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本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。

なつめ猫

港町ケイン防衛戦(4)




 ゴーレムの残骸と、赤い玉はアイテムボックスに入れる。
 さすがに、全高5メートルものストーンゴーレムを積んだら台車が壊れる。

「エミリア、帰るぞ」
「分かりました」

 二人して、猪や大猪などを大量に乗せた台車を港町ケインまで運んだ。
 城門の兵士は、驚いていたが、すぐに中に通してくれ、俺達は冒険者ギルドの裏手側の倉庫前に台車を停めた。

「ソフィア」
「――な、何でしょうか? 何か事件が起きましたか?」
「ああ。そのまさかだ」
「――え?」
「一応、報告をしておきたいが、その前に、冒険者ギルドに卸す魔物やイノシシを査定してほしい」
「分かりました。直接持ってこないという事は……」
「それなりの量だ」
「はい!」

 ソフィアは元気よく頷くと、暇そうにしている冒険者ギルドの職人を連れて、倉庫の方へと向かっていった。
 俺は、倉庫前に停めたとは一度も言っていないが、予想は付いたのかも知れないな。

「おう! カズマじゃないか!」
「また酒を飲んでいるのか?」

 俺は出かける前に、昨日の夜の宴会で体調を崩した男に溜息をつく。
 まぁ、俺に色々を情報をくれたりと悪い奴ではないんだが……。

「あまり無理して飲むなよ? 冒険者は、体が資本だからな」
「分かっているって!」
「カズマさん」
「どうした?」
「例の件です。報告しなくていいんですか?」
「そういえばそうだな」

 俺とエミリアは、外から冒険者ギルドの倉庫にアクセスできる小道へと進む。
 すると、ソフィアが俺に気がついたのか小走りで近寄ってくる。

「カズマさん、すごいです! これだけの猪を! 魔物と化した猪まで倒してくるなんて、本当にすごいです」
「それほどでもない。それよりソフィア、見てもらいたいものがある」
「見てもらいたいものですか?」
「ああ」

 俺は頷きつつ、倉庫に来る前に出しておいた赤い玉を見せる。

「これだが、ゴーレムの中から出てきた。何か心当たりとかはあるか?」
「ご、ゴーレムですか? これって、どこで――!?」
「ん? 町を出て東に向かった所にある草原だな」
「それって……かなり危機的な状況です!」
「そうなのか?」
「はい! 基本的にゴーレムはダンジョン内にて生まれますので、おそらくは――」
「近場にあるかもしれないダンジョンが暴走していると?」
「はい。おそらくは―――、そのことで、ダンジョンの魔物が、ケインを襲ってくるかも知れません

 

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