私の世界がなんだかとてもおかしい?件
二十話
「あ、味覚もあるし胃袋もあるから飲み物も食べ物も無問題だよー!」
晃穂が誇らしげに答える。
「これが胃袋だよー!」
晃穂はお腹をパカッとあけ、自分の胃袋を見せた。
ブッーーー!あまりの出来事に抹茶ラテを吹き出す私。
っていうか、胃袋ただのビニール袋にしか見えなかったのですが。
「ここの席空いてますか?」
また、既視感を感じる問いかけが聞こえた。
振り返ると長い髪を振り乱したガイコツが立っていた。
「ギャァァァァ!!」
悲鳴を上げる私。
「答えは聞いてないけど!」
ガイコツはそういうと手に持っていた鉄パイプで晃穂に殴りかかった!
ガキィーン!ものすごい音がした。鉄パイプは折れ曲がっていた。晃穂のほうは無傷だ。
「あのときの仇!」
それでもガイコツは折れ曲がった鉄パイプで何度も晃穂を殴った。
あ、このガイコツは晃穂にボコボコにされ、コアと人工皮膚、人工眼球を取られた美人女子高生さんだ。私はわかってしまった。
「コアだけは会社に入れてもらえたけど。あとはあとは…。えーん」
どうやら、あとは無理だったらしい。
「何をするだ~!」
殴られ続けていた晃穂もついに切れたのか、振り向きざまに美人ガイコツの顔を殴った!
ガイコツの首が360度回って動きが停止し倒れた。
すごいワンパンでKOだ。晃穂はガッツポーズをとっている。
倒れたまま、ピクリとも動かない。他に客がいなくてよかった。
ヒラリと紙が落ちてきた。
(故障の際はこちらにご連絡ください)
そう書いてあった。そのあとに電話番号と会社名が書いてある。
四つ星重工か。かなり大手のアンドロイド会社だった。
しょうがない連絡するか。私はスマホを取りだし、書いてある電話番号にかけた。
「はい、こちら四つ星重工開発部です」
「そちらのアンドロイドが故障して倒れてしまってますが」
そう説明した。間違ってはいないだろう。
「すぐに伺います!」
電話は切れた。これだけでわかるのだろうか?位置情報とかでわかるかな?
10分ぐらいして白衣を着てメガネをかけた知的な男性が走って入ってきた。手には大きな鞄を持っている。開発技術者だろうか?
「瑠美、大丈夫か!?」
どうやら、美人ガイコツさんは瑠美という名前らしい。
「人工皮膚調達出来るまで外出するなと言っておいたのだが。あなた達が電話をくれたのですね。ありがとうございます」
メガネさんは私達に頭を下げた。
「うーん、これはひどい。首の骨が曲がって折れかけている。倒れた拍子に曲がったのか?」
こちらを疑ってはいないようだ。よかった。
晃穂が誇らしげに答える。
「これが胃袋だよー!」
晃穂はお腹をパカッとあけ、自分の胃袋を見せた。
ブッーーー!あまりの出来事に抹茶ラテを吹き出す私。
っていうか、胃袋ただのビニール袋にしか見えなかったのですが。
「ここの席空いてますか?」
また、既視感を感じる問いかけが聞こえた。
振り返ると長い髪を振り乱したガイコツが立っていた。
「ギャァァァァ!!」
悲鳴を上げる私。
「答えは聞いてないけど!」
ガイコツはそういうと手に持っていた鉄パイプで晃穂に殴りかかった!
ガキィーン!ものすごい音がした。鉄パイプは折れ曲がっていた。晃穂のほうは無傷だ。
「あのときの仇!」
それでもガイコツは折れ曲がった鉄パイプで何度も晃穂を殴った。
あ、このガイコツは晃穂にボコボコにされ、コアと人工皮膚、人工眼球を取られた美人女子高生さんだ。私はわかってしまった。
「コアだけは会社に入れてもらえたけど。あとはあとは…。えーん」
どうやら、あとは無理だったらしい。
「何をするだ~!」
殴られ続けていた晃穂もついに切れたのか、振り向きざまに美人ガイコツの顔を殴った!
ガイコツの首が360度回って動きが停止し倒れた。
すごいワンパンでKOだ。晃穂はガッツポーズをとっている。
倒れたまま、ピクリとも動かない。他に客がいなくてよかった。
ヒラリと紙が落ちてきた。
(故障の際はこちらにご連絡ください)
そう書いてあった。そのあとに電話番号と会社名が書いてある。
四つ星重工か。かなり大手のアンドロイド会社だった。
しょうがない連絡するか。私はスマホを取りだし、書いてある電話番号にかけた。
「はい、こちら四つ星重工開発部です」
「そちらのアンドロイドが故障して倒れてしまってますが」
そう説明した。間違ってはいないだろう。
「すぐに伺います!」
電話は切れた。これだけでわかるのだろうか?位置情報とかでわかるかな?
10分ぐらいして白衣を着てメガネをかけた知的な男性が走って入ってきた。手には大きな鞄を持っている。開発技術者だろうか?
「瑠美、大丈夫か!?」
どうやら、美人ガイコツさんは瑠美という名前らしい。
「人工皮膚調達出来るまで外出するなと言っておいたのだが。あなた達が電話をくれたのですね。ありがとうございます」
メガネさんは私達に頭を下げた。
「うーん、これはひどい。首の骨が曲がって折れかけている。倒れた拍子に曲がったのか?」
こちらを疑ってはいないようだ。よかった。
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