じゃあ俺、死霊術《ネクロマンス》で世界の第三勢力になるわ。
12-4
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「いっつ……!」
フランが俺を押し倒している。反射的に体をよじるが、フランに馬乗りされ、肩を押さえつけられて身動きが取れない。
「ふ、フラン……?」
「ねぇ……ねえ!約束、破る気じゃないよね!?」
俺を見下ろすフランの深紅の目は、怪しい光をてらてらと放っている。どうみても正気ではなさそうだ……!
「おちつけっ、フラン……」
「離れる気じゃないよね!?わたしが、呪われた子どもだからって!無理やり産まされた子だからって、見捨てるつもりじゃないよねっ!」
ギリギリギリ……フランの爪が、ガントレット越しに肩に食い込むようだ……っ。ま、まずいぞ。フランはどう見てもまともじゃない。なんとか、誤解を解かなくては……
「だったら……あなたがそのつもりなんだったら。わたし、あなたを……!」
「……っ!フランセスッ!」
もうこれしかない!俺は渾身の力を振り絞って、腕をフランへと伸ばした。フランが反射的に身を引くが、俺は構わず手を伸ばし、フランの両頬を押さえた。
「ひゃっ。え、ちょっと……!」
「聞け、フランセス。お前は、これっぽっちも悪くない。呪われてるだなんて、言うな」
「……でも」
「お前の産まれに、悲しい事件があったのは事実だ。けどそれが、お前のせいなわけない。血は、あくまで繋がりでしかないんだよ」
「……呪いじゃなくて?わたしの中には、あいつの因子が流れてるんだよ」
「月並みな言葉だけどな、お前はお前だろ?俺はお前に流れる血じゃなくて、フランセスって言う人間を見てるんだ」
「わたしを……」
「それにな、俺だって処刑予定だった勇者なんだぜ?フランは俺のこと、そういう風に見てるのか?」
「ち、違うよ」
「だろ?それといっしょだよ。お前は大事な仲間だし、それはこれからも変わらない」
「……」
肩に置かれていた手から、力が抜けていく。こわばっていたフランの輪郭は、ゆっくりと緩んでいった。
「……ほんとう?」
俺は力強くうなずいた。
「もちろん」
フランは小さく息を吐くと、ふにゃりと体を倒して、俺の胸に顔をうずめた。
「……」
「……どうした?不安になっちゃったのか?」
フランは顔を隠したまま、ゆるゆると頭を振った。俺が銀色の髪を撫でると、フランは、俺の心臓の鼓動を確かめるかのように、耳をぎゅうと押し当てた。
「……ねぇ。この際だから、聞いておきたいことがあるんだけど……」
「うん?なんだ?」
「あなたって……わたしのこと、好き?」
「え?うん。好きだぞ」
「……!」
「大事な仲間だって、言ったじゃないか。確かにアンデッドと人間って差はあるけど、俺はみんなの事好きだし、大切に思ってるぞ」
「………………………」
「あいたたたたた。フラン、手。力強いつよい!」
さ、鯖折りになる……フランは俺のこと、嫌いなんだろうか……?
「ッ!」
と思った矢先、突然フランががばっと体を起こした。ど、どうしたんだ……?
「……物音がする」
「え?」
「もしかしたら、宿の主人が起きたのかも……」
「え!」
や、やばい!こんな夜中に風呂を勝手に使ったのもそうだし……冷静になってみてみると、俺は今、裸の女の子と抱き合っている状態なのだ。この状況に対して、良い言い訳が何一つ思い浮かばない。
「ど、どうする!?フランが大声出すからだぞ!」
「だ、だって!」
「いや、今はとにかくずらかろう!部屋まで戻るんだっ!」
俺はわきに寄せておいたフランの服をひっつかむと、そうっと急いで扉を押し開けた(矛盾しているかもしれないが、本当にそうしたんだ)。廊下に出ると、突き当たりの部屋から、ごそごそと物音が聞こえてくる。確か向こうには、宿の主人の部屋があったはずだ……ということは、今にもベッドから起き上がって、扉を開いて出てくるかも……俺とフランは、死ぬ気で足音を殺しながら全力疾走した。とくに素っ裸のフランは、気が気じゃなさそうだ。
「……おや?桜下殿、おもどりですかな。それにフラン嬢もぉっ……!?」
部屋の前までたどり着くと、俺たちを見つけたエラゼムがすっとんきょうな声を出した。
「ど、な、なにがあったのですか……?」
「エラゼム!しー、静かに!今はとにかく、中へ!」
混乱するエラゼムをぐいぐい部屋に押し込み、すぐさま扉を閉める。戸が閉まる瞬間、廊下がパッと明るくなり、ランタンを持ったじいさんの姿が一瞬だけ見えた。ぎ、ぎりぎりセーフか……?俺たちはその後も、息を殺して物音に耳をそばだてていた。廊下をうろうろ歩く、ぎしぎしという音がしている……足音は廊下を一往復すると、だんだん遠ざかっていき、やがて扉がバタンと閉まる音がした。
「……ふぅー。なんとか、バレなかったみたいだな……」
