とある冒険者の日記 ~異世界転移は突然過ぎやしませんか?スキルDIYって何です?器用貧乏な俺は異世界で今日も生きていく。
五日目③ 成敗!!
このおっさん…調べもしないで俺を悪者にしやがったぞ…
「なるほどね…。つまりギルドはあいつらの言い分のみ信用して、俺の説明は無視するってことでいいのかな?」
そう、俺はNOといえる日本人だ!!
「そうは言わんが…。つまりは、あいつらがウソの申告をしているってことか?」
「それにだ、俺はあいつらからモンスターを擦り付けられて、いきなり5匹と戦う羽目になったんだ。どっちに非があるっていうだ?」
「確かにその通りだな。お前さんが言うと事が”真実なら”って条件付きだがな。」
おっさんは少し考えこんでいた。
ちゃんと調べないからそうなるんだって話だ。
「それに、あいつら…下にいる3人は自分の仲間が二人倒れたのに逃げ出したんだぞ?その2人その後どうなったんだろうな。」
「そうか…わかった…。すまねぇ、ちょっと下へ行ってくる…このままここにいてくれ。」
おっさんはそのまま下に向かっていったんだが…
その雰囲気はまじちびりそうだった…
だって、額に青筋が立つってどこの漫画だよってくらいくっきり出てたし。
「ああなると、止められないわね。カイト君、戻ってくるまでお茶にしましょう。ギルマスのとっておきのお菓子を出すわね。」
 なんて言っていいんだろうか…
キャサリンさんの肝の座り方が半端ない。
むしり、ただの受付嬢ですって言う方が無理がある気がしてきた。
「キャサリンさんのお茶、めちゃくちゃうまいですね。」
「ありがとう。お世辞でもうれしいわ。お替りいかが?」
キャサリンさんが入れてくれたお茶はめちゃくちゃうまかった。
しばらくキャサリンさんのお茶を堪能していた時だった。
ガシャーーーーン!!
ドガン!!
ズガ~~~~ン!!
グシャ!!
一階から大きな破壊音やら聞こえてはいけない音が聞こえてきた。
ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあと騒がしいな。
あ、音がやんだ…
叫び声も聞こえなくなった。
カチコチカチコチ
ガチャ
「待たせたなぁ。」
またしても渋い声って、もおええよ。
それにしてもおっさんは…真っ赤だった。
出ていったときは真っ青だったんだけどね…
なんで赤いんだろうか…
鉄さび臭いのは気にしてはいけないんだと思った。
「悪かったな。おまえさんは無罪放免だ。」
どうやら俺の冤罪は晴れたようだった。
むしろあいつらがウソついていたんだから、当たり前って言えば当たり前だったんだけどね。
「それで、あいつらどうなったんです?」
「あのパーティー全員降格だ。」
ざまぁwwww
それからギルマスと2・3話をしてやっと解放された。
執務室から1階フロアに戻ると…
見てはいけないものが広がっていた…
ってほどではなかったんだけど、ギルドスタッフ総出で後片付けをしていた。
穴をふさいだり、机を直したり。
とばっちりに近い状況で、飲みに来ていた冒険者も処理の手伝いをさせられていた。
さすがにそのまま素通りができる雰囲気ではなかったので、俺も片づけを手伝った。
その際に見た真っ赤な液体の跡は…気にしないことにした。
全部の処理が終わった頃には昼を過ぎていた…
さすがに今から東の森に行っても依頼が達成できるか怪しい。
今日は依頼を受けるのを諦めるしかないかな…
はぁ、今日もまた依頼をこなせなかった…
俺はそのまま宿舎に帰ったのだった。
★★★★★★★★★★★★★★
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ざまぁ~wwww
てのもテンプレですね。
では、次回をお楽しみください。
※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。
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