Between

括弧

優しい彗星

汚れた指の先に灯るように涙を震わせて
あの日見た夢の中に映し出す日々が通り過ぎた
ただ君はいつもの様に繰り返す道ゆっくり走り出して今覗き込んだその空気が頬撫でて消えた

また会えるよなんて身勝手ないつもを繰り返しながら
目線の先には光が見えた
いくつもの日常にいくつもの交わりに
解けた幻が

いくつもの空を散りばめたあの孤独な星は
いつか触れられると信じていた
遠くにいるのにね
今でも見えるように
褪せない色を瞬かせた

汚れた指の先に灯るように明日を祈らせて
あの日見た夜の中に映し出す君が通り過ぎた

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