【完結済】突然異世界に召喚された俺、とりあえず勇者になってみますね
第170話 こういうことが、したいんでしょ?
「この部屋に来てください。話があります」
その言葉を見て、幸一はすぐにベッドから起き上がる。
そしてメーリングの部屋に向かう。
彼女の部屋は階段を上がって最上階。その部屋へ歩を進める中、彼女の事を考える。
(メーリング、あんな事情がある何て思いもしなかった)
思い出したのは彼女の過去と今。天使の力を受け入れ、時には自分の意思を捻じ曲げられ、戦わされていたこと。
そしてサラとの関係。サラを守るために決別をしたこと。
もう一つ、あのカルトゥーシュ、メーリングと天使の力をつなぐ象徴。それを自分が何とかしようと近づこうとしたが、強い抵抗があったこと。
「確かにあの力は強かった。人間ごときに抵抗できないかもしれない」
けれど幸一は見ていた。あの戦いの時、サラが勇気を出して彼女の名を叫んだ瞬間、一瞬ピクリと彼女が反応した事。
(メーリングのあの時の反応。あれは嘘じゃないはずだ。彼女を信じよう)
拳を強く握りそう誓う。以前青葉と戦っていた時もそうだった。最終的には青葉は俺にその気持ちを叫んだ。同じようにそれを信じるしかない。
そう強く胸に刻み目の前の扉をノックする。
すると中から鍵が開く音がして数秒。
「いいわ。入りなさい──」
声のトーンが平坦で、聞く人によっては感情が入ってないようにも聞こえるメーリングの声。
「分かった。入るよ」
幸一はそう言ってドアを開ける。
キィィィィィィィィィィィィ──。
「メーリング、さっきはありがとうってええっ??」
そしてドアを開けた先の光景を幸一は予測できずに思わず叫んでしまう。
ドアの向こうにはメーリングの姿があったのだが、問題はその彼女の格好だ。
サラと初めて出会った時とほぼ一緒だ。全てが見えてしまっている。
純白の肌に、引き締まった体型。そして初めて出会った時から服の上からでもわかるくらいのメロンのような大きい胸。
幸一はまさかの事態に言葉を失いフリーズしてしまう。
「え……」
互いに見つめ合う二人、メーリングは一瞬キョトンとした表情をした後、無言で幸一に接近する。
幸一はまさか、彼女が服を脱いで待っていたとは知らず警戒し構える。
「私を救ってくれたお礼よ。気持ちだけでも、とてもうれしかったわ」
「それはありがとう、けど何で──」
唖然とする幸一にメーリングは一歩一歩ゆっくりと近づく。
「ルチアからサラとのことを聞いたの。男性ならよくあると聞いたわ。自らの性欲のはけ口が無くて抑えられない。かといってサラにも拒絶されどうする事も出来ない。そしてたまり切った性欲を何とか解消したかったって。だから、それをお礼にしようと思ったの」
「え──、違うよ。何か誤解していない??」
メーリングは微笑を浮かべ──。
「それとも私の胸を見たせいでサラでは要求不満になってしまったとか? 見られるのは慣れているわ」
「待ってくれ、俺の話しを聞いて。勝手に性欲魔人にしないで」
幸一があたふたして困惑しているとそれを無視するかのようにメーリングは幸一の目の前接近して目の前に移動。
そしてメーリングは幸一の右腕をギュッとつかむ。
「話はわかったわ。簡単に言うとこういう事を求めているんでしょ」
なんとメーリングはそのつかんだ手を自分の乳房にそっとあて始め、上下左右に揺らし始めたのだった。
マシュマロのような感覚が彼の手全体の覆い始める。
「話わかってないよね。そんな事をしたいなんて一言も言ってないよね!!」
「話してなくてもわかる。男性はいつもそう。あなただって初めて会った時も、ここで会った時もチラチラ見てたの分かってるから」
「そ、それは──」
否定できない、それくらい目立つ胸。全裸でいる時ももちろん地下の競技場で出会った時も一瞬視線を送ってしまっていたのを思い出す。
そして彼女は身体を寄せ密着させてくる。メーリングの裸の胸が幸一の胸に押しつぶされ、その柔らかさに顔を真っ赤にする。
そのとき──。
キィィィィィィィィィィィ──。
ドアが開く。
「ちょっと、メーリング。やめて──、人が」
「幸君、メーリング、話は──」
ドアのあいた音とともにサラが入ってくる。見られたくない光景、何とかメーリングの暴走をやめさせようとする。
もみ合いの中でつい、幸一の手が彼女の胸に触れてしまう。
マシュマロのような柔らかさ。手のひらでつかみきれないような大きさ。顔が真っ赤になり、頭の中が沸騰しそうになる。
メーリングの胸に触れている幸一の手。
メーリングは、わずかに声のトーンを上げて囁く。
「サラ──」
「え? サラちゃん、幸君、なにがあ──」
そしてサラの背後から一人の少女が出てくる。その声に幸一は背筋を凍らせ戦慄する。
一番見られたくない人物に見られてしまった。白髪の美少女、イレーナ出会った。
というか全員いた。その後ろからルーデルにシスカ、ルチアも出てきた。
「幸君、私結構心配していたのに……」
明らかに軽蔑している表情だ。
「ねぇ幸君、どういうことか説明して……」
イレーナ、にっこりとしているが目元が明らかに笑っていない。むしろ明らかな殺気すら感じるくらいだ。
