【完結】暴力系幼馴染と異世界に転生したら、幼馴染が魔王軍に裏切るとか言ったから、そのクソみたいな面を思いっきりぶん殴って、別のヒロインと付き合ってみた。
第16話 お前に幸せというものを、たっぷりと教え込んでやる
「もう夕方だ。そろそろ晩御飯の支度とかあるし、もう帰ろうぜ」
「そうだな。今日は、楽しかったぞ」
ご満悦な表情のダルク。楽しめたなら、それはよかった。
そして俺たちは手をつないで帰宅。
長いようであっという間の1日が過ぎた。
夜、夕食や家事を済ませた後。
「ちょっと、ダルクと話してみるか」
俺は彼女に話したいことがあり、ダルクを探す。今日、楽しかったかどうか、聞いてみたかったからだ。
大広間。
「ダルクなら、奥の部屋にいるよ」
「わかった、ありがとう」
ダルクの話をしても、子供たちは嫌な顔をしない。自分たちのために必死に戦う彼女、それを見て子供たちも考えを変えたのだろう。
これならダルクも、うまく溶け込めそうだな。良かった。
そして俺は先日の様に、奥への扉を開けようとしてドアノブに手を触れる。
ドアノブに触れたところで、先日のトラウマを思い出す。
「って着替え中かもしれないよな」
危ない危ない。もしダルクが着替え中だったら先日の様に、彼女の下着シーンのお披露目になってしまう。
大丈夫。俺は、2度も同じ過ちを繰り返す男ではない。
簡単なことだ。ノックして大丈夫か聞けばいいだけのことだ。
そして俺は、再びドアノブから手を放し、トントンとノックをする。もうあんなお約束シーンなんて作ったりしない!
「ダルク、入っていいか? 話がある」
数秒ほど、間が空く。そしてドアの奥から声。
「入れよ……」
ぶっきらぼうな声。まあ、とりあえず入ろう。
そして、ドアを開ける。開けた先にある光景、それは──。
「ダルク、話が──ってええっ」
その姿に俺は驚愕し後ずさりする。
ダルクは──、パンツ以外何もつけていない。なぜだ? 確かにダルクは入っていいといたはず。
俺が呆然としていると、ダルクはそれを逃さず、俺の腕をぎゅっとつかみ部屋の中へ引っ張る。
そしてドアを閉める。これで密室の中に俺とダルクが2人。まずいぞこれは。
「ダルク? 入っていいって言ったよなお前」
「ああ、言った。覚悟はできてる」
覚悟って、そういう事をしに来たんじゃない。勘違いしないでくれ!
そんな俺の心な叫びなど、つゆ知らず。ダルクは顔を赤くしながら俺に接近してくる。それもしたり顔、完全に狙っていたな。
「しょ、しょうがねぇな みたきゃ好きなだけ見ろよ。好きなんだろ!」
何と胸と大事な部分を抑えていた両手を背中に隠してしまう。彼女の全てが丸見えになってしまった。
うれs──、じゃなかった。やめさせなきゃ!
「やめろ。お前はまだそういう年齢じゃない」
「ふ~ん。じゃあ、そういう年齢の人だったらやってもいいってことか? 例えばメルアだったらそのままやっちゃうのか?」
こいつ、11歳のくせにませた口聞きやがって。
「じゃあ、こういうのはどうだ?」
ダルクはにやりと笑い始める。
ぎゅっ──。
なんとそのまま俺に抱き付いて来たのだ。そしてその手を、まだ未熟な自らの胸にもっていく。
「おれ、まだこんなんしかないけど。我慢してくれよな?」
顔を真っ赤にして 理性が溶けそうになってしまう。
まずい、初めてだこんなの。俺だって年頃の男だ。11歳とはいえ、こんなものを見せられたら、さすがにドキッとしてしまう。
11歳に欲情して間違いを起こすわけにはいかない。俺はロリコンではない、
「や、やめてくれ。間違いは起こしたくない」
しかし、ダルクは全く引かない、俺に真っ向から反論。
「その考えが間違いなんだよ! 何が正解か、身体で教えてやる。さあ、やるぞ!」
その言葉は7~8年早い。とにかく離れよう。
とっさに俺は彼女を引き離す。
するとダルクはにっこりといたずらっ子のような笑いを浮かべながら言い放つ。
「冗談! お礼だよお礼。こんな俺だけどこれからもよろしくな!」
ふぅ──、心臓が止まるかと思った。世界が違えば、俺は性犯罪者となり、周囲からロリコンと指をさされていた。結構本気に見えたぞ。
けど、ダルクがこんなに楽しそうにしているのは初めてだ。
「ああ、よろしくな」
俺は元気いっぱいの言葉で返す。
今日1日、文香が出てきてドキッとしたこともあったけど、楽しいデートだった。
最初は不安なところもあった。けれど、今も、デートの時も見せたあの笑顔。
本物だ。心の底から楽しんでいる。
それを思い出し、ほっとため息をつく。
不器用だけど、強い想いがあって、いざというときは身をなげうっても、友を守る頼もしい存在。
ダルク。もうお前に、死んでもいいなんて考えさせない。
この世界にいる素晴らしさを、俺がたっぷり教え込んでやる。
覚悟しとけよ。ダルク。
          
「そうだな。今日は、楽しかったぞ」
ご満悦な表情のダルク。楽しめたなら、それはよかった。
そして俺たちは手をつないで帰宅。
長いようであっという間の1日が過ぎた。
夜、夕食や家事を済ませた後。
「ちょっと、ダルクと話してみるか」
俺は彼女に話したいことがあり、ダルクを探す。今日、楽しかったかどうか、聞いてみたかったからだ。
大広間。
「ダルクなら、奥の部屋にいるよ」
「わかった、ありがとう」
ダルクの話をしても、子供たちは嫌な顔をしない。自分たちのために必死に戦う彼女、それを見て子供たちも考えを変えたのだろう。
これならダルクも、うまく溶け込めそうだな。良かった。
そして俺は先日の様に、奥への扉を開けようとしてドアノブに手を触れる。
ドアノブに触れたところで、先日のトラウマを思い出す。
「って着替え中かもしれないよな」
危ない危ない。もしダルクが着替え中だったら先日の様に、彼女の下着シーンのお披露目になってしまう。
大丈夫。俺は、2度も同じ過ちを繰り返す男ではない。
簡単なことだ。ノックして大丈夫か聞けばいいだけのことだ。
そして俺は、再びドアノブから手を放し、トントンとノックをする。もうあんなお約束シーンなんて作ったりしない!
