私の世界がなんだかとてもおかしい?件

sono

二十二話

私達も店を出た。

「いやぁ、今日のパンケーキはうまい!」

晃穂が言う

「っていうか、私のパンケーキ食べるなよ。私と瑠美さんのパパさんと話しているときも知らんぷりだし」

「だって、私が話したら、拗れるだけじゃない。まさか、私が殴りましたとも言えないし」

私が不満を言うと、晃穂がしれっと言う。

頭に来たが晃穂は何故か憎めないんだな。



「さて、学校に戻るか」

なんか、どっと疲れたがまた学校に戻らないといけない。

私達は歩きだした。

ちょうど昼休みまでに学校についた。

「授業ほとんど出ないでお昼ご飯とは最高だね!」と、晃穂。

先生には遅いぞ、いいご身分だな?と嫌味を言われたが。

雲雀がご飯を一緒に食べようと言うので、中庭のテラスに行った。

パンケーキほとんど食べてないのでお腹すいた。学食の定食を買っておいた。

晃穂は罰として、缶ジュースだけだ。考えたら晃穂はお金を持っているのだろうか?

何も私が奢ってあげることもないような?

「松子ちゃん、こっちこっち!」

雲雀がすでに待っていた。天気のいい日は外で食べるのもいいな。学食のトレーごと持ってきたのはちょっと重いが。

「松子ちゃん、学食食べるの?雲雀が特製サンドイッチ作ってきたのに」

「お腹空いたからサンドイッチも食べるよ」

さすが雲雀。たまにお菓子やら料理を作ってくれる。

「おぉ?サンドイッチ美味しそうですなぁ!」

晃穂が覗きこむ。

「絶対お前にはやらない」

また、ドスの効いた声で雲雀が言う。

「ひぃ!雲雀さんは怖いであります!」

晃穂が怖がっている。

「雲雀ちゃん、晃穂と仲良くしてあげてよ」

「いくら松子ちゃんの頼みでも嫌!こいつ泥棒猫なんだよ!」

晃穂は泥棒猫なのか?もしかして雲雀はヤンデレ系なのか。

晃穂は気にしないで、私の学食を食べていた。また、私のを食べている!

「私の学食食べないでよ!」

「マコちゃんの学食美味しい!」

しょうがない。雲雀のサンドイッチ食べるか。

「これ、美味しい!」

雲雀のサンドイッチは絶品だった。

「松子ちゃんにほめてもらってうれしい!」

サンドイッチはツナ、トマトとレタス、卵等ある。ラインナップはオーソドックスだ。でも、どれもがうまい。

「マコちゃん、卵ついてるよ。」

そういうと晃穂が私の頬についた卵をペロリと舐めてとった。

「そういうことしていいのは私だけなの!松子ちゃんは私と晃穂って子どっちが好きなの?」

雲雀がそんな事を言う。

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