毎日見る夢

ナカムラ

別の家族

令和3年7月18日
『別の家族』
私は4人と囲んで話していた。
お母さんらしき人、お父さんらしき人、お兄さんらしき人、それと妹らしき私である。
しかし、本当の家族ではない。
私には、本当の家族がいた。
囲んで話している3人は、お父さんらしき人を先頭に楽しそうに話している。
「今日は何を食べようか。」などと話している。
ただ、私は、深刻な話がしたかった。
私は、むせび泣きながら訴えるように言った。
「私の本当の家族は、いいよ。楽しく話してれば。でも、こっちの家族は、違う家族なんだから、深刻な話もしないと!」
皆は、ぽかんとした顔で私を見ている。
そこに、ボサボサした髪を肩より少し伸ばした恰幅のいい黄色のコートを来た女性が、私達に何かを尋ねてきた。
なんと、その女は包丁を持っているではないか!
その女は、いつの間にか消えていた。
そう言えば、お兄さんらしき人がいない。
もしかして、さっきの女に刺されたのでは、ないか。
私達は、焦りながら、そこらじゅうを探した。
やっと、私達は道端でお兄さんらしき人を見つけた。
本人は泥だらけの顔をしているが、にこにこと
こちらに話しかけている。
私達は水色の金網のある屋上で話している。
もう、とっくに夜になっている。
私達は、もう皆、笑顔だ。
「今日は、何を食べようか。」
私は笑顔で皆に言った。
私はそこで目を覚ました。

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