危なかった。もしも風呂場をのぞかれていたら、びしょ濡れの床に気づかれるところだったぜ……
「……その、桜下殿?できれば、状況を教えていただけると幸いなのですが……」
あ、エラゼムのこと忘れていた。エラゼムは律儀に壁を向き、フランの体を見ないようにしている。
「あーっと、風呂場でフランの髪を洗ってたんだ。そしたらじいさんが起きてきちゃってさ。勝手に使ってたもんだから、急いで逃げてきたんだよ」
「さ、さようでございますか。では、フラン嬢は直ちに着替えをしたほうが良いですな、吾輩は外におりますので!」
エラゼムは珍しく早口でまくしたてると、戸をそっと開けてまた廊下に出てしまった。本当に真面目なやつだなぁ。
「あ、じゃあ俺も出てくな。これ、服は置いとくから……」
「うん……ねえ、髪も拭いてよ」
え?フランは伏し目がちに、こちらにちらちら視線を投げかけてくる。確かに慌てて出てきたから、フランの髪も体も濡れたままだ……
「……しょうがないな。わかったよ、おいで」
俺は荷袋からタオルを取り出すと、ベッドの端に腰かけた。フランは俺の股の間にちょこんと収まる。フランの銀の髪から水気を拭きとりながら、その背中に声をかけた。
「なんだよ、今夜はずいぶん甘えん坊なんだな?」
「だ、だって……いや、だった?」
「いいや。前にも言ったっけか?こうして俺に頼ってくれるのは、うれしいよ。いつもは俺が頼ってばっかりだからな。遠慮なんかせずに、これからも俺にできることは言えよ?」
「……うん。わかった」
タオルを押し当てて、髪から水気を吸い取っていく。フランはされるがままに、俺に背中を預けていた。
「……不安、だったの」
「うん?」
「さっきのこと。その、乱暴しちゃって……ごめん」
「いいよ。けど……ショックだったか?」
「うん……うすうす気付いてはいたけど、やっぱりね」
そっか……さすがにな。無理もない、自分の血縁上の父親は、この国の誰もから憎まれる極悪人だったんだから……
それに、誰かに嫌われるかもしれない恐怖。元勇者であり、帽子のうちに閉じ込めた過去がある俺には、その恐ろしさがよく分かった。
「さっきも言ったけど、俺は全然、そんなの気にしないからな。けどフランが気になるんだったら、このことはみんなにナイショにしておくから」
「うん……」
「まあみんな、俺と同じことを言うとは思うけどなぁ」
「うん……ねえ」
フランは首だけ振り向いて、こちらを横目で見た。深紅の瞳が俺を見上げている。
「うん?」
「さっき……」
「さっき?」
「……ううん。やっぱり、なんでもない」
「……?おう。わっ、ちょっと。こら」
背中を倒して、ぐりぐりと頭を押し付けてくるフラン。タオル代わりにされた俺のシャツはびしょびしょになってしまった。なんなんだ、まったく……
翌日、俺はウィルに、珍しいものを見た話を聞いた。
「鼻歌を歌っていたんです」
「エラゼムが?」
「なんでエラゼムさんになるんですか……フランさんですよ」
「へぇー……そりゃ確かに珍しい」
「ですよね。いっつもフランさんは、黙って夜を過ごすことが多いんですけど……昨日だけは、桜下さんのベッドの隣で。なにか、いい事でもあったんですかね?」
いいこと……絶対、昨日のあれだよなぁ。あの後、俺はすぐ寝てしまったが。フランのやつ、そんなことしてたんだ……
「まぁ……鼻歌ぐらい、フランも歌うんじゃないの?」
「そうですけど……ところで、昨日はお二人って、どうしてました?」
「へっ?な、なんで俺も?というか、ウィルはどこ行ってたんだ?」
「私は、王都の様子を見ていたんです。それより……なぁんだ、やっぱり桜下さんだったんですか」
「え?なにが……?」
「私、お二人って、“フランさんとエラゼムさん”って意味で聞いたんですけど。思うにですが、フランさんがご機嫌だった理由って、夜の間に何かあったからなんじゃないかなって。けど、そっかぁ。桜下さんかぁ……」
にたーっと笑うウィル。こ、こいつ……
「お前……カマかけたな」
「うふふふふふ。桜下さんもまだまだですねぇ。それで、どうしたんです?フランさんに何をしたんですか!?」
「あー、もー!うるさいうるさい!」
「あーん、教えてくださいよぉ」
つづく
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読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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フランが俺を押し倒している。反射的に体をよじるが、フランに馬乗りされ、肩を押さえつけられて身動きが取れない。
「ふ、フラン……?」
「ねぇ……ねえ!約束、破る気じゃないよね!?」
俺を見下ろすフランの深紅の目は、怪しい光をてらてらと放っている。どうみても正気ではなさそうだ……!