「ちゃんと説明するから。話しを聞いて!!」
その言葉を見て、幸一はすぐにベッドから起き上がる。
そしてメーリングの部屋に向かう。
彼女の部屋は階段を上がって最上階。その部屋へ歩を進める中、彼女の事を考える。
(メーリング、あんな事情がある何て思いもしなかった)
思い出したのは彼女の過去と今。天使の力を受け入れ、時には自分の意思を捻じ曲げられ、戦わされていたこと。
そしてサラとの関係。サラを守るために決別をしたこと。
もう一つ、あのカルトゥーシュ、メーリングと天使の力をつなぐ象徴。それを自分が何とかしようと近づこうとしたが、強い抵抗があったこと。
「確かにあの力は強かった。人間ごときに抵抗できないかもしれない」
けれど幸一は見ていた。あの戦いの時、サラが勇気を出して彼女の名を叫んだ瞬間、一瞬ピクリと彼女が反応した事。
(メーリングのあの時の反応。あれは嘘じゃないはずだ。彼女を信じよう)
拳を強く握りそう誓う。以前青葉と戦っていた時もそうだった。最終的には青葉は俺にその気持ちを叫んだ。同じようにそれを信じるしかない。
そう強く胸に刻み目の前の扉をノックする。
すると中から鍵が開く音がして数秒。
「いいわ。入りなさい──」
声のトーンが平坦で、聞く人によっては感情が入ってないようにも聞こえるメーリングの声。
「分かった。入るよ」
幸一はそう言ってドアを開ける。
キィィィィィィィィィィィィ──。
「メーリング、さっきはありがとうってええっ??」
そしてドアを開けた先の光景を幸一は予測できずに思わず叫んでしまう。
ドアの向こうにはメーリングの姿があったのだが、問題はその彼女の格好だ。
サラと初めて出会った時とほぼ一緒だ。全てが見えてしまっている。
純白の肌に、引き締まった体型。そして初めて出会った時から服の上からでもわかるくらいのメロンのような大きい胸。
幸一はまさかの事態に言葉を失いフリーズしてしまう。
「え……」
互いに見つめ合う二人、メーリングは一瞬キョトンとした表情をした後、無言で幸一に接近する。
幸一はまさか、彼女が服を脱いで待っていたとは知らず警戒し構える。
「私を救ってくれたお礼よ。気持ちだけでも、とてもうれしかったわ」
「それはありがとう、けど何で──」
唖然とする幸一にメーリングは一歩一歩ゆっくりと近づく。
「ルチアからサラとのことを聞いたの。男性ならよくあると聞いたわ。自らの性欲のはけ口が無くて抑えられない。かといってサラにも拒絶されどうする事も出来ない。そしてたまり切った性欲を何とか解消したかったって。だから、それをお礼にしようと思ったの」
「え──、違うよ。何か誤解していない??」
メーリングは微笑を浮かべ──。
「それとも私の胸を見たせいでサラでは要求不満になってしまったとか? 見られるのは慣れているわ」
「待ってくれ、俺の話しを聞いて。勝手に性欲魔人にしないで」
幸一があたふたして困惑しているとそれを無視するかのようにメーリングは幸一の目の前接近して目の前に移動。
そしてメーリングは幸一の右腕をギュッとつかむ。
「話はわかったわ。簡単に言うとこういう事を求めているんでしょ」
なんとメーリングはそのつかんだ手を自分の乳房にそっとあて始め、上下左右に揺らし始めたのだった。
マシュマロのような感覚が彼の手全体の覆い始める。
「話わかってないよね。そんな事をしたいなんて一言も言ってないよね!!」
「話してなくてもわかる。男性はいつもそう。あなただって初めて会った時も、ここで会った時もチラチラ見てたの分かってるから」
「そ、それは──」
否定できない、それくらい目立つ胸。全裸でいる時ももちろん地下の競技場で出会った時も一瞬視線を送ってしまっていたのを思い出す。
そして彼女は身体を寄せ密着させてくる。メーリングの裸の胸が幸一の胸に押しつぶされ、その柔らかさに顔を真っ赤にする。
そのとき──。
キィィィィィィィィィィィ──。
ドアが開く。
「ちょっと、メーリング。やめて──、人が」
「幸君、メーリング、話は──」
ドアのあいた音とともにサラが入ってくる。見られたくない光景、何とかメーリングの暴走をやめさせようとする。
もみ合いの中でつい、幸一の手が彼女の胸に触れてしまう。
マシュマロのような柔らかさ。手のひらでつかみきれないような大きさ。顔が真っ赤になり、頭の中が沸騰しそうになる。
メーリングの胸に触れている幸一の手。
メーリングは、わずかに声のトーンを上げて囁く。
「サラ──」
「え? サラちゃん、幸君、なにがあ──」
そしてサラの背後から一人の少女が出てくる。その声に幸一は背筋を凍らせ戦慄する。
一番見られたくない人物に見られてしまった。白髪の美少女、イレーナ出会った。
というか全員いた。その後ろからルーデルにシスカ、ルチアも出てきた。
「幸君、私結構心配していたのに……」
明らかに軽蔑している表情だ。
「ねぇ幸君、どういうことか説明して……」
イレーナ、にっこりとしているが目元が明らかに笑っていない。むしろ明らかな殺気すら感じるくらいだ。
「ちゃんと説明するから。話しを聞いて!!」
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