料理

令和3年8月12日
『料理』
私は、料理の世界選手権に、出ることになった。
今日は、日本代表の全体練習だ。
どうやら、肉じゃがを作っているらしい。
隣で作っているのは、主婦で一人の、子供を連れてきていた私の親友だ。
私は、どうにか作り上げたが、先生が、味見もしてくれない。
先生は、私以外全員味見をして周った。
すると、隣にいた友人が、言った。
「あなたは、遅くて下手よね。」
私は、悔しくて、到底主婦には、かなわないじゃない、と思った。
練習が、終わると、友人は、子供に言っていた。
私を差し、「私が、独身の頃は、お互い彼氏がいない時には、クリスマスの時、ずっと遊んでいたぐらい仲が良かったのよ。」
私は、その言葉を聞いてなんだかほっこりした。
私は、料理は、下手だが、その代わりに、味には、うるさいらしく、先生に言った。
「たとえば、ガーナだったら、チョコを隠し味に、してくる等、国民性を、出して来ると思います。日本は、だしを、隠し味に、してみれば…。」
先生は、「そうねぇ。」と言って、分かってくれたようだった。
私はそこで目を覚ました。

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