条件付きスキル「スキル吸収」を駆使し、冒険者から成り上がれ
8話 魔法2
授業が終わり、アンシャンテ先生とアスランは今後について話していた。
「アスラン君、明日から魔力を感じるところから始めますよ。それは簡単なのですが、次に魔力を操作するのが難しいので、明日から一緒に頑張りましょうね」
美人の先生に笑顔で言われると、どうしてもアスランは心がはずむのであった。しかし、魔力を感じるのが簡単と言われ、アスランは疑問しかなかった。
「先生、魔力を感じるのがなんで簡単なのですか?」
「アスラン君は固有スキルを使ったことがありますか?」
「もちろんあります」
「この世界は、スキルにもよりますが、自然に現象を伴うスキルには魔力を使います。なので、アデール子爵様よりアスラン君のスキルを聞くと、教えてはくれなかったのですが魔力を使うスキルだと言われましたので」
あ、そうか。アイテムBOXも鑑定も一回使うと魔力を1消費してる。俺は何てバカなんだ。固有スキルを使うと胸のあたりに感じたものが魔力だったんだ。ゲームなどに慣れすぎていると、魔力が消費してるのが当たり前と思っていたから気づかなかったのか。固定概念を無くさないといけないなと考えていると
「ちなみに魔力を感じることができたら、そのエネルギーを体の中に巡らせ、手の平に光るエネルギーを小さくても発動できれば魔力操作の基礎ができたことになるから、また明日頑張りましょうね」
よほど楽しかったからなのか、深々と頭を下げ
「先生有難うございました。また宜しくお願いします」
そして、今日聞いた授業の内容をひたすら考え、夕食の時間以外練習していた。
気づけばまもなく寝る時間になっていた。かれこれ5時間は練習しているのだが、魔力操作が上手くいかない。日本の知識を考えると血管をイメージさせるのだが…。
………。
まてよ、固定観念にとらわれるなって今日考えたばかりなのに。
自然のエレルギーを体に吸収して魔力となる。どうやって吸収しているのだろうか?
酸素のようなものだと考えると…。
う~ん。わからない…。
でも酸素を吐き出す時には魔力は減っていないから…。
う~ん。わからない…。
とりあえずやってみるか。
自然エネルギーを胸に吸収し魔力を感じる。ふと、そのエネルギーを維持するようにイメージすると…そのままエネルギーを維持することができた。後は、動かせれば…。
維持はできたが動かせないか~。
まてよ、点と点をイメージして自然エネルギーを→のように移行、もしくは結ぶイメージをしたらどうだろう。
…………。
あ、できた。
血管の管を通すイメージのように難しく考える必要はなかったんだ。魔力を維持することが大切で、その後自分が一番鮮明に解り易いイメージが大切なんだ。
どんなにイメージしても血管の管なんて鮮明に思い出せないから、イメージが大事ってことが凄く解ったよ。え、血管の管をイメージできない俺がバカだって。う、正論を言われるときついな(笑)
そんなバカな独り言のような会話を楽しみながらも眠りについたのであった。
ちなみに毎日寝る前に、魔力を使い切るまでスキルを使っていたアスランだからこそできた賜物である。通常の人は半年は練習するし、早い人でも3カ月はかかると言われている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ある暇な時のアスランと妹の会話
「アィ」
「どうした、セレスト?」
「にぃに」
「そう、にぃにだよ」
「あぃ。アレ、ナァニ?」
「あれは壁画だよ」
「ヘキア?」
「ヘ・キ・ガだよ。でもまだ難しいよね。でも綺麗だね」
「うん。キレィ」
そんな会話をしていると時間が過ぎ
「セレスト、お昼寝の時間だからゆっくり寝るんだぞ」
「やぁ。にぃにとネユ」
ネユって、セレストは本当に可愛いな~。
「寝るまで一緒にいてあげるから、一緒に寝ようね」
「あぃ」
横でセレストを眠らせながら、普通の2歳児ならこんな感じだよねと考える。
え、てことは、俺って3歳児の途中からゆっくりと喋っていたけれども、内容を理解しながら会話したのはまずかったなぁ~。兄様はあの時5歳だったからわかるけど…。
まぁ、身内だけだから何とかなるか。今後は街に繰り出しての勉強もあるから気をつけないとな。兄様が俺に才能があるっていうわけだ。
そうこうしているとセレストは眠りについていた。
「寝顔も、本当に可愛いなぁ~。来年セレストは宝珠の儀だから、いいスキルが貰えますように」
そんな穏やかな日を過ごすアスランであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふと目が覚めた。
そう言えば、父様はアンシャンテ先生にもスキルを伝えていないとは。有り難いけど何処まで話していいものやら。明日、アンシャンテ先生に失礼だが、鑑定をしてから考えよう。でも魔力操作を見せたらアンシャンテ先生ビックリするだろうな。楽しみだなぁ~。など考えながら再度寝るのであった。
