魔界の天使アルトラの国造り奮闘譚
【EX】第166話 遂にやらざるを得なくなったカイベルのあの部分の確認
第166話の完全版です。
ちょっとだけえっちぃ内容ですので、興味のある方のみお読みください。
「リディアお風呂入っちゃって」
「ヤダ、コワイ!」
身体を小さくして風呂で泳ぎたいって言ったあの一件以来、相変わらず我が家の風呂に一人で入ろうとしない。
(第99話参照)
「じゃあ、仕方ない、今日も一緒に入ろうか」
「たまにはカイベルも一緒にどうダ?」
あの場所の確認が済んでないからダメなんだって……
って言えないのがもどかしいな……
どうしても確認するのが億劫、あまり他人の股間なんて見たいもんじゃないしな……いや、もしかしたら生前の自分のかもしれないけど……
うちでタオル使用は不自然だし、仮に使っても万が一見られた時、カイベルの例の部分が人形の股関節むき出しとかだったとして、それをリディアに知られたら、身内から敵が出かねない……
言いふらしたりする子ではないのはわかってるけど、ポロっと口が滑ることは誰にでもあり得る……
このことは、フレアハルトの正体以上に、誰にも知られてはならない。
彼女は、私以外から見たら『地球から異世界転移され、アクアリヴィアで私にスカウトされた、ただの日本人という人間』でなくてはならない。
「一緒に入るのは恥ずかしいんだって」
「いえ、特に恥ずかしいことはないですが」
「あなたはちょっと黙ってようか……」
珍しくカイベルの凡ミス……余計な一言を言われてしまった……
「今恥ずかしくないって言ったゾ?」
「恥ずかしいよね、カイベル」
「ハイ、急に恥ずかしくなりました」
「何デ?」
「トニカク恥ズカシイデス……」
「カイベルは、リディアとは一緒に入ってくれないナ……」
ちょっと落ち込んでしまった……
「なぁ~、アルトラ~、カイベルに何か見られたらいけないところとかあるのカ?」
いつもボケっとしてるのに珍しく鋭いな!
しかも、カイベルでなく私に訊いてくるってことは、阻止していることに気付いてるみたいだし!
くっ! しばらく引き延ばしてきたけど、あまりにも私がカイベルとリディアが一緒にお風呂に入るのを阻止するから、リディアが怪しむ段階まで来ている……
これ以前にも――
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『カイベルも一緒に入らないカ?』
『カイベル~、食器洗いがまだ終わってないよ?』
もう十分ピカピカだけど……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『一緒に入ろうカイベル!』
『カイベル~、庭の花に水やっといて』
もう夜だけど……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『コワイから一緒に入ってくレ! カイベル!』
『カイベル~、明日の用事の相談があるからちょっと来てもらえる?』
『はい』
明日は特段の用事なんか無いけど……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
というように、リディアとカイベルが一緒にお風呂に入る機会が無いようにことごとく阻止してきた。
しかし、もうそろそろ限界に近い。言い訳ももう尽きて来た!
訝しんで直接訊かれてしまったし……
「ううん、そんなことないそんなことない! たまたま私の用事とリディアとお風呂入れない時間が重なっただけよ。明日には用事が無いように調整しておくから」
しまった! こう言ってしまったらもう逃げられないじゃあないか!
遂に今まで延ばし延ばし来ていたあの場所を確認しなければならない時が来てしまったか……
本のままだと他人に見られた時言い訳が思い付かないからマズイと思って人形にモデルチェンジしたら、今度は人形にしてから見られたらマズイところが出てくるとは……
見れば一瞬で解決する問題だし………………明日には一緒に入れるようにするって言っちゃったし、今夜実行するしかないか……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
深夜二時。草木も眠る丑三つ時。
リディアに気付かれぬように、そっと寝室を出て、ダイニング兼客間へ移動。
リディアがちゃんと寝息を立ててることは確認済み!
