詩とは言いきれない短文の呟き

SSKK

流す涙の代わりになれば

部屋のパキラの葉が落ちた

外より寒い室内で

寒そうに葉っぱ擦らせて

それでも何とか堪えてた

そんなパキラの葉が落ちた

どうして冷房止めないのって

私の体感おかしいのって

"何となく・・・・だなんてつけないで"

此方にずっと訴えかけてた

ーー彼の為に

寒さで動けなくなって

彼女の後ろで凍えてた彼

お腹が空いてフラフラと

人について行っちゃった彼

「あ!蚊だ!」

"ぱんっ"

手を打つ音が最期の知らせ

ぽとり。

パキラの葉が落ちた

寒さには強い彼女だったのに


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