魔王に転生したら勇者に殺される運命だった話
11話 マルワール
僕が思うと同時に
ピコンッ 半透明な黒いウィンドウ画面が現れた。
マルワールとは世界に4人だけいる魔神の1人であり、唯一どのような経緯で魔神になったのか謎な存在であります。
えっ?これだけなの...マルワールについてはこれだけしか載っていなかった。
それよりも神じゃなかって魔神?確かに勝手に神だと思ってただけだけど...
騙された感じが半端じゃなかった。そりゃーないよ!なんか魔神って悪そうだもん。魔神ってなに??
ピコンッ黒いウィンドウ画面が更新される。
魔神とは、神と同等の力を持った悪魔または闇に準ずる者が覚醒することでなるものです。
よくわからないけど...めっちゃ強くて悪い者がなれるってことかな?どちらにしろ僕にはどうしようもないし、、調べても無駄な気がした。
でも悪魔って何なのかな?アリス先生が堕天使だったから悪魔と天使もいるとは思ってたけど。魔族とも魔物とも違うっぽいし...
 ピコンッ また更新される
悪魔と天使はこことは違う次元に住む生物です。どちらも宗教的な価値が高く現在では神と天使の信仰が主流とされていいます。
どちらの宗教でも悪魔・天使をこの世界に召喚できるものを教祖と崇めていましたが、現在では大司教『ビン・クルゾーン』が唯一天使を召喚できる者となっています。
ふーん、召喚ね!これはおもしろい...城に戻ったら研究するのもありかもな、、もしかしたら元の世界に戻れるかもしれないし...
それに1つおもしろいことも思い付いた...戻ったらすぐにアリス先生に相談してみようかな。
それから一応召喚魔法についても調べてみたが、、そんな魔法は存在しなかった。
オカルトみたいな儀式はいっぱい出てきたけど...それは多分嘘だと思う。一応試すけど...
「ケント俺はもういいぞ」
気づいたら結構な時間がたっていた。でももーちょっと見たいけどな...
(私が全て覚えたので大丈夫です。)
頭に突然マリクルースの声...ちょっとびっくりする。
(私のスキルです。一方通行ですけど...)
 あっ確か『念話』とかいうスキル持ってたな、、あれって一方通行だったんだ...
(簡単に取れるスキルなので後で教えますね)
いや...一方通行なのにめっちゃ僕の考え読めてるじゃん、、ヤバいな。この時間で全部の情報を覚えたのもヤバいけど、、、『叡知』と『速読』のお陰かな?とにかく凄すぎる...
「僕ももう済んだし出ようか。」
◇
外に出るともう夜だったが、太陽と同じで月も2つあるので異世界の夜は明るい。そして小さな星達も力強く輝いている、、
「・・・・・」
僕達は無言でそれぞれ空を見上げながら歩いた...空だけは僕の城から見る景色と何も変わらない。
魔物も人間も同じ空を見上げ色々なことを考える...感想はそれぞれ!人間同士でも...魔物同士でも、、、
でも同じ考えの者も絶対にいる。魔物とか人間とか関係なしに...そこにあるのは個性だけだ。
感想を分かち合い仲良くするなんてよゆーなはずなのに...
「アポロ...頑張ろうな、」
「うん、頑張ろう...」
頑張ろう、、人によっては無責任な言葉に聞こえるかもしれないが、僕はこれで十分だと思った...
それほどまでにやらなければならないことが多すぎた。
「まずは強くなって下さいよ!弱かったら何もできませんよ」
「任せろ!!」
「2年間本気でがんばるよ」
ま~、僕の強さはアポロ次第なところあるけどね...技術面はまだまだ改善できるけど、、基礎ステータスは完全にアポロ任せだ...魔力が少なすぎてできないことが多すぎる...
魔王って本当に損な役割だよ!!無条件で人間に命狙われるし...レベルは勇者の半分、、本当普通にやってたらすぐ死んじゃうじゃん。
僕のやり方は絶対にあってると思う、、低いレベルの時の戦い方も勉強できるし。そもそも魔王だってばれない可能性もある。ばらしても殺されないが理想だけどね!!