明かりは、万が一起きてくることを考えて点けられない。
「カイベル、準備良い?」
「はい」
「じゃあ、下着脱いで、ギリギリ見えないところまでたくし上げて」
「はい」
「脚を肩幅くらいまで開いて」
「はい」
光魔法で光源をカイベルの足元に置く。私がちゃんと見れないと確認という行為の意味が無い。
最初は私自身がスカートの中に入ってしまって確認しようかと思ったけど、もしそのタイミングでリディアに起きてこられたら、誤魔化すのに無理がある。
ゴクリッ
何で見られる方より、見る方が緊張しなきゃいけないの!?
見ようとしてるのは動いてしゃべってるとは言え、人形なのに! ただの自動人形なのに!!
それにしても……この子、何でこんな無表情で居られるの? 恥じらい組み込んだ方が良いかしら?
あ、無表情だけど心なしかちょっと恥ずかしそう……に見えなくもない…………暗くてよくわからないし気のせいか。
みなさん、これは決してエロいことしているわけではないですからね! ただの人形のパーツ確認ですから!!!!
あ、こういうのメタ発言って言うんだっけ?
ガタッ
ビクッ
スカートをたくし上げてるカイベルの手をはたき落とし、作った光源をかき消す。
「トイレトイレ~」
バタンッ
「………………」
起きるタイミングが良すぎるっ!!!
今の『ガタッ』はベッドから起きてきた時の音か?
バタンッ
「…………何でこんな夜中に掃除してんダ? しかもこんな真っ暗なところデ」
「ちょ、ちょっと汚れてるところが目について、気になっちゃってね……」
「ふ~ん……おやすミ」
どう考えても辻褄が合わない返答したのに、寝ぼけてるのか眠いからなのか、特に疑問も持たずに部屋へ帰った。
ふぅ……セーフ……!!
では、改めて……たくし上げてもらう。
「あの……」
「なに?」
「お風呂に入る体で、お風呂場で確認すれば良いのでは?」
………………確かにそうね!
それなら確かに、ここでたくし上げさせてるよりはずっと怪しくない!
「じゃあ、お風呂場行こうか」
………………何か、コレ……本当に誘ってるみたいじゃないか!
再び光源を足元に置き、改めてたくし上げてもらう。
いざ、その部分を目視。
……
…………
………………
他人のをこんな間近から凝視したことはないが……正面から見る分には多分普通だ。大丈夫。私が違和感を覚えなければ、この村のみんなも違和感を感じることはないでしょう。
良かったー、じゃあ今後はリディアとお風呂入ってもらっても大丈夫だー、それどころか村のみんなとお風呂入ってもらっても問題無いわー。
終わった終わった、さあ寝ようか。
「お待ちください」
ギクッ
「後ろは確認しなくてよろしいのですか?」
「くっ……現実逃避して、なあなあで終わろうとしてたのに……」
「私はそれでも良いのですが、もし私のパーツがおかしかった場合、バレた時に困るのはアルトラ様なのでは?」
流石私のメイド。よくわかってるじゃない……
…………仕方ない、覚悟を決めるか。
「………………あっち向いてスカート持ち上げて前屈してもらえる? 手は床に付いて」
「はい」
何がとは言わないが、この姿勢なら両方同時に確認できる。
早いとこ終わらせよう、ただ確認するだけの簡単なお仕事だ。
再度言いますが、これは決してエロいことしているわけではないですからね! ただの人形のパーツ確認ですから!!!!
何がとは言わないが、開いてちゃんと確認する。
何がとは言わないが、どちらも見た目上は人間のソレと同じだ、多分。
自分のを後ろから見たことないから正確なところはわからないが、少しぐらい違ってても、個人差くらいのことで済むだろう。
中はどうなってるかわからないが、本人曰く、内臓が無い (ぞう)って言ってたから、多分この中には何も無いんだろう。人形とは言え、流石に指を突っ込んで中まで確認する気にはなれない。それに、見た目が大丈夫なら問題無いから、それをやる必要が無い。
大丈夫! 表面上違和感無ければ、きっと大丈夫だ!
