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とある冒険者の日記 ~異世界転移は突然過ぎやしませんか?スキルDIYって何です?器用貧乏な俺は異世界で今日も生きていく。

華音 楓

六日目④ 脳筋でごめんなさい…

 とりあえず無事にゴブリン退治を終えた俺は、急いで街へと帰還した。
 途中、何かフラグ回収するわけでもなく、無事到着できたことをうれしく思います。
 だって、出る際にフラグ立てられた気がしたんだもの。
 とまあ、冗談はおいておいて。
 冒険者ギルドに戻った俺は、依頼の完了報告をしにキャサリンさんの元へと向かった。

「ただいま帰りました。依頼のヒール草とあとはゴブリンの耳です。」
「おかえりなさい。うん、数も質も問題ないわね。お疲れ様。これを精算カウンターへもっていって受け取ってね。」

 キャサリンさんから札を受け取ったが、当初の目的を忘れるところだった。

「そうだキャサリンさん。探索中にヒール草が余ったからスキルで【回復薬(低)】を作ってみたんですよ。見てもらっていいですか? 」
「は?そんなわけないじゃない。カイト君は職業【薬師】ではないわよね?さすがにウソは良くないわよ?」

 キャサリンさんから胡散臭いものを見る目で見られてしまった…
 仕方ないから目の前で作ってみた。

「回復薬(低)」

 すると、手にしたヒール草が丸薬に変わったもんだからアラ大変。
 キャサリンさんに何度も頭を下げられてしまった。

「えぇ?本当に?!ありえないわ?!ご、ご、ごめんなさい!!」

 ちょっとだけ優越感…
 ちょっとだけだよ?
 信じてください…

 そんなこんなで、キャサリンさんからヒール草以外に薬草・毒草について教えてもらおうとしたが、資料室に行くように言われた。

 で、資料室につくとそこにはおばty(殺気!?)…おねえさんがいらっしゃった。

「すいません。薬草関連の本ってありますでしょうか?」

 むすっとした顔で睨まれてしまった。
 この世界の女性はテレパシーでも感じる能力者なのだろうか…

 しばらくすると一冊の本を手にお姉さんが戻ってきた。

「今のあなたにはこれが一番合うはずよ。これから勉強なさい。」

 手渡された本のタイトルは…

【脳筋でもわかる薬学全集・初級編】

 それはとてもにこやかに渡されてしまった…
 脳筋でごめんなさい…

 それから、資料室が締まるぎりぎりまで粘って、読みふけった。
 理解した薬草類はこれだ。

・ヒール草…回復薬等の薬の主原料。そのまま食べてもいいが…おすすめはしない。
・弱毒草…弱い毒草。薬等の原料。そのまま食べてもいいが…保証はしない。
・パラライの実…果実で味は甘くておいしい。食べるとそのまましびれて数分動けなくなる。レッサーマンイーターの果実。
・眠り苔…湿地に生える苔。動くものが近づくと胞子を飛ばす。胞子を吸い込むと急激な睡魔に襲われる。

 ふむふむ。俺が今取れそうなのは、ヒール草と弱毒草くらいか…
 スキル的にもちょうどよさげだから、明日からこれをメインで集めよう。

 ちなみに本にはまだまだたくさんの薬草・毒草が載っていた。
 覚えきれないから無理です…
 だって、載っている植物の数200とかだよ?
 覚えれるわけないじゃないか…
 俺…知力1だぜ。

 うん、言ってて悲しくなりました。

 本を返しに行ったとき、お姉さんから「またいらっしゃい」って声をかけてもらえた。
 どうやら嫌われてはいないようだった。
 そして、すでに次の本を探してくれていたようだ。

【脳筋でもわかる薬草の見分け方・初級編】

 やっぱ嫌われてない?!



 俺は若干肩を落としたまま宿舎に戻り眠りについた。
 そしてそっと枕を濡らしていたのは内緒だ…

 脳筋万歳…

 おやすみなさい。

★★★★★★★★★★★★★★

ここまでお読みいただきありがとうございます。

主人公の理解した薬草類は4種類。ちなみに載っている薬草類は約30種類…
脳筋ってよりおバカさんなのかな?
あと、おねえさんの圧力はものすごかったらしいです。

では、次回をお楽しみください。

※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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