話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

ブラック企業に成った訳 僕が仕事を辞めるまで・・・

かぐつち

第1話 辞職を告げた日

(もう無理! 仕事したく無い!)
内心で、何度も叫んできた事を繰り返す、基本的に内心で喋るだけ、同僚との軽口で言うだけだったが、その時は限界だったらしい。
「次の更新で、仕事辞めさせてもらいます」
とうとうその言葉が口をついて出た。
現在地は職場の休憩室兼事務室、時は仕事の合間の10分程度の休憩時間、自分の他に居るのは上司だけ。何度もあったシチュエーションなのだが、何時もこの一言を言えずに飲み込んで来た、この不景気なご時世、仕事を辞めてもロクな仕事は無い、この仕事ほど稼げ無い、正社員に成れば給料も上がるし今までの勤続年数を反映させて昇給するしボーナスも出る。一部上場企業だから潰れる様な事も無いし、色々と補助金、住宅手当やら何やらも追加で乗るからもっと稼げる、今は未だ評価される時が来てないだけだし、人が足り無いから休み無いけど、もうちょっと我慢すれば新人も来て休日にちゃんと休めるように成るから。休暇もそのうち取れるから、いや、コレは無かったな、嘘でもおためごかしでも存在しなかったな。
そんな言い訳を上司や同僚から延々と聞かされつつ、自分でも延々と繰り返して来た、3直交代勤務、休日出勤と残業、サービス残業、寝不足とストレスに負けて倒れそうに成りながら、人生こんな物だ、労働何てこんな物だと言い聞かせて、この仕事について既に15年程経過して居る、このまま自分を騙し続けて定年までこの何も出来ない状態でも働けるなら、貯金も月10万以上で投資積立連コインして行けば最終的に其れなりの金額を老後に残してリタイア出来るハズ、何ていう甘い(?)考えも存在していたのだが………
無理だった。
引き留められたりもしたが、過労死ラインかどうかは兎も角、職場の気温が35℃で夏場ワンシーズンに熱中症で2回倒れても労災は降りず、上司に逆ギレされ。医療機関にかかった証明として会社に提出するからと領収書では無く診断書を要求され、その費用は自腹、倒れたお前が悪いと説教される様な職場で後何十年も働ける気は一切無くなっていた。

そんな訳で、社会人に成ってから15年ほど続けた仕事を辞めた、今回はそんなブラック仕事な内情を話して行こうと思う。


言い訳的なお断り
そんな訳で、この職場がブラックに成った訳と、どんな状況に成っていたのかを殴り書こうと思います、その程度で辞めたのか? うちのはもっと凄いぞ? コイツは弱いんだ、なさけない、等々のお叱りや憤りの意見も有るかと思いますが、其れは所謂奴隷の鎖自慢と言う物です、うちの御主人様はもっと酷いことをしてくれるぞと自慢した所で生産性は有りません、落ち着きましょう。
其の状態から一歩引いて、こう言うブラック企業も存在するし、こう言うパワハラも有る、可怪しい事なのだと改めて実感して貰えれば、作者も報われるかも知れません。
この物語はフィクションでは無く、作者が体験したノンフィクションですが、感じ方は人それぞれですし、あくまで主観で感じた事です、別の視点なら違う事も見えるかも知れませんが、当事者意識として相手の視点と言うのは難しい物ですのでお察しください。企業名と個人名は伏せますが、同じ職場の人とかなら私の正体も判ってしまうかもかですが、まあ其れを指摘するのは野暮って事にしておいて下さい。
願わくばコレを読んだ人達がブラック企業に食い物にされずに、ホワイトな良い企業に就職出来ます様に願っておきます。

「ブラック企業に成った訳 僕が仕事を辞めるまで・・・」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「エッセイ」の人気作品

コメント

コメントを書く