ふぅ……これで後顧の憂いは絶ったな。
これでカイベルに勝手に他人とお風呂入ってもらっても大丈夫だ。
まあ他人のこんなところ凝視する人なんて同性には中々いないだろうし、多分問題無いでしょう。
今度こそ終わった、さあ寝よう。
そうだ、川も出来たし温泉施設でも作ろう!
「下着履いて良いよ」
「はい」
………………
はぁ……
しかし、何で私、オルシンジテンを人形にしちゃったんだろ……
せめてもの救いは、男性型にしなかったことか……男性型だったら確認がより困難だった。なにせ見たことないから形がわからんし……仮に間違ってたとしたらどう直したら良いかもわからない。
最初『執事にしよう』なんて思い付きで考えたけど、メイドにしておいて正解だったわ。
めっちゃくちゃ疲れた……早く寝るか……
あ、まだ憂いがあるな……怪我を負った時に血が出ないとおかしい。
そうすると、身体中に血管作らないといけないの?
まあ、本人曰く、『人工肉もどき』は壊れる可能性は低いって言ってたし、これもしばらくは保留で良いか。
とりあえず、今日はもう寝よう。
そして翌日。
「リディア、お風呂入っちゃって」
「ヤダ! コワイ!」
「じゃあ、私と入りましょうか」
カイベルが率先してリディアを誘う。
「!?」
リディアはそれを聞いてビックリしている。
そしてなぜか凄い早さでこちらに振り向くリディア。
「な、何でそんな驚いた顔でこっちを見るの?」
「今日は本当に何も用事が無いんだナ、と思っテ……」
まあ……昨日、明日は用事が無いようにしておくって約束しちゃったしね。
「き、昨日約束したからね。今日は何も頼むことは無いかな。一緒に入るなら入っちゃって」
「良いんだナ!?」
「い、良いよ……!」
「本当に入るゾ?」
「う、うん」
最初は疑りながらも、笑顔でカイベルとお風呂へ入って行った。
この程度ならR15にしなくて良いですよね?
するべきかな?
ちょっとだけえっちぃ内容ですので、興味のある方のみお読みください。
「リディアお風呂入っちゃって」
「ヤダ、コワイ!」
身体を小さくして風呂で泳ぎたいって言ったあの一件以来、相変わらず我が家の風呂に一人で入ろうとしない。
(第99話参照)
「じゃあ、仕方ない、今日も一緒に入ろうか」
「たまにはカイベルも一緒にどうダ?」
あの場所の確認が済んでないからダメなんだって……
って言えないのがもどかしいな……
どうしても確認するのが億劫、あまり他人の股間なんて見たいもんじゃないしな……いや、もしかしたら生前の自分のかもしれないけど……
うちでタオル使用は不自然だし、仮に使っても万が一見られた時、カイベルの例の部分が人形の股関節むき出しとかだったとして、それをリディアに知られたら、身内から敵が出かねない……
言いふらしたりする子ではないのはわかってるけど、ポロっと口が滑ることは誰にでもあり得る……
このことは、フレアハルトの正体以上に、誰にも知られてはならない。
彼女は、私以外から見たら『地球から異世界転移され、アクアリヴィアで私にスカウトされた、ただの日本人という人間』でなくてはならない。
「一緒に入るのは恥ずかしいんだって」
「いえ、特に恥ずかしいことはないですが」
「あなたはちょっと黙ってようか……」
珍しくカイベルの凡ミス……余計な一言を言われてしまった……
「今恥ずかしくないって言ったゾ?」
「恥ずかしいよね、カイベル」
「ハイ、急に恥ずかしくなりました」
「何デ?」
「トニカク恥ズカシイデス……」
「カイベルは、リディアとは一緒に入ってくれないナ……」
ちょっと落ち込んでしまった……
「なぁ~、アルトラ~、カイベルに何か見られたらいけないところとかあるのカ?」
いつもボケっとしてるのに珍しく鋭いな!
