魔王に転生したら勇者に殺される運命だった話
15話 亡霊の王
「《デミネーションゲート》」
覚悟を決めるとすぐに僕はゲートを開いた...光魔法は練習でも全然使えなかったけど、、戦場でこそ力が目覚めるとかってよくあるからな!!
「よしっ」
最後に気合いを入れる。マリクルース無しだから窮地で助けてもらうこともできない...僕は勇気を持ってゲートへと一歩踏み出した。
ビクッ その時目の前にポプラが瞬間移動で帰ってきた。本当に心臓に悪い...僕が老人だったら死んでるぞ!!そして今回はさらに僕の心拍数をはね上げることがあった。
「魔王様 このアラン参上させてもらいました。」
膝をつき丁重に挨拶をする。城にポプラが戻ると...治療を終えたアランが待ってたぞ!とばかりにポプラを捕まえここにいたったらしい。いや、最高のタイミングだ!!
「よく来たねアラン じゃああの汚い方のドラゴン頼むね」
「御意」
アランが来てくれて本当に良かった...アランはこのダンジョンの申し子みたいなものだ、、死者に1番強い聖魔法を使えるし、もちろん光魔法も...
僕の光魔法成長のチャンスはなくなったけど...そんなこともうどうでもいい。安全第一だよ!!異世界でも現世でも...まーアイビスの方は僕も手伝わないといけないけど...
「ポプラは危険な所を助けて回って」
これも瞬間移動を使えるポプラにしか頼めないことだ...今はだいたい押してるんだけどね、、
ズシーン 僕がアイビス近づくほど地面の揺れは激しくなっていった。本当バカ力だよ...
全てパルンはかわしているとはいえ...当たったことを考えたら凄い緊張だろうな、、緊張でミスったとしてもおかしくはない...
ほらっ、またあの強烈な一撃が来るよ...
「《デミネーションゲート》」
········ 呆気なさ過ぎてびっくりした...強烈な一撃だからこそどこに攻撃するかは一瞬で分かる。だからパルンも回避できていたのだが、、まさか本当にそれだけだったなんて...
  デミネーションゲートを攻撃先に出現させ、アイビスを体ごと空中に転送...その真下にもゲートを設置、転送先は真上。重力の影響でアイビスはまた下のゲートに入る。アイビスは上下を一生繰り返す...
そのまま一応左右もゲートで囲む...
「《次元監獄》」
なかなか発動出来ない魔法だが...発動すると僕が辞めるか、魔力が尽きるまで対象は転送を繰り返すだけだ...レベル∞の僕だからこそできる魔法だ。絶対に出ることはできない。
あとは...回りをインフェルノで囲んだら僕の勝ちだな。何か圧勝だな...やっぱり攻撃は最強の防御だ、、何も攻撃されなかったもん。
「魔王様 来てたんですね。」
パルンもすぐに近づいてきた。遠くでアランがドラゴンの首を飛ばすのも見えた...
   「《インフェルノ》」
#次元監獄__インフィニティロック__#の回りにパルンに霧を作ってもらい、インフェルノの黒炎で燃やす...ワンパターンだけどこれが最高の必勝策だ。
僕が魔法を解除した瞬間アイビスは黒炎で焼かれた...鎧がメラメラと燃え。命まで届きそうなのにまだ降参をいわない...
アイビスもグレーテルタイプなのか?死ぬような目にあっても降参は絶対に言わない...武士タイプ。
「《着脱》」
そんなこと考えているうちに鎧から何か小さなものが空に向かって飛び出した。
「あ~~、勇者に負けた時もこの姿は見せなかったのにぃ~~!!」
そう言って、ほっぺを精一杯膨らませる小さな生物は、とてもくりっとした大きな目をもち、愛くるしい顔をしていて・・・・一言で言ったら 可愛い 。
でもそれは確かに鎧からでてきた。でも...可愛い。
「《死者達の宴》」
  可愛い生物のお口からその言葉が発せられると...倒れていた幹部や粉々にした魔物達が青白く光り、、復活した...僕らはまた1から戦うことになるのか、先行部隊にもうそんな余裕は残っていない...
「《髑幽髏幽霊》」
ズズズゥゥワ さらに地面やただの空間からもう死んでいるはずの者達が現れる...僕らは完全に囲まれた。まさに絶望。僕とアラン以外はビビりまくっている。顔はすましているが...膝はガクブルだ。
そしてその死者達の軍勢が一気に片膝付き僕らに膝まずいた...すごく不気味だ、、、体は腐っていたり、骨だけだったり、完全な霊体だったりする...それでも一種の礼を感じることができた...
 「僕の負けぇーー、鎧焼くとかひどいよぉ!!」
ほっぺを膨らましてプンプン怒っている可愛い生物はアイビスだ。元四天王の亡霊の王。
「私も初めて知りました...口調も全然違うし。」
パルンも初めてとか...勇者にも壊されなかったと言っていたしな、、、絶対こっちの方が良いのにな...
その時 ピカァーン 強い光が起こり...あの美しいドラゴンが...裸の少女の姿に変わった。純白の肌に、小さくガラス細工のような肩...まだまだ幼い手足に胸...触れば壊れそうな腰。あのドラゴンを連想できるのはほのかにピンク色の髪の毛だけだった...
  少女は完全に気を失っている。僕はそっと僕のマントを少女にかけてあげた...
