青春クロスロード

Ryosuke

登場人物紹介 その3

☆新登場キャラクター

☆レベッカ・ファーガソン
 2年4組で四葉のクラスメイト。写真部所属。ブロンドで瞳の青いイングリッシュローズ。イギリスから移住して10年、すっかり日本の生活にも慣れたが、日本の英語のテストだけは未だに苦手。
 高校一年時は二郎のクラスメイトで、あるきっかけで仲良くなる。天真爛漫でクラスのマスコット的存在として愛されるキャラクター。現在も二郎とは部室でお茶を飲む間柄。数少ない四葉の友達。


☆二階堂凜(にかいどう・りん)
 ヒロインの一人。生徒会副会長。二郎、一と同じ中学出身で高校でも1学年上の先輩。才色兼備の黒髪ロングヘアーの和風美人。性格は気が強く自分の正義を貫く一本芯の通った精錬潔白が心情の優等生。中学時代のある騒動をきっかけに二郎にゾッコンとなるも、かなりのドSっぷりと二郎への行き過ぎた愛情表現のために、二郎からは本気の気持ちが分からずからかわれていると勘違いされている。根は真面目だが、いたずら好きでちゃめっけもあり、なんだかんだで二郎や一からは愛すべき先輩として思われている。


☆藤堂英治(とうどう・えいじ)
 生徒会会長。学力学年トップかつ超絶のイケ面の完璧超人だが、性格がキツく毒舌家でしかも潔癖症という重い属性持ちのため一般生徒からは若干距離を置かれている。性格は真面目で責任感も強く、付き合ってみると非常に面倒見も良いため教員や生徒会メンバーからの信頼は厚い。一にとっても尊敬する先輩である一方で、英治自身も一のコミュニケーション能力の高さに尊敬の念を抱いている。同じく生徒会会計の佐倉ほのかとは両思いの関係。


☆佐倉ほのか(さくら・ほのか)
 生徒会会計。凜と英治と共に3年生。おっとりした性格で普段が大人しいが、怒ると学年で一番恐ろしいと言う噂があり、誰もほのかの機嫌を悪くさせないように気をつけている。凜の親友で英治とは両思いの関係。凜と二郎の関係を温かく見守っている。


☆宮森巴(みやもりともえ)
 2年3組。生徒会書記。一と共に1年次から生徒会に所属する生真面目少女。規範と規律を何良いも尊び、風紀の乱れを極端に嫌うため一部の生徒からは嫌われている面もあり、本人も陰で気にしている。1年次に同じクラスであり、生徒会でもともに過ごしてきた一に対して、巴自身少なからず特別な思いを秘めていることに気づいていない面がある。


☆工藤剛(くどう・つよし)
 2年1組。サッカー部のエースストライカーで学年トップクラスのイケ面男子。爽やかスポーツ男子で、自分が他の男子よりもモテることをある程度自覚している自信家な面もある。三佳に密かに思いを寄せており、告白のチャンスを狙っている。エリカの小学生時代からの幼馴染みで、親友は同じくサッカー部でクラスメイトの服部拓実がいる。


☆服部拓実(はっとり・たくみ)
 2年1組。剛のクラスメイト。サッカー部所属で剛の親友。エリカとも幼馴染みで両想いの関係。性格は明るく気配りの出来るムードメーカー。
 剛とエリカの頼みに板挟みになる。



山田二郎(やまだ・じろう)
 主人公の一人。2年5組の生徒。基本的にやる気が無く、何事も斜にかまえるあまのじゃく。若干の猫背と死んだ魚のような目を持っている事以外は平凡な男子高校生。ただ放課後になるとやる気を出し、誰に頼まれたわけでも無く校内の見回りをして何かと面倒事に出くわしている。運動神経はそこそこ、学力もそこそこだが英語に関しては幼少時から厳しく教育されていたため、学年トップを一年の頃から維持している。友人の一ノ瀬一とは中学時代からの付き合いで、徘徊癖のある変わり者と思われつつも信頼できる親友としてなぜか気に入られている。
 梅雨の季節は見回りをせずに部活に出ることが増えている。たまに写真部の部室でお茶を飲むのが楽しみ。


一ノ瀬一(いちのせ・はじめ)
 二郎のクラスメイト。生徒会広報で学年一の顔の広さを持つ。どんなときでも優しく、誰にでも好かれる好青年。運動神経も良く、学力もクラス2位。学年3位のオールラウンダー。ポジティブ思考でギャップ萌。姉と妹に普段から女の怖さを叩き込められているのため女子の扱いも慣れておりチャラい面もあるが、意外と圧しに弱く何でも受け入れてしまえる度量の広さが、逆に特定の人との深い付き合いを難しくさせている。
 その一方で自分のスタイルを良くも悪くも貫く変わり者の二郎の理解者であり、中学時代からの数少ない親友。基本的にその場の空気を読み、どんな状況でも場を落ち着かせるピースメーカーだが、それがために自分自身を出せずにいることに人知れず悩み、恋愛に対しては非常に奥手となっている。


