私の世界がなんだかとてもおかしい?件

sono

百三十三話

「思い…出した…!!私の超必殺技!!超音波カッター!!!」

今度はキスしようとしてる晃穂オルタナティブの顔目掛け超音波カッターを打ち出す雲雀。

晃穂オルタナティブはとっさに避けたが、超音波カッターを頰から耳に受けてしまう。

頰の肉が切れ、耳が削げてしまう晃穂オルタナティブ。

「ぎゃぁぁぁぁっぁぁ、耳がーーーー!?痛いーーーーーーーーー!!」

「ちっ、避けられたか。首ごとぶった切ろうと思ったのに…」

あまりの痛さに床を転がりまくる晃穂オルタナティブ。

「下手に避けるから痛いんだよ。素直に受けて生首晒せば痛みも感じず昇天できたのに…」

「ひぃぃぃぃぃぃ!?雲雀さんってもしかして怖い人!?嫌ーーーーーーーー!!」

「ひぃぃぃぃぃぃ!!ごめんなさい。許してーーーーーーーー!!」

その頭を踏みつけ履いていたヒールをグリグリ押し付ける雲雀。

口から怪光線…、もとい超音波カッターを連発する雲雀。これ以上食らってはたまらないと、床を滑りながら器用に避け続ける晃穂オルタナティブ。

ビルの壁に亀裂が入り、大きく裂けた。そんな裂け目がいたるところにできる。

「許してくださいーーーーーーーー!!雲雀女王様ーーーーーーーーーーー!!」

「ああもう、めんどくさい!許すから松子ちゃんがいるところまで案内して!」

「許してくださるのですか?ありがとうございます!雲雀様!」

抱きついてくる晃穂オルタナティブ。

「すみませんでした!思わず嬉しくて!」

抱きついてる晃穂オルタナティブを引き剥がし、怒る雲雀。

ものすごい変な奴に懐かれ、ため息をつく雲雀だった。

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