「じゃあ2年後に冒険者ギルドで会おうよ!」
まさかのアポロからこの話が出た。なんかいい出しにくかったから...めっちゃ助かった。
「俺今回気絶してただけだし...絶対勇者らしくなるから...俺の成長にびびんなよ!!」
本当に強くなるかもな...だって勇者だもんな。
「でも聖剣はできるだけ使うなよ!一瞬で勇者ってばれるから。僕ももっと強くなるから期待しといてね。」
「うん、またね」
それだけ言うとアポロは僕達に背を向けた...もっと色々しゃべりたかったと思うが、どうせ別れなければならないのに...これ以上はつらくなるだけだと分かっていた。男の別れは再開の約束だけで十分だ!!
「ケント 私達もあっち行きたい!」
そういって指差すのはアポロが歩いて行った方向...まだアポロが見えてるのにそれはないぜ!!何がまずいって?いや...ダメでしょ。
「《デミネーションゲート》」
魔王城においていた『ダークアイ』の視点を使い僕は魔王城へ戻った。本当は森で使いたかったけど...誰も見てなかったからよしとした。
うーん、久々だなぁ...外見だけお城で中はただの皆が想像するような家そのものだったが、異世界で僕が帰るべき場所はやっぱりここだった。
「魔王様 お帰りなさいませ。」
そういって片膝を着いたのは勇者アランだ。他にも知らない者が2人アランの後ろで膝をついている。
一人は見るからに整った顔の長髪の美男子。女と言われてもわからないぐらいだ...もう一人は多分獣人?だと思う。3mはあるだろう身長と大きくしなやかな筋肉、顔は多分狼?尻尾だけはモフモフしていて気持ちよさそうだ....
「魔王様元四天王の2人です。」
あっアランが倒してきた感じね...てか二人もか、、、さすがクソ早い。もー1人はどーなってるのかな?
「ちーす 暗殺とかだったら任して下さいね。1対1も割りと行けまーす。」
まず美男子の方が挨拶する。もーちょっと真面目な感じと思ってたけど...めっちゃのり軽そう。暗殺者ってなんかクールなイメージだったのに...
「よろしくお願いします。新しく配下とならせてもらいました...もしよろしければ魔王様の実力を見せてもらっても良いでしょうか?」
次は獣人の方、顔はワイルドなのに物腰と口調はめっちゃ柔らかい...でもどこか譲れないところみたいな、、そんな心の持ちようが伝わってくる。絶対に僕の実力を見るつもりだ...
「グレーテル 控えろ!」
静かだがよくとおる声でアランがすぐに止める。マリクルースもめっちゃ睨んでる。
「いいよ やろうか グレーテルっていうんだね... よろしく」
本当はやりたくないけど...戦うだけで配下との衝突を避け信頼を得られるんだったらやらない訳がないよね?それに今はレベル制限も魔法制限もない...
  「暗殺者の方もやりたいんだったらいいよ?」
「あっ、俺は遠慮しときます。俺ジャックっていいます。ジャック・プルーノ。」
「ジャクよろしくね」
よかった。グレーテルの気持ちもわかるけど...全部そんな感じだったらちょっと面倒いもん。それだったら僕が全部倒しに行かなければならなくなる。
「《デミネーションゲート》」
僕達は訓練所へと向かう...
「アリス先生久しぶりです。ちょっと戦うことなったんでよろしくです。」
アリス先生はやっぱり可愛い。久々にあったのに...相変わらず天使だ。まー、実際堕天使だけど。堕天使でも天使だ。
「あら、久しぶり。じゃあ審判しちゃいますね。死ぬ前に止めるのでよろしくね ️」
死ぬ前って...とにかく僕とグレーテルは訓練所の開けた場所に立った。観客もいつのまにか何人もいる。これはいよいよ不様なところは見せれない...
「じゃあスタート」
アリス先生の合図でどちらも臨戦体制に入る。でも僕は聞き逃さなかった...アリス先生が僕にだけ聞こえる声で言ったのを...
(ケント、次元魔法と防御は禁止だからね)
まさかの縛りプレイ??そんなの聞いてないよ...
