【完結済】突然異世界に召喚された俺、とりあえず勇者になってみますね
第45話 イレーナのおもてなし、その姿は?
ホテルに戻った幸一達、今日はイレーナがみんなに料理をごちそうしたいとみんなを誘った。
ノックをして幸一とルトがイレーナ達の部屋に入る。すると予想外もしなかった光景に二人は言葉を失い唖然とする。
二人が見た光景、それは──?
「い、い、いらっしゃいませ、ご、ご主人様!!」
イレーナだった。
顔をほんのりと赤くしてもじもじとしながらイレーナが頭を下げる。彼女は今エプロン姿をしている、しかしただのエプロン姿ではなかった。
豊満な胸元、情欲を掻き立てる太もも、筋肉質で程よく健康的な二の腕、本来なら服で隠れている身体の位置が服に隠れることなく露出していた。
いわゆる裸エプロンである。
お盆の上に人数分のコーヒーを乗せてゆっくりと机に向かって運ぶ。
「こ、これがコーヒーでございます、ご、ご主人様……」
顔を真っ赤にして言葉を噛みながら机にコトッとコーヒーを置く。
「あ、料理をお持ちしますね……」
そう囁き後ろを振り向く。すると──。
「ちょ、ちょっイレーナ?」
その姿に思わず驚いて幸一は叫ぶ。言いにくいのだが……、見えてしまっていた。
真っ白で天使の様な肌、セクシーな背中、ふくよかでむちむちとした太もも、それだけではなく後ろのすべてが……。
恥ずかしさで再びもじもじとしながら後ろを振り返る。そこには恥ずかしそうに自分から目をそらしそっぽを向いている幸一とルトの姿があった。
そして自分の後ろをすべて見られてしまっていることを理解する
羞恥心いっぱいのイレーナはとうとうフリーズしてしまう。
「うぅぅ……、こ、こ、こ、こ、やっぱりこんなの無理―――――――!!」
顔を真っ赤にしてイレーナが物陰に隠れる。そこにサラが詰め寄る。
「だ、大丈夫ですよイ。頑張ったと思います、だから心配はいらないよ。だから服を着て顔を上げて」
とりあえずイレーナに洋服を着せる。
サラがフォローしているところに幸一が詰め寄り話しかける。
「イレーナ、その、言いたいことがあるんだけどいいかな?」
そして幸一は自分の世界でのエプロンについて説明を始める。
「──え?」
幸一は説明を続ける、エプロンは普通は服の上に着るものであり裸では着ないと。
「え、エプロンの下って服、着るの?」
あきれたような表情をしながら幸一は一言。
「まずエプロンの下は普通に服を着る、俺達の世界の常識だ。そんな過激なことは一部の変な趣向を持ったマニア以外はしたりしない」
「え──?」
目を点にしてイレーナは驚く。
そしてサラはその場を離れイレーナを着替えさせる、着替えたイレーナがしょんぼりとした表情で再び机に出てくる。
「青葉か? そんなこと吹き込んだのは」
幸一は腕を組んで推理する、こんなバカなことを吹き込むのはあいつだろうと──。
「う、うん」
涙目で顔を真っ赤にしたイレーナがうなずく。
話は昨日にさかのぼる。
青葉が幸一のことを話してベッドについた後、隣同士だった二人はさらに話を続けていた。
幸一君を誰かに取られてしまう、それを聞いただけで胸が痛くなり悲しい気持ちになる。
「そうだ、さっきの事だけど、いいこと教えてあげるよ、彼を虜にする方法」
ニヤリとした表情で青葉がイレーナに耳打ちして話す。
「え? 何それ……」
顔を真っ赤にするイレーナ。その方法はなんと幸一へのご奉仕であった。
「頑張れイレーナ!! 勇気を出すのよ!! 彼に選んでもらうために!」
勇気づけるようにイレーナの両肩を握り、くっと目前に迫り青葉がそう話す。
「ででででも……あれを裸できるなんててて──」
あれとはもちろんエプロンのことである。青葉は彼を振り向かせるには彼の世界の伝統(大嘘)である裸エプロンで幸一に尽くすしかないと伝える。
あまりの恥ずかしさにイレーナは顔を真っ赤になり、言葉が噛み噛みになる。
しかし背に腹は代えられない、彼をどうしても振り向かせたいイレーナは何とか首を縦に振った。
「ううん、幸君のために、私頑張る!!」
そう決心しイレーナは決断した、幸一のためにあのエプロンを着る事を──。
そういうことだったのであった。
そんな時に事の原因を作った少女が査帰還する。
「たっだいまー、イレーナちゃんどうだった? 成功した?」
青葉だった、今日も山縣との相談を終えこの部屋に戻ってきたのだった。
彼を勇気づけることができた喜びから満面の笑みを浮かべながらこの部屋に帰還したのだが……。
「い、イレーナちゃん……、なんか殺気があふれてない?」
笑顔の中にただならぬ殺気を見せるイレーナに青葉は戸惑いを見せる。
そしてイレーナが指をポキポキ鳴らしながら青葉に接近。
「青葉ちゃんありがとう、私勇気づけられたよ──、でもね……」
そしてその殺気が最高潮に感じるとイレーナが言い放つ。
「青葉ちゃん、教えてほしかったなあ~~、エプロンは服の上に着るものだって」
その強すぎる殺気に青葉は思わずびくびくと震えあがる、そして──
ゴンッ!!
