あの瞬間キミに恋した

桜川椿

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「冷たいなぁ・・・仲良くしようよ❤」






ムカっ!!!


なんでそんな性格してんのよ?




「嫌だって言ってるじゃない!!!」


「そうだ。空って呼んでよ❤」


「嫌です!!!お断りします!」


「呼んでくれなきゃキスしちゃうけどいいのかなぁ?」と不適に笑った。




ぞぉぉ~~~鳥肌立っちゃったじゃない!!!


キスなんてされてたまるもんですか!!!




「わかった。わかったから絶対にしないでよね、空!!!」


「は~い❤」と言って空が抱き付いて来た。








は?なんで空に抱きしめられてるの?






そう思った時




「なにしてるんだよ?」と低い声が響き渡った・・・。






この声は・・・櫂斗だ・・・。


ううっ・・・タイミング悪すぎだよ・・・。








「早く離れてよ空!!!」


「わかったって」と言ってやっと離してくれた。


「櫂斗誤解しないでね。コイツが勝手にしたことだから」


「ああわかってる。なぁなんでお前がいるわけ?」と櫂斗は空を睨んだ。


「僕?今日転校して来たんだ。紗羅ちゃんと同じクラスなんだ。よろしくね♪」


「お前が例の転校生なのか・・・。って言うか紗羅に近づくんじゃねぇ!!」


「ふふっ、それはどうかなぁ?じゃあ僕用事あるから行くね~♪」






言うだけ言って、また勝手に去るわけね・・・。






「櫂斗ごめんね・・・アイツ親に頼んで此処に来たみたいなの」


「そっか・・・アイツがやりそうなことだな。紗羅あんまりアイツに近づくなよ」


「うんわかってるよ櫂斗。って言うか話もしたくないから」


「ははっそうか」

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