まーー守るしかないんだけど・・・・・
ピコンッ 半透明な黒いウィンドウ画面が現れた。
マルワールとは世界に4人だけいる魔神の1人であり、唯一どのような経緯で魔神になったのか謎な存在であります。
えっ?これだけなの...マルワールについてはこれだけしか載っていなかった。
それよりも神じゃなかって魔神?確かに勝手に神だと思ってただけだけど...
騙された感じが半端じゃなかった。そりゃーないよ!なんか魔神って悪そうだもん。魔神ってなに??
ピコンッ黒いウィンドウ画面が更新される。
魔神とは、神と同等の力を持った悪魔または闇に準ずる者が覚醒することでなるものです。
よくわからないけど...めっちゃ強くて悪い者がなれるってことかな?どちらにしろ僕にはどうしようもないし、、調べても無駄な気がした。
でも悪魔って何なのかな?アリス先生が堕天使だったから悪魔と天使もいるとは思ってたけど。魔族とも魔物とも違うっぽいし...
 ピコンッ また更新される
悪魔と天使はこことは違う次元に住む生物です。どちらも宗教的な価値が高く現在では神と天使の信仰が主流とされていいます。
どちらの宗教でも悪魔・天使をこの世界に召喚できるものを教祖と崇めていましたが、現在では大司教『ビン・クルゾーン』が唯一天使を召喚できる者となっています。
ふーん、召喚ね!これはおもしろい...城に戻ったら研究するのもありかもな、、もしかしたら元の世界に戻れるかもしれないし...
それに1つおもしろいことも思い付いた...戻ったらすぐにアリス先生に相談してみようかな。
それから一応召喚魔法についても調べてみたが、、そんな魔法は存在しなかった。
オカルトみたいな儀式はいっぱい出てきたけど...それは多分嘘だと思う。一応試すけど...
「ケント俺はもういいぞ」
気づいたら結構な時間がたっていた。でももーちょっと見たいけどな...
(私が全て覚えたので大丈夫です。)
頭に突然マリクルースの声...ちょっとびっくりする。
(私のスキルです。一方通行ですけど...)
 あっ確か『念話』とかいうスキル持ってたな、、あれって一方通行だったんだ...
(簡単に取れるスキルなので後で教えますね)
いや...一方通行なのにめっちゃ僕の考え読めてるじゃん、、ヤバいな。この時間で全部の情報を覚えたのもヤバいけど、、、『叡知』と『速読』のお陰かな?とにかく凄すぎる...
「僕ももう済んだし出ようか。」
◇
外に出るともう夜だったが、太陽と同じで月も2つあるので異世界の夜は明るい。そして小さな星達も力強く輝いている、、
「・・・・・」
僕達は無言でそれぞれ空を見上げながら歩いた...空だけは僕の城から見る景色と何も変わらない。
魔物も人間も同じ空を見上げ色々なことを考える...感想はそれぞれ!人間同士でも...魔物同士でも、、、
でも同じ考えの者も絶対にいる。魔物とか人間とか関係なしに...そこにあるのは個性だけだ。
感想を分かち合い仲良くするなんてよゆーなはずなのに...
「アポロ...頑張ろうな、」
「うん、頑張ろう...」
頑張ろう、、人によっては無責任な言葉に聞こえるかもしれないが、僕はこれで十分だと思った...
それほどまでにやらなければならないことが多すぎた。
「まずは強くなって下さいよ!弱かったら何もできませんよ」
「任せろ!!」
「2年間本気でがんばるよ」
ま~、僕の強さはアポロ次第なところあるけどね...技術面はまだまだ改善できるけど、、基礎ステータスは完全にアポロ任せだ...魔力が少なすぎてできないことが多すぎる...
魔王って本当に損な役割だよ!!無条件で人間に命狙われるし...レベルは勇者の半分、、本当普通にやってたらすぐ死んじゃうじゃん。
僕のやり方は絶対にあってると思う、、低いレベルの時の戦い方も勉強できるし。そもそも魔王だってばれない可能性もある。ばらしても殺されないが理想だけどね!!
