魔王と勇者は転生者ー絶対こいつには殺されん!ー

根暗貧乏

早上御虎の死

俺の名前は早上御虎(はやかみみとら)。高校2年。彼女は…募集中。

趣味はゲームと漫画観賞。

今日は赤点とっちゃって補習した帰り。

帰ったらゲームしよっかな、それとも漫画の最新話見よっかな。そんなことを思ってた。

「クソがー!!」

でかい声が響いた。見ると同じクラスの熊口龍星(くまぐちりゅうせい)だった。

こいつとは幼なじみで、やたら行く学校やクラスがかぶる。今まで一度も別のクラスになったことがない。
しかもとことん仲が悪い。嫌だなー。家が隣だから補習まで受けて会わない様にしたのに。

走って横、通り抜けよ。

「バン!」

…当たっちまった。あーあ メンド。 一応謝るか。

「すまん」

「いや、別に………て、何で御虎、テメーがいやがるんだ!」

「テメーに会わねーように補習に自主参加したんだぞ!」

それはこっちのセリフだってーの。メンドくせえな。

「今はテメーにかまう気分じゃねーんだよ」

そう吐き捨てて走ろうとした。                       ーーーその時

「バコ!!!」

俺と龍聖は空をまった。 トラックが突っ込んできたのだ。

痛ぇ。血が……… 首の感覚しかねぇ。

あぁ 俺、死ぬんだな。

漫画みてーに転生できないかな?

そう思いながら俺の意識は途切れた。



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