迷子な坊主のサバイバル生活 異世界で念仏は使えますか?「旧題・異世界坊主」

かぐつち

第14話 現地民エリス視点

「なあ、数が多くないか?」

「確かに、あのギルド調査甘いのかもしれん。」

「一旦戻りましょう」



「巻いたか?」

「多分な・・・」

「ゴブリン自体はたいしたことないにしても、あの数はやばい、放っといたら最寄りの村が壊滅するぞ」

回復魔法をかけながら休憩をする、ギルドで受けたゴブリンのクエストは村の近くで10匹程度の群れが見つかったから偵察して出来れば全滅させると言う内容だった、私は駆け出しだが、回復魔法が使えるということからギルドでクエストを探しているところをスカウトされた、私自身の戦闘力はこのPTで一番の下っ端だ、回復魔法も弱いものしか使えないしほかの魔法も発火や少量の水を作る程度しか使えなくて発言力もないし弱い、それでもいいと駆け出し教育を買って出てくれたのが、この中級冒険者の2人PTだったのだが、早速暗雲が漂っていた。



いつの間にか囲まれ、頭の上から網が降ってきた。



服を破かれ、縄で縛られ運ばれた、三人ともボロボロの上、武器も取られ縛り上げられているので今更反攻もできない。



二人はあっという間に殺されてしまった、冒険者は死ぬというけどこうして目の前で死んでしまうと現実感がない。



私はゴブリンキングに運ばれ、犯された、せっかくの初めてだというのにこんな獣に破られるだなんて、でも、まだキングだけなら生むことにはならないと聞いている、まだ逃げられれば、でもキングのアレには特殊な薬物成分があるのでもはや自分で動くこともできない、頭も靄がかかったような感じがする、おなかの中も割れたように痛い、でも諦めるわけにはいかない、こっそりと回復魔法をこっそりうわ言の様に唱えて体の傷をこっそりと治す、そうしているうちに視界に誰かが写った気がした、幻覚だろうか?助けが来たのだろうか?そんなことを考えているうちに室内のゴブリンが居なくなってしまった、チャンスなのだろうか?急いで立ち上がろうとしてよろける。

「(だいじょうぶですか?)」

気が付くと誰かが隣にいた、こんな所で女の子?一緒につかまっていたの?

言葉がわからない、異郷の人なのだろうか?

「・・あ」

混乱するが頭が回らない、

「(このままじゃ酷いよね?)」

そんなことを言って近くにあった布を適当に巻き付けてくれた、どうやら助けてくれるようだ、渡りに船だ、手を引かれて住居から出る、こっそりと少女に手を引かれ逃げ出す、茂みに隠れ、ゴブリン村の様子を伺う、どうやらあちこちで煙が上がっている、腕のいい冒険者のPTが救助にきてくれたのだろうか?でも、ゴブリンに攫われた女冒険者なんて汚いといわれてとどめを刺されるのが関の山だ、それが慈悲だと言われていた、助けてくれるのはよほどの物好きだ。視界の奥のほうで戦っている人が見えた、一人でキングを?普通だったら10人ぐらいで囲んでやっとだと聞いている、この規模の集落もまさか一人で攻めているわけでも無い筈だ、横にいる同い年くらいのこの娘もあの人のPTのはずだけど、戦闘に混ざる様子は無い、まさかあの人だけなのだろうか?そんなことを考えながら見ていたら小さなナイフをキングの目玉に刺して奪い取った槍でキングを仕留めてしまった、凄腕?キングを倒した後は奪い取った槍を軽々と振り回してゴブリンを追い回している、私たちのPTはゴブリン一匹に四苦八苦していたのにあの人は軽く突き、薙ぎ、振り回すだけであっという間に仕留めていく、挙句の果てに何のこともなさそうに足で踏みつぶすだけで仕留めている、上級処か特級冒険者なのだろうか?目につくところのゴブリンが居なくなるとこっちに来た。

