詩とは言いきれない短文の呟き

SSKK

その蔀戸を引き上げて

ーー彼女、引き笑いなのか。

ひゅうと鳴る音驚いて

二度めのチラ見で理解した

責任のある部門のリーダー

立場受け止め気を引き締めて

馴れ合い防止と線引きしたら

周りと温度差生じてしまった

自戒してたらチーム自壊して

拭えぬ不満抱えた者から

一人二人と抜けていく

穴は直ぐにも埋められて

ゼロからの指導彼女が行う

(……誰も、気が付いてない)

"ーーひっ、ーーひっ"

聞こえてくる声引き攣って

表情どんなに笑って見えても

愉しげなリズム刻んでいても

もう、泣いているとしか思えないんだ。

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