あの瞬間キミに恋した

桜川椿

86 ☆櫂斗視点☆

「うん分かってる。まだ早過ぎるもんね」




紗羅は俺と結婚しても良いって思っていいのか?


紗羅の言葉を聞いているとそう思った。


「ああそうだな」と笑顔で言った。




そして学校に向かった。


それから時間は経ち、昼休みになった。


昼休みになった途端、クラスの女が話し掛けてきてかなりウザイ・・・。




そう思った時クラスの男が
「お~~~い岡田彼女来てるぞ」と俺を呼んだ。




お?紗羅が来た♪
今日は早いじゃん!!!
俺は急いで紗羅の元に向かった。




「紗羅早かったな♪」と笑顔で言う俺。


「うんあのさ・・・早く行こうよ」と紗羅が急かして来る。


そんなに急がなくてもいいんじゃねぇの?




「紗羅、そんなに急がなくていいだろ?」


「いいから早く!!!」と言いながら俺の腕を引っ張ってくる紗羅。


不覚にもその行為が可愛くて仕方ない。


紗羅も結構頑固な所あるよな。




「わかったって」


そして屋上に着いた。


で、さっきから紗羅の機嫌が悪いのはなんでだろう?




「で、紗羅はなんで怒ってんの?」


「別に怒ってなんかないけど」いや怒ってるだろ?


「嘘つけ!!」




そして紗羅は
「ねぇ櫂斗・・・これからは屋上で待ち合わせしない?」と言ってきた。




は?なんで屋上で待ち合わせすんだよ?




「なんで?」


「櫂斗のクラスに入りづらいし、みんなに見られるから」




そう言うことか!!
紗羅はちょっと気にしすぎなんじゃないか?
俺は全然気にならないのになぁ・・・。




「なんだ!!そんなの気にしなくていいじゃん」


「私は気になるの!!とにかくここで待ち合わせに決定ですから」




おおっ!!
決定しちゃったよ!!!
まっいっか、紗羅可愛いし♪


「はいはい分かりました」と言って紗羅の頭を撫でた。


「あの~~止めてもらえますかね?私子供じゃないですから!」と言う紗羅。ヤダね!止めてなんてやんないよ?




「ははっ。紗羅可愛い♪」


「もう、ふざけてないでお弁当食べるよ!!」










「は~い♪」

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