「アスラン君、明日から魔力を感じるところから始めますよ。それは簡単なのですが、次に魔力を操作するのが難しいので、明日から一緒に頑張りましょうね」
美人の先生に笑顔で言われると、どうしてもアスランは心がはずむのであった。しかし、魔力を感じるのが簡単と言われ、アスランは疑問しかなかった。
「先生、魔力を感じるのがなんで簡単なのですか?」
「アスラン君は固有スキルを使ったことがありますか?」
「もちろんあります」
「この世界は、スキルにもよりますが、自然に現象を伴うスキルには魔力を使います。なので、アデール子爵様よりアスラン君のスキルを聞くと、教えてはくれなかったのですが魔力を使うスキルだと言われましたので」
あ、そうか。アイテムBOXも鑑定も一回使うと魔力を1消費してる。俺は何てバカなんだ。固有スキルを使うと胸のあたりに感じたものが魔力だったんだ。ゲームなどに慣れすぎていると、魔力が消費してるのが当たり前と思っていたから気づかなかったのか。固定概念を無くさないといけないなと考えていると
「ちなみに魔力を感じることができたら、そのエネルギーを体の中に巡らせ、手の平に光るエネルギーを小さくても発動できれば魔力操作の基礎ができたことになるから、また明日頑張りましょうね」
よほど楽しかったからなのか、深々と頭を下げ
「先生有難うございました。また宜しくお願いします」
そして、今日聞いた授業の内容をひたすら考え、夕食の時間以外練習していた。
気づけばまもなく寝る時間になっていた。かれこれ5時間は練習しているのだが、魔力操作が上手くいかない。日本の知識を考えると血管をイメージさせるのだが…。
………。
まてよ、固定観念にとらわれるなって今日考えたばかりなのに。
自然のエレルギーを体に吸収して魔力となる。どうやって吸収しているのだろうか?
酸素のようなものだと考えると…。
う~ん。わからない…。
でも酸素を吐き出す時には魔力は減っていないから…。
う~ん。わからない…。
とりあえずやってみるか。
自然エネルギーを胸に吸収し魔力を感じる。ふと、そのエネルギーを維持するようにイメージすると…そのままエネルギーを維持することができた。後は、動かせれば…。
維持はできたが動かせないか~。
まてよ、点と点をイメージして自然エネルギーを→のように移行、もしくは結ぶイメージをしたらどうだろう。
…………。
あ、できた。
血管の管を通すイメージのように難しく考える必要はなかったんだ。魔力を維持することが大切で、その後自分が一番鮮明に解り易いイメージが大切なんだ。
どんなにイメージしても血管の管なんて鮮明に思い出せないから、イメージが大事ってことが凄く解ったよ。え、血管の管をイメージできない俺がバカだって。う、正論を言われるときついな(笑)
そんなバカな独り言のような会話を楽しみながらも眠りについたのであった。
ちなみに毎日寝る前に、魔力を使い切るまでスキルを使っていたアスランだからこそできた賜物である。通常の人は半年は練習するし、早い人でも3カ月はかかると言われている。
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ある暇な時のアスランと妹の会話
「アィ」
「どうした、セレスト?」
「にぃに」
「そう、にぃにだよ」
「あぃ。アレ、ナァニ?」
「あれは壁画だよ」
「ヘキア?」
「ヘ・キ・ガだよ。でもまだ難しいよね。でも綺麗だね」
「うん。キレィ」
そんな会話をしていると時間が過ぎ
「セレスト、お昼寝の時間だからゆっくり寝るんだぞ」
「やぁ。にぃにとネユ」
ネユって、セレストは本当に可愛いな~。
「寝るまで一緒にいてあげるから、一緒に寝ようね」
「あぃ」
横でセレストを眠らせながら、普通の2歳児ならこんな感じだよねと考える。
え、てことは、俺って3歳児の途中からゆっくりと喋っていたけれども、内容を理解しながら会話したのはまずかったなぁ~。兄様はあの時5歳だったからわかるけど…。
まぁ、身内だけだから何とかなるか。今後は街に繰り出しての勉強もあるから気をつけないとな。兄様が俺に才能があるっていうわけだ。
そうこうしているとセレストは眠りについていた。
「寝顔も、本当に可愛いなぁ~。来年セレストは宝珠の儀だから、いいスキルが貰えますように」
そんな穏やかな日を過ごすアスランであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふと目が覚めた。
そう言えば、父様はアンシャンテ先生にもスキルを伝えていないとは。有り難いけど何処まで話していいものやら。明日、アンシャンテ先生に失礼だが、鑑定をしてから考えよう。でも魔力操作を見せたらアンシャンテ先生ビックリするだろうな。楽しみだなぁ~。など考えながら再度寝るのであった。
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