しかも、カイベルでなく私に訊いてくるってことは、阻止していることに気付いてるみたいだし!
くっ! しばらく引き延ばしてきたけど、あまりにも私がカイベルとリディアが一緒にお風呂に入るのを阻止するから、リディアが怪しむ段階まで来ている……
これ以前にも――
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『カイベルも一緒に入らないカ?』
『カイベル~、食器洗いがまだ終わってないよ?』
もう十分ピカピカだけど……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『一緒に入ろうカイベル!』
『カイベル~、庭の花に水やっといて』
もう夜だけど……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
『コワイから一緒に入ってくレ! カイベル!』
『カイベル~、明日の用事の相談があるからちょっと来てもらえる?』
『はい』
明日は特段の用事なんか無いけど……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
というように、リディアとカイベルが一緒にお風呂に入る機会が無いようにことごとく阻止してきた。
しかし、もうそろそろ限界に近い。言い訳ももう尽きて来た!
訝しんで直接訊かれてしまったし……
「ううん、そんなことないそんなことない! たまたま私の用事とリディアとお風呂入れない時間が重なっただけよ。明日には用事が無いように調整しておくから」
しまった! こう言ってしまったらもう逃げられないじゃあないか!
遂に今まで延ばし延ばし来ていたあの場所を確認しなければならない時が来てしまったか……
本のままだと他人に見られた時言い訳が思い付かないからマズイと思って人形にモデルチェンジしたら、今度は人形にしてから見られたらマズイところが出てくるとは……
見れば一瞬で解決する問題だし………………明日には一緒に入れるようにするって言っちゃったし、今夜実行するしかないか……
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
深夜二時。草木も眠る丑三つ時。
リディアに気付かれぬように、そっと寝室を出て、ダイニング兼客間へ移動。
リディアがちゃんと寝息を立ててることは確認済み!
明かりは、万が一起きてくることを考えて点けられない。
「カイベル、準備良い?」
「はい」
「じゃあ、下着脱いで、ギリギリ見えないところまでたくし上げて」
「はい」
「脚を肩幅くらいまで開いて」
「はい」
光魔法で光源をカイベルの足元に置く。私がちゃんと見れないと確認という行為の意味が無い。
最初は私自身がスカートの中に入ってしまって確認しようかと思ったけど、もしそのタイミングでリディアに起きてこられたら、誤魔化すのに無理がある。
ゴクリッ
何で見られる方より、見る方が緊張しなきゃいけないの!?
見ようとしてるのは動いてしゃべってるとは言え、人形なのに! ただの自動人形なのに!!
それにしても……この子、何でこんな無表情で居られるの? 恥じらい組み込んだ方が良いかしら?
あ、無表情だけど心なしかちょっと恥ずかしそう……に見えなくもない…………暗くてよくわからないし気のせいか。
みなさん、これは決してエロいことしているわけではないですからね! ただの人形のパーツ確認ですから!!!!
あ、こういうのメタ発言って言うんだっけ?
ガタッ
ビクッ
スカートをたくし上げてるカイベルの手をはたき落とし、作った光源をかき消す。
「トイレトイレ~」
バタンッ
「………………」
起きるタイミングが良すぎるっ!!!
今の『ガタッ』はベッドから起きてきた時の音か?
バタンッ
「…………何でこんな夜中に掃除してんダ? しかもこんな真っ暗なところデ」
「ちょ、ちょっと汚れてるところが目について、気になっちゃってね……」
「ふ~ん……おやすミ」
どう考えても辻褄が合わない返答したのに、寝ぼけてるのか眠いからなのか、特に疑問も持たずに部屋へ帰った。
ふぅ……セーフ……!!
では、改めて……たくし上げてもらう。
「あの……」
「なに?」
「お風呂に入る体で、お風呂場で確認すれば良いのでは?」
………………確かにそうね!
それなら確かに、ここでたくし上げさせてるよりはずっと怪しくない!
「じゃあ、お風呂場行こうか」
………………何か、コレ……本当に誘ってるみたいじゃないか!
