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とある冒険者の日記 ~異世界転移は突然過ぎやしませんか?スキルDIYって何です?器用貧乏な俺は異世界で今日も生きていく。

華音 楓

四日目③ モンスターを擦り付けられた

 自称先輩たちはは倒れたメンバーをほっといて、俺に向かって走ってきた。
 それにつられて、ゴブリン共も俺に向かってきた。

 俺は慌てて、剣を抜いて構えた。
 さすがにこっちに来ないだろうって楽観視はできない状況だ。

「わりいな!!俺たちの代わりに死んでくれ!!あとで骨は拾ってやる!!」

 そういいながら、自称先輩たちは俺の脇を通り抜けて、そのまま街まで逃げていった。

 取り残された俺はというと……絶賛ピンチだったりする。
 あっという間にゴブリン5匹に囲まれてしまった。

「あいつら…ぜったいゆるさねぇ~!!」

 呪詛に似た何かが発したのか、ゴブリンが若干たじろいだ気がした。

「たぁ!!」

 やけくそだこんちくしょう!!
 俺は右下段に剣を構え、ゴブリン達に向かって走り出した。
 ゴブリン達も俺の動きに合わせ動き出した。

 ただ、その動きに規則性や連携などはなく近いやつから攻撃を仕掛ける。そんな感じだった。
 1匹1匹順番に捌いていく。
 
「どりゃ!!」

 1匹目を右下から左上に向かって切り上げた。
 うまく斬ることが出来たようで、ゴブリンの胴体がずれるのが見えた。

「もういっちょ!!」

 そのままの勢いで一回転しながら、間髪入れずに隣にいたゴブリンに左上から斬りかかった。
 ゴブリンは仲間がやられて驚いていたのか、固まっていた。
 俺の剣は吸い込まれるように向かっていき、そのまま縦に割れた。
 
 ほかの2匹が事態をやっと飲み込めたようで、奇声を発しながら殴り掛かってきた。

「甘いわ!!」

 二匹の攻撃を後ろに下がって躱し、まとめて横一文字に切り裂いた。
 踏み込みが甘かったのか腹が割れ、内臓が飛び出していた…
 しばらくその場でもがき苦しんでいたが、そのまま絶命した…

 最後のゴブリンは仲間の敵といわんばかりに、勢いよくこん棒を振りかぶってきた。
 俺は振り下ろされたこん棒を、少しだけ左に避け、右手でゴブリンに剣を突き刺した。
 剣は面白いように突き刺さった。切っ先は心臓にまで達していたようで、その一撃が致命傷となった。


 
 動かなくなったゴブリン達を見ながら、周辺を警戒した。
 敵影なし…戦闘終了…

 それにしても…
 グロ!!
 全体的にグロい…
 周辺にはゴブリンがまき散らした、青色の体液がおびただしい量ぶちまけた状態になっていた。

 俺は倒したゴブリンの左耳を切り取っていると、切り取った順番でゴブリン達は黒い靄となって消えていった。
 
 すべての予定を終えた俺は、東の森を後にした。

 倒れたやつ?知らん。
 きっとそのうち自称先輩たちが戻ってくるだろうから、俺は関係ない。
 むしろ、そこまでする義理がこちらにあるのか疑問すぎる。



 やっとの思いで街へ帰還した俺はその足でギルドへ向かった。
 受付にはキャサリンさんがいて、ヒール草10本と耳6枚を渡して完了報告とした。

「ただいま帰りました。確認お願いします。」
「おかえりなさいカイト君。まずは耳が6枚ですか…明らかに新人の倒せる量ではないですよ?ヒール草はうん、ちゃんとした品質ですね。じゃあ、この木札を持って清算してくださいね。」

 言われた通り精算カウンターで清算を終えた。
 宿に戻った俺はそのままベッドへダイブ。
 
 今日の出来事を思い出していた。
 それにしても、手に残った感触。
 やっぱり慣れないといけないのか…
 疲れたな…
 おやすみなさい。

★★★★★★★★★★★★★★

ここまでお読みいただきありがとうございます。

戦闘訓練やった後に、実戦で1匹倒しただけなのに5匹との突発的戦闘。
海斗はよく生きてましたよね。
そして、本当のRPGだったら真面目にグロいんだろうなって思ってしまいますね。

では、次回をお楽しみください。

※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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