この子は誰なんだ・・・・
覚悟を決めるとすぐに僕はゲートを開いた...光魔法は練習でも全然使えなかったけど、、戦場でこそ力が目覚めるとかってよくあるからな!!
「よしっ」
最後に気合いを入れる。マリクルース無しだから窮地で助けてもらうこともできない...僕は勇気を持ってゲートへと一歩踏み出した。
ビクッ その時目の前にポプラが瞬間移動で帰ってきた。本当に心臓に悪い...僕が老人だったら死んでるぞ!!そして今回はさらに僕の心拍数をはね上げることがあった。
「魔王様 このアラン参上させてもらいました。」
膝をつき丁重に挨拶をする。城にポプラが戻ると...治療を終えたアランが待ってたぞ!とばかりにポプラを捕まえここにいたったらしい。いや、最高のタイミングだ!!
「よく来たねアラン じゃああの汚い方のドラゴン頼むね」
「御意」
アランが来てくれて本当に良かった...アランはこのダンジョンの申し子みたいなものだ、、死者に1番強い聖魔法を使えるし、もちろん光魔法も...
僕の光魔法成長のチャンスはなくなったけど...そんなこともうどうでもいい。安全第一だよ!!異世界でも現世でも...まーアイビスの方は僕も手伝わないといけないけど...
「ポプラは危険な所を助けて回って」
これも瞬間移動を使えるポプラにしか頼めないことだ...今はだいたい押してるんだけどね、、
ズシーン 僕がアイビス近づくほど地面の揺れは激しくなっていった。本当バカ力だよ...
全てパルンはかわしているとはいえ...当たったことを考えたら凄い緊張だろうな、、緊張でミスったとしてもおかしくはない...
ほらっ、またあの強烈な一撃が来るよ...
「《デミネーションゲート》」
········ 呆気なさ過ぎてびっくりした...強烈な一撃だからこそどこに攻撃するかは一瞬で分かる。だからパルンも回避できていたのだが、、まさか本当にそれだけだったなんて...
  デミネーションゲートを攻撃先に出現させ、アイビスを体ごと空中に転送...その真下にもゲートを設置、転送先は真上。重力の影響でアイビスはまた下のゲートに入る。アイビスは上下を一生繰り返す...
そのまま一応左右もゲートで囲む...
「《次元監獄》」
なかなか発動出来ない魔法だが...発動すると僕が辞めるか、魔力が尽きるまで対象は転送を繰り返すだけだ...レベル∞の僕だからこそできる魔法だ。絶対に出ることはできない。
あとは...回りをインフェルノで囲んだら僕の勝ちだな。何か圧勝だな...やっぱり攻撃は最強の防御だ、、何も攻撃されなかったもん。
「魔王様 来てたんですね。」
パルンもすぐに近づいてきた。遠くでアランがドラゴンの首を飛ばすのも見えた...
   「《インフェルノ》」
#次元監獄__インフィニティロック__#の回りにパルンに霧を作ってもらい、インフェルノの黒炎で燃やす...ワンパターンだけどこれが最高の必勝策だ。
僕が魔法を解除した瞬間アイビスは黒炎で焼かれた...鎧がメラメラと燃え。命まで届きそうなのにまだ降参をいわない...
アイビスもグレーテルタイプなのか?死ぬような目にあっても降参は絶対に言わない...武士タイプ。
「《着脱》」
そんなこと考えているうちに鎧から何か小さなものが空に向かって飛び出した。
「あ~~、勇者に負けた時もこの姿は見せなかったのにぃ~~!!」
そう言って、ほっぺを精一杯膨らませる小さな生物は、とてもくりっとした大きな目をもち、愛くるしい顔をしていて・・・・一言で言ったら 可愛い 。
でもそれは確かに鎧からでてきた。でも...可愛い。
「《死者達の宴》」
  可愛い生物のお口からその言葉が発せられると...倒れていた幹部や粉々にした魔物達が青白く光り、、復活した...僕らはまた1から戦うことになるのか、先行部隊にもうそんな余裕は残っていない...
「《髑幽髏幽霊》」
ズズズゥゥワ さらに地面やただの空間からもう死んでいるはずの者達が現れる...僕らは完全に囲まれた。まさに絶望。僕とアラン以外はビビりまくっている。顔はすましているが...膝はガクブルだ。
そしてその死者達の軍勢が一気に片膝付き僕らに膝まずいた...すごく不気味だ、、、体は腐っていたり、骨だけだったり、完全な霊体だったりする...それでも一種の礼を感じることができた...
 「僕の負けぇーー、鎧焼くとかひどいよぉ!!」
ほっぺを膨らましてプンプン怒っている可愛い生物はアイビスだ。元四天王の亡霊の王。
「私も初めて知りました...口調も全然違うし。」
パルンも初めてとか...勇者にも壊されなかったと言っていたしな、、、絶対こっちの方が良いのにな...
その時 ピカァーン 強い光が起こり...あの美しいドラゴンが...裸の少女の姿に変わった。純白の肌に、小さくガラス細工のような肩...まだまだ幼い手足に胸...触れば壊れそうな腰。あのドラゴンを連想できるのはほのかにピンク色の髪の毛だけだった...
  少女は完全に気を失っている。僕はそっと僕のマントを少女にかけてあげた...
この子は誰なんだ・・・・
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