「おちつけっ、フラン……」
「離れる気じゃないよね!?わたしが、呪われた子どもだからって!無理やり産まされた子だからって、見捨てるつもりじゃないよねっ!」
ギリギリギリ……フランの爪が、ガントレット越しに肩に食い込むようだ……っ。ま、まずいぞ。フランはどう見てもまともじゃない。なんとか、誤解を解かなくては……
「だったら……あなたがそのつもりなんだったら。わたし、あなたを……!」
「……っ!フランセスッ!」
もうこれしかない!俺は渾身の力を振り絞って、腕をフランへと伸ばした。フランが反射的に身を引くが、俺は構わず手を伸ばし、フランの両頬を押さえた。
「ひゃっ。え、ちょっと……!」
「聞け、フランセス。お前は、これっぽっちも悪くない。呪われてるだなんて、言うな」
「……でも」
「お前の産まれに、悲しい事件があったのは事実だ。けどそれが、お前のせいなわけない。血は、あくまで繋がりでしかないんだよ」
「……呪いじゃなくて?わたしの中には、あいつの因子が流れてるんだよ」
「月並みな言葉だけどな、お前はお前だろ?俺はお前に流れる血じゃなくて、フランセスって言う人間を見てるんだ」
「わたしを……」
「それにな、俺だって処刑予定だった勇者なんだぜ?フランは俺のこと、そういう風に見てるのか?」
「ち、違うよ」
「だろ?それといっしょだよ。お前は大事な仲間だし、それはこれからも変わらない」
「……」
肩に置かれていた手から、力が抜けていく。こわばっていたフランの輪郭は、ゆっくりと緩んでいった。
「……ほんとう?」
俺は力強くうなずいた。
「もちろん」
フランは小さく息を吐くと、ふにゃりと体を倒して、俺の胸に顔をうずめた。
「……」
「……どうした?不安になっちゃったのか?」
フランは顔を隠したまま、ゆるゆると頭を振った。俺が銀色の髪を撫でると、フランは、俺の心臓の鼓動を確かめるかのように、耳をぎゅうと押し当てた。
「……ねぇ。この際だから、聞いておきたいことがあるんだけど……」
「うん?なんだ?」
「あなたって……わたしのこと、好き?」
「え?うん。好きだぞ」
「……!」
「大事な仲間だって、言ったじゃないか。確かにアンデッドと人間って差はあるけど、俺はみんなの事好きだし、大切に思ってるぞ」
「………………………」
「あいたたたたた。フラン、手。力強いつよい!」
さ、鯖折りになる……フランは俺のこと、嫌いなんだろうか……?
「ッ!」
と思った矢先、突然フランががばっと体を起こした。ど、どうしたんだ……?
「……物音がする」
「え?」
「もしかしたら、宿の主人が起きたのかも……」
「え!」
や、やばい!こんな夜中に風呂を勝手に使ったのもそうだし……冷静になってみてみると、俺は今、裸の女の子と抱き合っている状態なのだ。この状況に対して、良い言い訳が何一つ思い浮かばない。
「ど、どうする!?フランが大声出すからだぞ!」
「だ、だって!」
「いや、今はとにかくずらかろう!部屋まで戻るんだっ!」
俺はわきに寄せておいたフランの服をひっつかむと、そうっと急いで扉を押し開けた(矛盾しているかもしれないが、本当にそうしたんだ)。廊下に出ると、突き当たりの部屋から、ごそごそと物音が聞こえてくる。確か向こうには、宿の主人の部屋があったはずだ……ということは、今にもベッドから起き上がって、扉を開いて出てくるかも……俺とフランは、死ぬ気で足音を殺しながら全力疾走した。とくに素っ裸のフランは、気が気じゃなさそうだ。
「……おや?桜下殿、おもどりですかな。それにフラン嬢もぉっ……!?」
部屋の前までたどり着くと、俺たちを見つけたエラゼムがすっとんきょうな声を出した。
「ど、な、なにがあったのですか……?」
「エラゼム!しー、静かに!今はとにかく、中へ!」
混乱するエラゼムをぐいぐい部屋に押し込み、すぐさま扉を閉める。戸が閉まる瞬間、廊下がパッと明るくなり、ランタンを持ったじいさんの姿が一瞬だけ見えた。ぎ、ぎりぎりセーフか……?俺たちはその後も、息を殺して物音に耳をそばだてていた。廊下をうろうろ歩く、ぎしぎしという音がしている……足音は廊下を一往復すると、だんだん遠ざかっていき、やがて扉がバタンと閉まる音がした。
「……ふぅー。なんとか、バレなかったみたいだな……」