イレーナは顔を真っ赤にして怒りながら力いっぱい青葉の頭上にげんこつを浴びせる。
「死ぬほど恥ずかしかったんだからね!! ひっどい!!!!」
頭にたんこぶを付けたまま青葉はその場にぶっ倒れる。
ノックをして幸一とルトがイレーナ達の部屋に入る。すると予想外もしなかった光景に二人は言葉を失い唖然とする。
二人が見た光景、それは──?
「い、い、いらっしゃいませ、ご、ご主人様!!」
イレーナだった。
顔をほんのりと赤くしてもじもじとしながらイレーナが頭を下げる。彼女は今エプロン姿をしている、しかしただのエプロン姿ではなかった。
豊満な胸元、情欲を掻き立てる太もも、筋肉質で程よく健康的な二の腕、本来なら服で隠れている身体の位置が服に隠れることなく露出していた。
いわゆる裸エプロンである。
お盆の上に人数分のコーヒーを乗せてゆっくりと机に向かって運ぶ。
「こ、これがコーヒーでございます、ご、ご主人様……」
顔を真っ赤にして言葉を噛みながら机にコトッとコーヒーを置く。
「あ、料理をお持ちしますね……」
そう囁き後ろを振り向く。すると──。
「ちょ、ちょっイレーナ?」
その姿に思わず驚いて幸一は叫ぶ。言いにくいのだが……、見えてしまっていた。
真っ白で天使の様な肌、セクシーな背中、ふくよかでむちむちとした太もも、それだけではなく後ろのすべてが……。
恥ずかしさで再びもじもじとしながら後ろを振り返る。そこには恥ずかしそうに自分から目をそらしそっぽを向いている幸一とルトの姿があった。
そして自分の後ろをすべて見られてしまっていることを理解する
羞恥心いっぱいのイレーナはとうとうフリーズしてしまう。
「うぅぅ……、こ、こ、こ、こ、やっぱりこんなの無理―――――――!!」
顔を真っ赤にしてイレーナが物陰に隠れる。そこにサラが詰め寄る。
「だ、大丈夫ですよイ。頑張ったと思います、だから心配はいらないよ。だから服を着て顔を上げて」
とりあえずイレーナに洋服を着せる。
サラがフォローしているところに幸一が詰め寄り話しかける。
「イレーナ、その、言いたいことがあるんだけどいいかな?」
そして幸一は自分の世界でのエプロンについて説明を始める。
「──え?」
幸一は説明を続ける、エプロンは普通は服の上に着るものであり裸では着ないと。
「え、エプロンの下って服、着るの?」
あきれたような表情をしながら幸一は一言。
「まずエプロンの下は普通に服を着る、俺達の世界の常識だ。そんな過激なことは一部の変な趣向を持ったマニア以外はしたりしない」
「え──?」
目を点にしてイレーナは驚く。
そしてサラはその場を離れイレーナを着替えさせる、着替えたイレーナがしょんぼりとした表情で再び机に出てくる。
「青葉か? そんなこと吹き込んだのは」
幸一は腕を組んで推理する、こんなバカなことを吹き込むのはあいつだろうと──。
「う、うん」
涙目で顔を真っ赤にしたイレーナがうなずく。
話は昨日にさかのぼる。
青葉が幸一のことを話してベッドについた後、隣同士だった二人はさらに話を続けていた。
幸一君を誰かに取られてしまう、それを聞いただけで胸が痛くなり悲しい気持ちになる。
「そうだ、さっきの事だけど、いいこと教えてあげるよ、彼を虜にする方法」
ニヤリとした表情で青葉がイレーナに耳打ちして話す。
「え? 何それ……」
顔を真っ赤にするイレーナ。その方法はなんと幸一へのご奉仕であった。
「頑張れイレーナ!! 勇気を出すのよ!! 彼に選んでもらうために!」
勇気づけるようにイレーナの両肩を握り、くっと目前に迫り青葉がそう話す。
「ででででも……あれを裸できるなんててて──」
あれとはもちろんエプロンのことである。青葉は彼を振り向かせるには彼の世界の伝統(大嘘)である裸エプロンで幸一に尽くすしかないと伝える。
あまりの恥ずかしさにイレーナは顔を真っ赤になり、言葉が噛み噛みになる。
しかし背に腹は代えられない、彼をどうしても振り向かせたいイレーナは何とか首を縦に振った。
「ううん、幸君のために、私頑張る!!」
そう決心しイレーナは決断した、幸一のためにあのエプロンを着る事を──。
そういうことだったのであった。
そんな時に事の原因を作った少女が査帰還する。
「たっだいまー、イレーナちゃんどうだった? 成功した?」
青葉だった、今日も山縣との相談を終えこの部屋に戻ってきたのだった。
彼を勇気づけることができた喜びから満面の笑みを浮かべながらこの部屋に帰還したのだが……。
「い、イレーナちゃん……、なんか殺気があふれてない?」
笑顔の中にただならぬ殺気を見せるイレーナに青葉は戸惑いを見せる。
そしてイレーナが指をポキポキ鳴らしながら青葉に接近。
「青葉ちゃんありがとう、私勇気づけられたよ──、でもね……」
そしてその殺気が最高潮に感じるとイレーナが言い放つ。
「青葉ちゃん、教えてほしかったなあ~~、エプロンは服の上に着るものだって」
その強すぎる殺気に青葉は思わずびくびくと震えあがる、そして──
ゴンッ!!
イレーナは顔を真っ赤にして怒りながら力いっぱい青葉の頭上にげんこつを浴びせる。
「死ぬほど恥ずかしかったんだからね!! ひっどい!!!!」
頭にたんこぶを付けたまま青葉はその場にぶっ倒れる。
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