草原五一五

華気心

如来

或る時 偬(わたし)は告白をした
諸々の美しさ
心の良い人
君は私を信じてわかりなさい
誠の言葉や
もう一度云ふ
君は私を信じてわかりなさい
誠の言葉や

此時、美しさと人と弥勒が一人と、白佛と、
祖の一ツの願望が有り
偬は信じ
此時、祖は知る
菩薩(美しさ)を止まらず知る
「私は此れを言う。」
「あなたは此れを聞く。」
愛の秘密や神の力は、
すべてが世のものであり
阿修羅に及ぶ
此の富からシャカが遠からず道場を開いてる 心に

良い心の人
以来偬は実に成仏した
量もなく辺もない、星くずの那由多
君も五億の星の那由多
於城で繰り広がる三千大世界
戯れ
小さなことは彼も何も云わない
東の五億の星の那由多
冱て城の下にみみっちい塵が有り
あなた 微塵切りにして

良い心の人 この心がわかったとして
これが世界や
校をはかって 思推して何が得か
それをわかり 言葉を発した弥勒などをこそ知りなさい
白いひとの言葉は
「この世界には量がない辺がない 計算されないことの
そこで知る事が 量がない辺がない
ああ、心に無い事は私にない 」
思察が不能で ツクらないことを厳かに知れる
偬は住む

先人の事は
あなたの世界で
量がなく辺がない

美しさ
良い心の人
今偬は灯りを

釈迦牟尼仏は宣言する
「この世界は若く 小さい 」


ふつつかなものを蓋にし塵にする言葉に
偬も一つの塵になつてしまつた

以来偬は成仏した



そこの人 過ぎるで
千億の星



自に従い 来たる



住むこの娑婆の世界
教えを設け
およそ千億の星の那由多
城は 変わらず



良い心の人
偬は 佛に燃えて
言を復す



魂の若い人は 私の所に来て
偬の目を使い
信じる等を云う
根は鈍く 所々応じて
自説を少々する
同じ名で
彼が喜ばしいのは大小で
再び現れ 同じ間違いをする
「ねはん」に入れなさい
種々を方便し 微妙な宝を説明できない



良い心の人
如来は人を見てきた
小さな心で



「徳の薄い重病人」



偬は少なく心
以来偬は成仏した



久方の若い人に方便し
人が人に教えた
佛の道に入らしめ
君は話をし



良い心の人
如来は演じて
皆 衆を脱させ
私のこと
あなたのこと
私の身
他の身
己の身をしめし
他の身をしめし
己の事をしめし
他の事をしめし
皆 ウソは吐かず
如来は知って
見てて
三つの世界
三界の顔を示した

有りて無い現実

若い魂を退け
若い魂を出した
世に有らず
滅びのたびに及ぶ
実に有らず
虚に有らず
私に有らず
異ならず
あなたはこれを汲む事に
如来の明見があり
貸し借りは有りて無い



人の所に
たねだね性(しょう)が有り
たねだね欲が違い
たねだね行が違い
たねだね億え、感じる事が違い

この生が命ずる
この諸々の善い芽を 少しの因縁と
言葉で 宇宙のたねを教える



遠く久しく



良い心の人
偬の本業は菩薩の道です
その所に良い成りがあり
今に蓋をされない
しっかり上へ伸び
今、滅びに有らず


久しくここに若い佛が住み
ここの世に薄徳の人がいる
善の根を持たず
貧しく下賤を漁り
貧しく五欲を漁る
不安を呼び
見えない網の中で
憶測をして居る
如来を若く見て
心は怠ってる
故に難に遭い
生が機能しない
私の心を求め 敬い
「如来」故
方便を説明し
比丘、繊細さの富を知る者のことを
佛はここに その価値を学ぶ事も可能だけど
いわゆる彼女は薄徳であり
千億の星の趣きを過ぎる
佛を見た 佛を見ない
こんな事で心を決め
がさがさと音を立てる



繊細な人
如来は彼女を見ただけで損をする
衆生から切りはかり 自分を
君の言葉を話す
ここに彼女は富を生き 難に遭う
佛は、
心を渇望させながら
心に恋慕を抱くものだ
良いものを使ひ
故に如来がたれず 滅せず
ここまで深く話さなければ森にまた迷う
釈迦牟尼佛の言葉は滅しない

良い心の人
所の佛、如来は皆宇宙 OK?
人の為に 真実は虚に有らず
良い言い方や比喩に依って
人は知恵を争奪する

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