「じゃあ2年後に冒険者ギルドで会おうよ!」
まさかのアポロからこの話が出た。なんかいい出しにくかったから...めっちゃ助かった。
「俺今回気絶してただけだし...絶対勇者らしくなるから...俺の成長にびびんなよ!!」
本当に強くなるかもな...だって勇者だもんな。
「でも聖剣はできるだけ使うなよ!一瞬で勇者ってばれるから。僕ももっと強くなるから期待しといてね。」
「うん、またね」
それだけ言うとアポロは僕達に背を向けた...もっと色々しゃべりたかったと思うが、どうせ別れなければならないのに...これ以上はつらくなるだけだと分かっていた。男の別れは再開の約束だけで十分だ!!
「ケント 私達もあっち行きたい!」
そういって指差すのはアポロが歩いて行った方向...まだアポロが見えてるのにそれはないぜ!!何がまずいって?いや...ダメでしょ。
「《デミネーションゲート》」
魔王城においていた『ダークアイ』の視点を使い僕は魔王城へ戻った。本当は森で使いたかったけど...誰も見てなかったからよしとした。
うーん、久々だなぁ...外見だけお城で中はただの皆が想像するような家そのものだったが、異世界で僕が帰るべき場所はやっぱりここだった。
「魔王様 お帰りなさいませ。」
そういって片膝を着いたのは勇者アランだ。他にも知らない者が2人アランの後ろで膝をついている。
一人は見るからに整った顔の長髪の美男子。女と言われてもわからないぐらいだ...もう一人は多分獣人?だと思う。3mはあるだろう身長と大きくしなやかな筋肉、顔は多分狼?尻尾だけはモフモフしていて気持ちよさそうだ....
「魔王様元四天王の2人です。」
あっアランが倒してきた感じね...てか二人もか、、、さすがクソ早い。もー1人はどーなってるのかな?
「ちーす 暗殺とかだったら任して下さいね。1対1も割りと行けまーす。」
まず美男子の方が挨拶する。もーちょっと真面目な感じと思ってたけど...めっちゃのり軽そう。暗殺者ってなんかクールなイメージだったのに...
「よろしくお願いします。新しく配下とならせてもらいました...もしよろしければ魔王様の実力を見せてもらっても良いでしょうか?」
次は獣人の方、顔はワイルドなのに物腰と口調はめっちゃ柔らかい...でもどこか譲れないところみたいな、、そんな心の持ちようが伝わってくる。絶対に僕の実力を見るつもりだ...
「グレーテル 控えろ!」
静かだがよくとおる声でアランがすぐに止める。マリクルースもめっちゃ睨んでる。
「いいよ やろうか グレーテルっていうんだね... よろしく」
本当はやりたくないけど...戦うだけで配下との衝突を避け信頼を得られるんだったらやらない訳がないよね?それに今はレベル制限も魔法制限もない...
  「暗殺者の方もやりたいんだったらいいよ?」
「あっ、俺は遠慮しときます。俺ジャックっていいます。ジャック・プルーノ。」
「ジャクよろしくね」
よかった。グレーテルの気持ちもわかるけど...全部そんな感じだったらちょっと面倒いもん。それだったら僕が全部倒しに行かなければならなくなる。
「《デミネーションゲート》」
僕達は訓練所へと向かう...
「アリス先生久しぶりです。ちょっと戦うことなったんでよろしくです。」
アリス先生はやっぱり可愛い。久々にあったのに...相変わらず天使だ。まー、実際堕天使だけど。堕天使でも天使だ。
「あら、久しぶり。じゃあ審判しちゃいますね。死ぬ前に止めるのでよろしくね ️」
死ぬ前って...とにかく僕とグレーテルは訓練所の開けた場所に立った。観客もいつのまにか何人もいる。これはいよいよ不様なところは見せれない...
「じゃあスタート」
アリス先生の合図でどちらも臨戦体制に入る。でも僕は聞き逃さなかった...アリス先生が僕にだけ聞こえる声で言ったのを...
(ケント、次元魔法と防御は禁止だからね)
まさかの縛りプレイ??そんなの聞いてないよ...
まーー守るしかないんだけど・・・・・
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