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とある冒険者の日記 ~異世界転移は突然過ぎやしませんか?スキルDIYって何です?器用貧乏な俺は異世界で今日も生きていく。

華音 楓

三日目① 初心者講習のお誘い

 朝起きて、食堂で食事を済ませて、ギルドへ向かう。
 これが朝のルーティンだ。
 お、今日の朝食は…ベーコンエッグにパンだった。
 ただ、パンがな…堅いんだよ…。
 ハード系のパンは嫌いじゃないけどさ…限度があるでしょ?
 速攻で顎が痛くなった。
 そして食べ終わる頃になって正解が分かった。
 そう、スープに浸して食べれば良かっただけだった…
 明日からはそうします…


 宿舎の隣に冒険者ギルドは建っている。
 宿舎の門を出るとき、担当職員から「行ってらっしゃい。気を付けて。」の声をかけられた。案外うれしいものだった。
 俺は冒険者ギルドへ入り、昨日と同じく掲示板で依頼を探した。
 やはりこの時間だと、ほとんど残っていないみたいだ。
 もっと早く来ないと依頼がないのかもしれない。
 そういやそういうの全く説明されてなかったな。

 俺が掲示板で依頼とにらめっこしていると、昨日のおっさんに声をかけられた。

「お前さんは昨日登録した奴だろ?」

 よく見ていたなって思った。
 まあ、このおっさんが何者か知らないし、また絡まれるのは面倒なんで適当にあしらうのが正解だろう。

「そうですが何な問題でも?」

 俺はおっさんにそういうと、掲示板へ目を向けて依頼を探し始めた。
 俺のランクに合う依頼はすでになく、高ランクのものばかりだった。
 おそらくだが、俺が受けられる依頼は争奪戦なんだと思う。
 それだけ、初級冒険者が多いのだろうな。
 それに、高ランクが残っているってことは、そうなんだと思う。
 高ランクに上がるのが大変なのか、それとも生き残ることが大変なのか。
 しばらく掲示板を見つめていると、下のほうに少し古ぼけた依頼書が数枚張られていた。

・下水道清掃(スライム討伐含む。)
・街中の美化(ゴミ拾い。清掃活動。)
・ゴブリン討伐(5匹単位で受付。)

 下水銅清掃は匂いがやばそうな気がする。
 そもそも清掃活動にどうしてスライム退治が含まれるんだよ?
 むしろ街の地下にモンスターがいるってどうよ?
 次の街中の美化は…むしろみんなで掃除しろよ!!って思う。
 つか、ポイ捨て禁止!!だめ!!絶対!!
 最後のゴブリン討伐…さすが異世界、そそられるよな。
 冒険者の序盤のクエストの定番だろう。
 そして、馬車が襲われているのをみつけて、助けてトラブルに巻き込まれるまでが定番だよな。
 やばい、これ考えると絶対実現しそうだ。
 うん、忘れよう。

 俺がゴブリン討伐の依頼書に手を伸ばすと、もう一度おっさんから声をかけられた。

「警戒させてすまん。実はな、昨日の受付嬢が仕事さぼりやがってな、初心者講習の説明をしていなかったんだ。それで改めて説明させてほしい。」

 おっさんはバツが悪そうな顔を浮かべて頭を下げていた。
 このまま無視してもよかったんだけど、内容的にギルド職員なんだとわかった。
 さすがにこれ以上無視したら怒られるだろうか…

「わかりました。」

 これでも俺は社会人。
 納得しなくても理解した体を装い、話をまとめることは得意だ(ブラック企業あるある)。

「助かるよ。おい、こいつを訓練場へ案内してくれ。」

 訓練場ですと?
 あれですか?
 新人をフルボッコにするっていうテンプレですか?
 よし、その喧嘩買った!!

 俺は意気揚々と、職員と一緒に訓練場へ移動した。
 そしてこの後俺は後悔することになる…

★★★★★★★★★★★★★★

ここまでお読みいただきありがとうございます。

これまたテンプレ展開。
やはり、冒険者の登竜門は訓練場ですよね。
さてさて、この先もまたテンプレが待っているのでしょうか…

では、次回をお楽しみください。

※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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