馬場三佳(ばば・みか)
 二郎のクラスメイト。陸上部所属で関東大会に出場するほどの実力者。トレードマークはゆらゆら揺れる長く伸びたポニーテール。男女ともに文句のつけようも無い美貌をもち、校内一のアイドル的な人気を誇る。しかしながら本人に自覚はあまり無く、性格は天然の憎めないおバカキャラでそれも人気の要因となっている。高一から告白された経験は数知れずほど。とにかくフランクで男女かまわずフレンドリーに振る舞うので勘違いしたバカな男達が後を絶たない。
 ある男子生徒からのアプローチが三佳の周辺の友人を巻き込み大きな恋愛騒動を巻き起こしていく。その騒動の中で三佳自身も今まで持つことの無かった恋心に気づき変わって行く事になる。


結城四葉(ゆうき・よつば)
 二郎達の隣の2年4組の生徒。帰宅部。ある事がきっかけで二郎と知り合う。学校生活では交友関係を極力少なくしており、普段はマスクとメガネに前髪を下ろした地味っ子スタイルで、ほとんどしゃべらないため存在感もほとんどなく、未だに顔と声を知らないクラスメイトが大半。しかし実際はとても笑顔が似合うしっかり者で人懐っこい一面もある美少女。努力家で学力は1年次から学年5位以内をキープ。
 放課後、毎日教室に残り自習をし、その後夕方からはパン屋のバイトに勤しんでいる。
 

橋本すみれ(はしもと・すみれ)
 二郎クラスメイト。2年5組女子のリーダー的存在。見た目は流行にキッチリ乗れる今時の女子高生で、性格はハキハキとしたしっかり者だが、恋愛に関しては不器用で直情的。自分の気持ちに正直に行動することで周りに気を遣わせることもあるが、基本的には面倒見の良い善人のため友人関係は上手くいっている。三佳、忍、エリカの女子グループのリーダー。
 工藤剛へ片思いしていることを三佳達に打ち明けたことが波乱を巻き起こす。


飯田エリカ(いいだ・えりか)
 二郎のクラスメイト。美術部所属。丸メガネを掛けた文化系ほんわか少女。学級委員をしており男女から共に信頼が厚く一部からは「お母さん」と呼ばれることがある。普段は非常に温和な性格で面倒見が良いが三佳の予想も付かない言動に対してのみ希に人格が変わることがある。
 すみれグループにはクラスの平和を保つために加入し、現状ではクラスの雰囲気に満足している。基本的には前から引っ張るよりも後ろからフォローしてあげるタイプの影のリーダー的存在。学力は優秀でクラストップの校内で2位の才女。テストの度に三佳のために勉強会を開いている。
 すみれと三佳、そして剛の恋愛事情の間を取り持つ難しい立ち立場に追い込まれる。


成田忍(なりた・しのぶ)
 二郎のクラスメイト。バスケ部所属のエース。長身とスタイル抜群の姿とボーイッシュな容貌と振る舞いが校内女子(主に後輩女子)から崇拝されており、熱狂的なファンがいるほどの人気者。性格も竹を割ったようなさっぱりしたタイプで、高校生活はバスケ一本でいくつもりのため女子特有のマウンティングや恋愛などのもめ事には全く興味なし。一年からクラスと部活が同じの二郎に対しては腐れ縁と思いつつもなんとなくほっておけない間柄になっている。すみれの恋愛騒動に一抹の不安を感じている。


五十嵐瞬(いがらし・しゅん)
 2年3組。野球部所属。高飛車で傲慢、気が強く自意識過剰な自己中男。偶然、四葉の素顔を見て一目惚れして強引に告白しようと画策し二郎に阻止される。
 一年次に二郎と同じクラスで二郎を根暗で地味な雑魚だと思っていたが、今は要注意人物として警戒している。


吉田咲(よしだ・さき)
 二郎の小学校時代のクラスメイト。とても恥ずかしがり屋で内気だが、根は真面目な責任感が強い女の子。小学6年の時にクラスの問題にいじめを受けて転校する事になる。二郎の人格形成に大きく影響を与えるきっかけを作った少女で、今もなお二郎の心に強く影響を与えている。



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