転生した先は侯爵令嬢だったみたいです!

桜川椿

不穏な予感がしますの・・・。 【1】

わたくしはSクラスに入ることになった・・・。


ユリウスは、この国の王子様なので自動的にSクラスに入ることに・・・。
剣の腕はいいみたい。




わたくしも剣習おうかしら?
自分の身を守れるくらいの剣なら、わたくしでもできそうですし・・・。






この世界に魔法使える人多いけど、そのほとんどは生活魔法を使える程度だ。


あとは特殊能力持ちの人ね・・・。この世界に少しは存在していると言う。


1つは王家。だからユリウスも生まれつきの特殊能力持ちなのだ。


ユリウスが持っている能力は自分の体を強化する強化魔法、瞬間移動とあとは空を飛ぶことができるらしい。




ユリウスがうらやましいわ・・・。
わたくしも瞬間移動と空を飛べる能力・・・あとはヒール回復魔法。けが人とか病気も治せる力、欲しかったわ・・・。


残念ながらわたくしは生活魔法くらいしか使えません。




かつてこの世界には魔物が存在していた・・・。
今から100年前の話だ・・・。
勇者様が魔物を倒して、この世界を救ってくれたと後世に伝えられてきた・・・。




ふと疑問に思う・・・。魔物って完全に倒すことができたのかしら?


もし今魔物が復活したら、この世界の人達はどうなるのかしら?
なぜか魔物の存在が気になって仕方ないのはなぜなのかしら?






でも平和なのが1番よね・・・。






ゾクッ!!




なに?




今なにかいた?




周りを見渡したけれどなにも変化はない・・・。




気のせいかしら?




でもなにか、とてつもないものが襲ってくるような・・・そんな予感がした・・・。






「カレン・・・」




「ん?」




「カレン大丈夫?顔色悪いよ?」




「うん・・・。今なにかの視線を感じたの・・・」




「視線・・・?誰もいないけど・・・」




「そうよね?気のせいかしら・・・?でもなにかが起こるような予感がして・・・ごめんなさい。変なこと言ってますわよねわたくし・・・」




「そんなことない・・・カレンのその嫌な予感が現実に起きないことを祈ろう・・・」




「ええ・・・どうか、いつまでも平和で幸せな日常を過ごせますように・・・」








けれど数日後に、このカレンの嫌な予感は現実になるのだった・・・。

「転生した先は侯爵令嬢だったみたいです!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く