「(おーい、無事?)」

また知らない言葉だ、この人も異郷の人なのだろうか?呼ばれたれたのか少女が私に肩を貸して歩き出した、

{(無事?)}

{(どうにか)}

「(それならよかった、ちょっと逃げるぞ)」

そう言って私を軽々と担ぎ上げると重さを感じさせないような様子で走り出した。



「(ここまでくれば安心か?)」

一緒についてきていた同い年位の少女の息が上がったあたりで私を背負っていた人が立ち止まった、この人の心拍音と呼吸音が聞こえていた、あんなことがあった後だというのにその音と体温は私を落ち着かせてくれていた、私を優しく背中から降ろして物陰に手慣れた様子で拠点を作っていく、あの鮮やかなオレンジ色の布は何だろう?初めて見た、きっと高いのだろう、まだ体が言うことを聞かないので座ったままぼんやりと見ていた、鍋に肉の塊と水が放り込まれ、火にかけられていい匂いがしてきた、その匂いを嗅ぐと思い出したようにお腹がすいてきた、あんなことがあったのに、内心恥ずかしくなる。

「(はいどうぞ)」

無造作に肉のスープが盛られた器が渡された、目の前で目立つように一口食べて見せてくれる、毒は入っていないというアピールだ、こういうのは異郷でも同じなのだろう。

渡した当人と少女は改めて短い祈りのような動きをしてから食べ始める、それを見て安心して自分も食べ始めた、現金なものでそれを食べると半ば切り離していた今日の恐怖が噴き出してきた、ゴブリンに負けた悔しさとキングに犯された恐怖、組んで直ぐだったが死んでしまった仲間、失くしてしまった処女、そんなものが纏めて噴き出してきた、それに引きずられるように噴き出した涙は今更止められる物ではなく、暫く流れ続けた。



泣き終えて顔を上げると二人は二三言交わして男の人は周囲にロープを張ってオレンジの布が張ってある中に引っ込んだ、

「(眠りましたか」」

少女の方が川から水を汲んで鍋にお湯を沸かして湯を絞って服を脱いで拭いていく、綺麗な肌だ、私のような傷だらけの肌とは違う、良い所のお嬢様なのだろうか?そんなことを考えながら見ていると、私の分だというように濡れタオルを渡してくれた、良いのか?そんな事を躊躇しているうちに脱がされてしまった、私の傷だらけの肌なんて大事にしなくてもと思うが、躊躇せず拭いてくれる、ふと腿にドロリとした液体が垂れる感触がした、あいつのだ・・、終わった・・、そんな絶望感でいっぱいに成ったが、気にするなと言う様子で手早く拭き取られ、抱き締められた。

「「怖かったの?もう大丈夫だから。あの人あれで結構強いし優しいんだから、だからもう、大丈夫」」

何を言ってるのかは判らなかったが何を言いたいのかは分かった気がした、私は、又泣いた。そして、泣き疲れたのか糸が切れたように意識が無くなった。



寝ぼけたなかで叫び声を聞いた気がするが起き上がることはできなかった。



目が覚めると朝だった、泣いてからの記憶がない、でも毒も抜けたらしい、昨日よりは頭がクリアだ、体も動く。そうだ、翻訳魔法があった、言葉が通じなくてもこれで意思疎通ができるはず、すぐ近くにいる二人に魔力を同調させる、勝手にパスをつないでしまうけどそうしないと意思疎通すらできないのだからしょうがない。横になったままあーでもないこうでもないと魔力を練ってつなげていくと無事つながった、これで二人と話せる。制御失敗したら余計なことまで伝わってしまうかもしれないがこれで良い。そんな満足感に浸っているうちにまた意識が眠気で塗りつぶされた。



もぞもぞと隣が動いていたので目が覚めた、少女の方が急いでテントから抜けていった、少し遅れて男の人も出て行った、話すタイミングを逃してしまった。起き上がって挨拶する、第一印象は大事だ、深呼吸して起き上がる、外に出ると男の人が鍋に水を張ってお湯を沸かしていた。

