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あらすじ
──ファンタジー・サーヴァント。通称『FS(エフス)』
それは、20XX年に大流行している、アプリゲームの名前である。
ファンタジー・サーヴァント・サモン・システムという独自技術の開発により、この技術を搭載したガジェット──『FSガジェット』と連動させる事で、アプリケーションの中で入手したサーヴァントを、現実世界に召喚する事ができるのだ。
ガチャを引ける回数が決まっていたり、課金ができなかったりと、様々な制限は存在するが……それを差し引いても、爆発的な人気を誇っている。
緋川(ひがわ) 紅蓮(ぐれん)は『県立 玄武高校』に通う高校生である。
親からの了承を得て、念願の『FSガジェット』を購入する事ができた紅蓮は、早速『FS』をインストールし──
「──召喚に応じ、参上しました。私はガブリエル。天界では熾天使と呼ばれておりました」
──最初のガチャで、最高レアリティ『SSR』のガブリエルを召喚する。
いきなり最高レアのサーヴァントを引けた事に、紅蓮は大喜びした。
──これが、後に始まる大事件に繋がると知らずに。
※ この作品には、多少の下ネタ描写が含まれます。
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