危なかった。もしも風呂場をのぞかれていたら、びしょ濡れの床に気づかれるところだったぜ……
「……その、桜下殿?できれば、状況を教えていただけると幸いなのですが……」
あ、エラゼムのこと忘れていた。エラゼムは律儀に壁を向き、フランの体を見ないようにしている。
「あーっと、風呂場でフランの髪を洗ってたんだ。そしたらじいさんが起きてきちゃってさ。勝手に使ってたもんだから、急いで逃げてきたんだよ」
「さ、さようでございますか。では、フラン嬢は直ちに着替えをしたほうが良いですな、吾輩は外におりますので!」
エラゼムは珍しく早口でまくしたてると、戸をそっと開けてまた廊下に出てしまった。本当に真面目なやつだなぁ。
「あ、じゃあ俺も出てくな。これ、服は置いとくから……」
「うん……ねえ、髪も拭いてよ」
え?フランは伏し目がちに、こちらにちらちら視線を投げかけてくる。確かに慌てて出てきたから、フランの髪も体も濡れたままだ……
「……しょうがないな。わかったよ、おいで」
俺は荷袋からタオルを取り出すと、ベッドの端に腰かけた。フランは俺の股の間にちょこんと収まる。フランの銀の髪から水気を拭きとりながら、その背中に声をかけた。
「なんだよ、今夜はずいぶん甘えん坊なんだな?」
「だ、だって……いや、だった?」
「いいや。前にも言ったっけか?こうして俺に頼ってくれるのは、うれしいよ。いつもは俺が頼ってばっかりだからな。遠慮なんかせずに、これからも俺にできることは言えよ?」
「……うん。わかった」
タオルを押し当てて、髪から水気を吸い取っていく。フランはされるがままに、俺に背中を預けていた。
「……不安、だったの」
「うん?」
「さっきのこと。その、乱暴しちゃって……ごめん」
「いいよ。けど……ショックだったか?」
「うん……うすうす気付いてはいたけど、やっぱりね」
そっか……さすがにな。無理もない、自分の血縁上の父親は、この国の誰もから憎まれる極悪人だったんだから……
それに、誰かに嫌われるかもしれない恐怖。元勇者であり、帽子のうちに閉じ込めた過去がある俺には、その恐ろしさがよく分かった。
「さっきも言ったけど、俺は全然、そんなの気にしないからな。けどフランが気になるんだったら、このことはみんなにナイショにしておくから」
「うん……」
「まあみんな、俺と同じことを言うとは思うけどなぁ」
「うん……ねえ」
フランは首だけ振り向いて、こちらを横目で見た。深紅の瞳が俺を見上げている。
「うん?」
「さっき……」
「さっき?」
「……ううん。やっぱり、なんでもない」
「……?おう。わっ、ちょっと。こら」
背中を倒して、ぐりぐりと頭を押し付けてくるフラン。タオル代わりにされた俺のシャツはびしょびしょになってしまった。なんなんだ、まったく……
翌日、俺はウィルに、珍しいものを見た話を聞いた。
「鼻歌を歌っていたんです」
「エラゼムが?」
「なんでエラゼムさんになるんですか……フランさんですよ」
「へぇー……そりゃ確かに珍しい」
「ですよね。いっつもフランさんは、黙って夜を過ごすことが多いんですけど……昨日だけは、桜下さんのベッドの隣で。なにか、いい事でもあったんですかね?」
いいこと……絶対、昨日のあれだよなぁ。あの後、俺はすぐ寝てしまったが。フランのやつ、そんなことしてたんだ……
「まぁ……鼻歌ぐらい、フランも歌うんじゃないの?」
「そうですけど……ところで、昨日はお二人って、どうしてました?」
「へっ?な、なんで俺も?というか、ウィルはどこ行ってたんだ?」
「私は、王都の様子を見ていたんです。それより……なぁんだ、やっぱり桜下さんだったんですか」
「え?なにが……?」
「私、お二人って、“フランさんとエラゼムさん”って意味で聞いたんですけど。思うにですが、フランさんがご機嫌だった理由って、夜の間に何かあったからなんじゃないかなって。けど、そっかぁ。桜下さんかぁ……」
にたーっと笑うウィル。こ、こいつ……
「お前……カマかけたな」
「うふふふふふ。桜下さんもまだまだですねぇ。それで、どうしたんです?フランさんに何をしたんですか!?」
「あー、もー!うるさいうるさい!」
「あーん、教えてくださいよぉ」
つづく
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