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とある冒険者の日記 ~異世界転移は突然過ぎやしませんか?スキルDIYって何です?器用貧乏な俺は異世界で今日も生きていく。

華音 楓

二日目① 薬草採取をする

 朝起きると体が痛かった。
 べっとマジで固すぎ…。野宿よりはましか… 
 俺は一息ついた後、身支度を始めた。
 宿舎の職員に確認したら、裏庭に井戸があるそうだ。
 とりあえず朝食の前に寝癖などを直した。

 一通り身支度を終えると、一階の食堂へ向かった。
 簡単な朝食が準備されていた。ちなみに無料。
 うん、うまい。
 きちんと調味料が効いていた。
 こういう世界だと「調味料は貴重品だ〜」って感じだと思ったら、そうでもないらしい。
 魔法使いでテレポート系統の魔法を取得した人が、運び屋をやってるらしい。
 頼めば料理なんかも運んでくれるそうだ(ウーバー○ーツ!!)。
 そんなわけで、内陸部でも新鮮な魚介類が食べられるみたいだ。
 うん、魔法バンザイ。

 朝食を食べた俺は、部屋をあらかた片付けて隣の冒険者ギルドへ向かった。
 建物内に入るも、どうやらテンプレはないみたいだった。
 昨日みたいに絡まれることは無かった。
 せっかく期待していたのに…

 冒険者ギルドの壁際に依頼が張り出された掲示板がある。
 俺は掲示板に向かい、出来そうな依頼を探す。
 いろいろ見てみたけど、大体がDランク以降の依頼ばかりだった。
 下の方を見ていると一つのクエストが目に留まった。

「初級クエスト。薬草採取。銅貨10枚。」

 よし、これにしよう。
 ちなみに、冒険者にもランクがありSSを最上位としてS・A〜Gまである。
 冒険者になりたてのものは、問答無用でGランクになる。
 ある程度依頼をこなすとFランクになれるそうだから、地道にやっていこう。

 さて早速受注をしたいのだが…
 受付へこの依頼書を持っていけばいいのだろうか。
 それにしても昨日の受付嬢は…いないらしい。

 昨日とは違う受付のおb…(殺気!?)お姉さんが席に座っていたのでそちらに向かった。
 出来れば隣の若い子に行きたかった…

「すいません。この依頼受けたいんですけど。」
「あらあらあらあら。昨日の子よね?昨日は御免なさいね?あの子はとある子爵の令嬢なんだけど、花嫁修業の一環だとか何だかで無理やりここにきてたの。だからやる気がないったらありゃしない。今回の件でさっそく子爵へクレームがいったはずよ。たぶんもうここには来ないでしょうけど。それより依頼だったわね。依頼書を見せて頂戴。」

 依頼書を受付嬢に渡すと、依頼内容の詳細を教えてくれた。

「この依頼ね。これは確か…。あったあった、これだは。この内容を確認して頂戴。」

・ヒール草の採取。品質によって追加報酬あり。

 よし、これに決めた。
 これはやっぱり冒険のテンプレ的クエストだ。
 ちなみにこの依頼は初級冒険者の登竜門らしい。
 これをこなせて初心者卒業だそうな。
 理由は森の探索が含まれるためだ。

「そうだ、すいません。このヒール草ていう薬草の特徴とか教えてもらえますか?おれ、そういうの全くわからなくて。」
「そうねぇ。特徴としては葉っぱの縁がギザギザしていないツルっとした感じよ。あとは…濃い緑色で、かじるととても苦いかな?ほら、良薬は口に苦しっていうじゃない?間違ってもそのまま食べちゃだめよ?その後10時間くらい味覚麻痺するから。」

 うん、全くわからん。かじると苦いのに食べるなって…わかんないよ…。
 しかもツルっとしてるとか抽象的すぎませんか?

「そうそう、見た目がわからないと困るわよね?これを持って言ってちょうだい。」
 
 そういうと一枚の紙を渡された。
 受付嬢(?)が描いてくれた、ヒール草の絵だ。
 なんて優しい人なんだ…

 そして、もらった紙を見て思った…
 画伯かよ!!

 …はぁ…

 では気を取り直して行くとしますか。
 東の森へ。

★★★★★★★★★★★★★★

ここまでお読みいただきありがとうございます。

冒険者最初の依頼は定番の薬草採取。
やっぱりこれからスタートですよね。

では、次回をお楽しみください。

※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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