ結婚を申し込んで、そのためのパフォーマンスとして、神殿の周りの家々を焼いたとかいう、意味不明な経緯があることが判明した。

このドラゴン、本当に殺したほうがよかったかもしれない。

「よくノコノコ姿を現したわね! ここで成敗するわ!」
「ひぃい! ご主人マスター、助けてほしいんだぞ!」

勘の鋭いマリーは、蒼き竜の正体にたどりつき、腰の剣に手をかけかける。

だが、それは俺が止めさせた。

マリーが一瞬だけ躊躇した隙に、俺はすかさず、ジークの光る髪の毛を鷲掴みにして、マリーに誠意をこめて頭を下げさせる。

ジークはえらく畏まりながら、何度もマリーへ謝った。

「むぅ、マックスがそう言うなら……でも、わたしに謝るだけじゃ全然足りないでしょう? ジークって言うのよね。あなた、本当に街に許してもらいたかったら、慈善活動を頑張りなさい! 罪人の烙印を押されたオーウェンだって、あの日以来、卵とかぶつけられながらも、罪滅ぼしのため頑張ってるんだから!」

「ぅぅ、わかったんだぞ……僕はドラゴンだから誇り高く生きるんだ! 自身の罪は自身で精算する! あの剣豪にできて、僕に出来ないことはないんだ!」

「その意気やよし! いいわ、街のみんなにはわたしから説明してあげるわね!」

1分もたたずに、完全にジークを手なづけ、マリーは満足げに彼の頭を撫でた。

ペットか何かと勘違いしてるようだった。

その後、俺とマリーはジークを護衛という名目で近くに配置しながら、桜の木下で彼女が直前に焼いてきてくれたパンケーキを食べることにした。

ふわふわの触感に、口のなかで広がる香りの爆弾。

鼻から抜けていく旨味に、全身がもっともっとと、次のひと口を求めてやまない。

相変わらずレストランを開ける腕前に、ほっぺたが落ちそうになりながら、紅茶をひと口ふくむ。

ほとんど桜ではなく、マリーを見るという、お花見ならぬ聖女見をしながら腹を膨らませた。

桜を見上げて、感慨深そうにするマリーの横顔を眺めながら、俺は昨日出された課題の答えを、いつ言おうか迷っていた。

俺がマリーに「俺と一緒にいて楽しいか?」と尋ねたのに対して、まさかの″ノーコメント″も返されるという、寝られないほど恐ろしい課題。

「今年もほんとうに桜は綺麗だわ。こんなに美しいのに、ひとつしか木がないのは残念よね」

「そうだね……」

「ん、どうしたの、マックス、そんなに思いつめた顔して?」

心配そうにするマリー。
俺は彼女へ、こたびの課題の答えを告げることした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「面白い!」「面白くなりそう!」
「続きが気になる!「更新してくれ!」

そう思ってくれたら、広告の下にある評価の星「☆☆☆」を「★★★」にしてフィードバックしてほしいです!

ほんとうに大事なポイントです!
評価してもらえると、続きを書くモチベがめっちゃ上がるので最高の応援になります!

「【完結】努力の怪物が指パッチンを極めたら世界最強に〜スキル【収納】の発動を指パッチンに″限定″したら無限の可能性が待っていた〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く