「ダルク、入っていいか? 話がある」
数秒ほど、間が空く。そしてドアの奥から声。
「入れよ……」
ぶっきらぼうな声。まあ、とりあえず入ろう。
そして、ドアを開ける。開けた先にある光景、それは──。
「ダルク、話が──ってええっ」
その姿に俺は驚愕し後ずさりする。
ダルクは──、パンツ以外何もつけていない。なぜだ? 確かにダルクは入っていいといたはず。
俺が呆然としていると、ダルクはそれを逃さず、俺の腕をぎゅっとつかみ部屋の中へ引っ張る。
そしてドアを閉める。これで密室の中に俺とダルクが2人。まずいぞこれは。
「ダルク? 入っていいって言ったよなお前」
「ああ、言った。覚悟はできてる」
覚悟って、そういう事をしに来たんじゃない。勘違いしないでくれ!
そんな俺の心な叫びなど、つゆ知らず。ダルクは顔を赤くしながら俺に接近してくる。それもしたり顔、完全に狙っていたな。
「しょ、しょうがねぇな みたきゃ好きなだけ見ろよ。好きなんだろ!」
何と胸と大事な部分を抑えていた両手を背中に隠してしまう。彼女の全てが丸見えになってしまった。
うれs──、じゃなかった。やめさせなきゃ!
「やめろ。お前はまだそういう年齢じゃない」
「ふ~ん。じゃあ、そういう年齢の人だったらやってもいいってことか? 例えばメルアだったらそのままやっちゃうのか?」
こいつ、11歳のくせにませた口聞きやがって。
「じゃあ、こういうのはどうだ?」
ダルクはにやりと笑い始める。
ぎゅっ──。
なんとそのまま俺に抱き付いて来たのだ。そしてその手を、まだ未熟な自らの胸にもっていく。
「おれ、まだこんなんしかないけど。我慢してくれよな?」
顔を真っ赤にして 理性が溶けそうになってしまう。
まずい、初めてだこんなの。俺だって年頃の男だ。11歳とはいえ、こんなものを見せられたら、さすがにドキッとしてしまう。
11歳に欲情して間違いを起こすわけにはいかない。俺はロリコンではない、
「や、やめてくれ。間違いは起こしたくない」
しかし、ダルクは全く引かない、俺に真っ向から反論。
「その考えが間違いなんだよ! 何が正解か、身体で教えてやる。さあ、やるぞ!」
その言葉は7~8年早い。とにかく離れよう。
とっさに俺は彼女を引き離す。
するとダルクはにっこりといたずらっ子のような笑いを浮かべながら言い放つ。
「冗談! お礼だよお礼。こんな俺だけどこれからもよろしくな!」
ふぅ──、心臓が止まるかと思った。世界が違えば、俺は性犯罪者となり、周囲からロリコンと指をさされていた。結構本気に見えたぞ。
けど、ダルクがこんなに楽しそうにしているのは初めてだ。
「ああ、よろしくな」
俺は元気いっぱいの言葉で返す。
今日1日、文香が出てきてドキッとしたこともあったけど、楽しいデートだった。
最初は不安なところもあった。けれど、今も、デートの時も見せたあの笑顔。
本物だ。心の底から楽しんでいる。
それを思い出し、ほっとため息をつく。
不器用だけど、強い想いがあって、いざというときは身をなげうっても、友を守る頼もしい存在。
ダルク。もうお前に、死んでもいいなんて考えさせない。
この世界にいる素晴らしさを、俺がたっぷり教え込んでやる。
覚悟しとけよ。ダルク。
          
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