じゃあ俺、死霊術《ネクロマンス》で世界の第三勢力になるわ。

万怒 羅豪羅

4章のあらすじ・登場人物

●四章のあらすじ

主人公である桜下は、異世界に勇者として召喚された。
しかし、桜下の勇者としての能力は、邪悪とされ嫌われる「ネクロマンサー」。
その能力ゆえに、桜下は処刑されそうになるが、能力を駆使して逃げだすことに成功する。

若き王女ロアは、桜下を取り逃した責任を問われていた。
王国の威信にかけて、交易都市ラクーンにて桜下を捕えようと罠を張る。
対ネクロマンサー用の戦術に苦戦する桜下たちだったが、それぞれのアンデッドたちの力を最大限活用することで、包囲網を突破することに成功する。
しかし、自分が活躍できなかった事実に、桜下はさらに強くなることを決意するのだった。


●これまでの登場人物


西寺桜下にしでらおうか
主人公。死霊術ネクロマンスの能力を持つ。いつもニット帽を被っている。十四歳。

・アニ
桜下の首に下がっている、喋るガラスの鈴。自我字引エゴバイブルという魔法道具。正式名称はビブリオ・ジ・アニマ。

・フランセス・ヴォルドゥール
ゾンビの少女。愛称はフラン。怪力と、猛毒の鉤爪を持つ。享年十二歳。

・ウィル・O・ウォルポール
幽霊シスター。炎の魔法を使うことができる。孤児なので、自分の年齢は知らない。

・エラゼム・ブラッドジャマー
首なし騎士。百年前以上の時代を生きた猛者。剣の腕は達人級。享年四十五歳。

・ロア・オウンシス・ギネンベルナ
二の国の若き王女。勇者に強い憎しみを持つ。二十歳。


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