再び光源を足元に置き、改めてたくし上げてもらう。
いざ、その部分を目視。
……
…………
………………
他人のをこんな間近から凝視したことはないが……正面から見る分には多分普通だ。大丈夫。私が違和感を覚えなければ、この村のみんなも違和感を感じることはないでしょう。
良かったー、じゃあ今後はリディアとお風呂入ってもらっても大丈夫だー、それどころか村のみんなとお風呂入ってもらっても問題無いわー。
終わった終わった、さあ寝ようか。
「お待ちください」
ギクッ
「後ろは確認しなくてよろしいのですか?」
「くっ……現実逃避して、なあなあで終わろうとしてたのに……」
「私はそれでも良いのですが、もし私のパーツがおかしかった場合、バレた時に困るのはアルトラ様なのでは?」
流石私のメイド。よくわかってるじゃない……
…………仕方ない、覚悟を決めるか。
「………………あっち向いてスカート持ち上げて前屈してもらえる? 手は床に付いて」
「はい」
何がとは言わないが、この姿勢なら両方同時に確認できる。
早いとこ終わらせよう、ただ確認するだけの簡単なお仕事だ。
再度言いますが、これは決してエロいことしているわけではないですからね! ただの人形のパーツ確認ですから!!!!
何がとは言わないが、開いてちゃんと確認する。
何がとは言わないが、どちらも見た目上は人間のソレと同じだ、多分。
自分のを後ろから見たことないから正確なところはわからないが、少しぐらい違ってても、個人差くらいのことで済むだろう。
中はどうなってるかわからないが、本人曰く、内臓が無い (ぞう)って言ってたから、多分この中には何も無いんだろう。人形とは言え、流石に指を突っ込んで中まで確認する気にはなれない。それに、見た目が大丈夫なら問題無いから、それをやる必要が無い。
大丈夫! 表面上違和感無ければ、きっと大丈夫だ!
ふぅ……これで後顧の憂いは絶ったな。
これでカイベルに勝手に他人とお風呂入ってもらっても大丈夫だ。
まあ他人のこんなところ凝視する人なんて同性には中々いないだろうし、多分問題無いでしょう。
今度こそ終わった、さあ寝よう。
そうだ、川も出来たし温泉施設でも作ろう!
「下着履いて良いよ」
「はい」
………………
はぁ……
しかし、何で私、オルシンジテンを人形にしちゃったんだろ……
せめてもの救いは、男性型にしなかったことか……男性型だったら確認がより困難だった。なにせ見たことないから形がわからんし……仮に間違ってたとしたらどう直したら良いかもわからない。
最初『執事にしよう』なんて思い付きで考えたけど、メイドにしておいて正解だったわ。
めっちゃくちゃ疲れた……早く寝るか……
あ、まだ憂いがあるな……怪我を負った時に血が出ないとおかしい。
そうすると、身体中に血管作らないといけないの?
まあ、本人曰く、『人工肉もどき』は壊れる可能性は低いって言ってたし、これもしばらくは保留で良いか。
とりあえず、今日はもう寝よう。
そして翌日。
「リディア、お風呂入っちゃって」
「ヤダ! コワイ!」
「じゃあ、私と入りましょうか」
カイベルが率先してリディアを誘う。
「!?」
リディアはそれを聞いてビックリしている。
そしてなぜか凄い早さでこちらに振り向くリディア。
「な、何でそんな驚いた顔でこっちを見るの?」
「今日は本当に何も用事が無いんだナ、と思っテ……」
まあ……昨日、明日は用事が無いようにしておくって約束しちゃったしね。
「き、昨日約束したからね。今日は何も頼むことは無いかな。一緒に入るなら入っちゃって」
「良いんだナ!?」
「い、良いよ……!」
「本当に入るゾ?」
「う、うん」
最初は疑りながらも、笑顔でカイベルとお風呂へ入って行った。
この程度ならR15にしなくて良いですよね?
するべきかな?
「ファンタジー」の人気作品
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