異世界マゼマゼ奮闘記
神への正式就任
「体を浮かせますのでちょっとじっとしていて下さい」
ここは神の城。
やっと書類仕事も一段落つき、神、ガリャクシールとの面会ができるようになった。
ガリャクシールは、一度眷属に会いたいと、城から出ることを決断した。
汲広は浮遊魔法の一種でガリャクシールの体を軽くしてからお姫様抱っこで城の外へ歩き始めるのであった。
「おぉ。ガリャクシール様だ」
「ガリャクシール様がお戻りになったぞ!」
あちこちで歓声が起きた。汲広たちは神の執務室がある建物に入っていき、
「あぁ、ガリャクシール様、お久しぶりです」
「ガリャクシール様のお元気なお姿を拝見して嬉しく思います」
あちこちで再会を喜ぶ声をかけられながら進むと、中から走ってこちらに向かってくる秘書、ハフハヒールの姿があった。
「おぉ。ハフハヒールか。積もる話しもあるのだが、新し神の、引き継ぎ式の準備を頼む」
「引き継ぎ式!?ガリャクシール様は引退なさるおつもりですか?」
「我はこのように抱きかかえられないと満足に外に出れぬ程弱っておる。寿命が近い。まだ動けるうちに後世に道を譲るのも我の勤めである」
「御承りました。滞りなく準備を進めさせて頂きます」
ガリャクシールは指示を出したと、その建物の寝室にガリャクシールを運んだ。
「部下が近くにいる場所の方が落ち着くでしょう。部下も安心するでしょう。いろいろな準備ができるまで、こちらでお休み下さい」
汲広とステファニアは準備の手伝いをするのであった。
準備や、眷属への周知に時間がかかり、ガリャクシールを連れて来てから6日後、とうとう引き継ぎ式の日となった。
汲広もステファニアもガリャクシールも正装に着替える。
「何だか緊張しますね」
「まさか自分が神様になるなんて思わなかったよ」
衣装の準備が整い、控え室でガリャクシールは、
「一旦ネックレスを返してもらいますね。ネックレスを授与するのも引き継ぎ式に含まれてますので」
そう言われてネックレスをガリャクシールに預ける。
「ガリャクシール様と、汲広様、ステファニア様の入場です」
3人は開場のルーフバルコニーに出て、大勢の見物人に手を振った。周りは歓声に包まれた。
ひとしきり歓声を浴び、静かになったところで引き継ぎ式が始まる。
まずはガリャクシールによって長い説法が始まる。
それが終われば、汲広とステファニアはガリャクシールの前でひざまずき、
「汝たちはこの宇宙を統治するため、励むことを誓いますか?」
「「誓います」」
「それではこの神の証、ブレスレットを授けます」
そうしてガリャクシールは、汲広とステファニアにブレスレットをかけてくれる。
「ここに新たな神が誕生した!今後は彼らに従い、この広い宇宙を統治するように」
そこで、新たな神を歓迎すべく、歓声が起こった。
「はぁ、終わった」
「何を呆けておる。これからが本番だぞ」
そうである。正式に神に認定されたのだから、これから新たな仕事が待っている。
「そちらの活躍を期待しているぞ」
ガリャクシールは引退したので、神の城ではなく、もう少しほど近い、離宮に居を構えることになる。
次の日から、執務が本格稼働をする。
忙しいなんて言ってられない。
ただただ仕事をするのみ。
こうして汲広とステファニアは神に正式に就任しました。
今後のお話しは、また語る機会があれば。
ひとまずはこのお話しは締めさせていただきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ここは神の城。
やっと書類仕事も一段落つき、神、ガリャクシールとの面会ができるようになった。
ガリャクシールは、一度眷属に会いたいと、城から出ることを決断した。
汲広は浮遊魔法の一種でガリャクシールの体を軽くしてからお姫様抱っこで城の外へ歩き始めるのであった。
「おぉ。ガリャクシール様だ」
「ガリャクシール様がお戻りになったぞ!」
あちこちで歓声が起きた。汲広たちは神の執務室がある建物に入っていき、
「あぁ、ガリャクシール様、お久しぶりです」
「ガリャクシール様のお元気なお姿を拝見して嬉しく思います」
あちこちで再会を喜ぶ声をかけられながら進むと、中から走ってこちらに向かってくる秘書、ハフハヒールの姿があった。
「おぉ。ハフハヒールか。積もる話しもあるのだが、新し神の、引き継ぎ式の準備を頼む」
「引き継ぎ式!?ガリャクシール様は引退なさるおつもりですか?」
「我はこのように抱きかかえられないと満足に外に出れぬ程弱っておる。寿命が近い。まだ動けるうちに後世に道を譲るのも我の勤めである」
「御承りました。滞りなく準備を進めさせて頂きます」
ガリャクシールは指示を出したと、その建物の寝室にガリャクシールを運んだ。
「部下が近くにいる場所の方が落ち着くでしょう。部下も安心するでしょう。いろいろな準備ができるまで、こちらでお休み下さい」
汲広とステファニアは準備の手伝いをするのであった。
準備や、眷属への周知に時間がかかり、ガリャクシールを連れて来てから6日後、とうとう引き継ぎ式の日となった。
汲広もステファニアもガリャクシールも正装に着替える。
「何だか緊張しますね」
「まさか自分が神様になるなんて思わなかったよ」
衣装の準備が整い、控え室でガリャクシールは、
「一旦ネックレスを返してもらいますね。ネックレスを授与するのも引き継ぎ式に含まれてますので」
そう言われてネックレスをガリャクシールに預ける。
「ガリャクシール様と、汲広様、ステファニア様の入場です」
3人は開場のルーフバルコニーに出て、大勢の見物人に手を振った。周りは歓声に包まれた。
ひとしきり歓声を浴び、静かになったところで引き継ぎ式が始まる。
まずはガリャクシールによって長い説法が始まる。
それが終われば、汲広とステファニアはガリャクシールの前でひざまずき、
「汝たちはこの宇宙を統治するため、励むことを誓いますか?」
「「誓います」」
「それではこの神の証、ブレスレットを授けます」
そうしてガリャクシールは、汲広とステファニアにブレスレットをかけてくれる。
「ここに新たな神が誕生した!今後は彼らに従い、この広い宇宙を統治するように」
そこで、新たな神を歓迎すべく、歓声が起こった。
「はぁ、終わった」
「何を呆けておる。これからが本番だぞ」
そうである。正式に神に認定されたのだから、これから新たな仕事が待っている。
「そちらの活躍を期待しているぞ」
ガリャクシールは引退したので、神の城ではなく、もう少しほど近い、離宮に居を構えることになる。
次の日から、執務が本格稼働をする。
忙しいなんて言ってられない。
ただただ仕事をするのみ。
こうして汲広とステファニアは神に正式に就任しました。
今後のお話しは、また語る機会があれば。
ひとまずはこのお話しは締めさせていただきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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