「おはよ」

「おはようございます、昨日は助けていただいてありがとうございました」

「無事なら何よりだ、喋れたんだな?」

「翻訳魔法調整し繋ぎました、無事喋れてよかったです。」

「この世界魔法あるんだ?」

「ありますよ?」

まさか魔法使えないのだろうか?そう言っているうちにお湯が沸いたようでぐつぐつ言っている、コップですくって冷ましている、鍋に昨日の残りの狼肉を放り込んでスープを作っている、手際が良い。

「所であれって食べられると思う?」

川に沈んでいるゴブリンの死体を指差された、うわあ・・・

「少なくとも食べ物として認識はされてないと思います」

「そか、残念」

残念でもなさそうにあっさりと諦めたようだ、少し考えるように遠い目をしている、そんなことをしているうちに少女が戻ってきた、

「起きてきたんですね?」

少女も認識したようだ、

「ああ、どうやら話もできるようだから飯食ったら質問攻めにすると良い」

「あの、お手柔らかに」

出来上がったスープを器に盛りつけ当然のように渡してくれる、よっぽどのお人よしなんだろうか?

二人が祈りを捧げるように「いただきます」と呟いて食べ始める、真似するように手を合わせて食べ始めた、食べ終えて一息ついたので同じように「ごちそうさま」と手を合わせて見せる、

「どこの神様の祈りですか?」

「うちの故郷では食事を運んできてくれる韋駄天様と言う足の速い神様が居てな、その神様に感謝する、そして奪った命に感謝する、あなたの命を頂きますと、ご馳走様とはその神様が走り回って準備してくれたことに感謝するんだ」

「貴方は神学者さまですか?」

筋金入りの神学者なら私のような汚れた存在にも優しいのかもしれない。

「そんな大したもんじゃない、俺達はちょっと遠いところから来たもんだからこの辺の常識に疎くてな、色々聞かせてもらえると有難い」

「はい、助けてもらった恩があるので出来る限りはお答えします」

命丸ごと相手に握られているようなものだ、もし捨てられてしまったら後のことは考えたくない。

「所で、ほかの宗教に対して殺せとかになってたりする?」

「うちの故郷では何も無いのですけど、都市部では一部過激な人が居るとか」

「売らんでくれよ?」

「命の恩人にそんなことは・・」

「近くに集落はある?」

「川沿いに上流に向けて歩いて一日ぐらいです」

「魔法はだれでも使えるもん?」

「一応呪文と構築式分かれば使えます、素質には寄りますが」

「後で教えてくれ」

「簡単なものでよければ」

「あの巣だか集落壊滅させたのって何か問題あった?」

「あれについては人類の敵なので殺せるなら殺せと決まってますので何の問題もないです。むしろ助かったのでありがとうございます」

「それならよかった」

「あ、出来ればあの冒険者証と荷物を回収出来たらよかったんですけど、」

「ああ、良いよ、こっちも昨日は落ち着いてられなかったから拾っておく荷物が足りなかったんだ」

どうやら荷物も回収できる、

「そんなわけで引き返すの決定したんだが聞いておくことあるか?」

少女の方に促す。

「そんなに喋れたんですね」

「やかましいわ」

「そもそも名前は聞かないんですか?」

「それは忘れてた、俺はしょう、こっちはあかり、お名前は?」

「エリスと申しますよろしくおねがいします」

どうやら優しい人らしい、握手しようと手を出す、二人とも優しく握り返してくれた。

「っと、忘れてた、一先ずこれでも着ていてくれ。」

そう言ってテントを分解するとあっという間に一枚の布に戻った、それをからかぶされると頭が出た、手足も出せる、これは服だったのか、下が無防備だがさっきの端切れ巻いただけよりは大分ましになった。

「ありがとうございます」



ゴブリンの巣では無事?元仲間達の冒険者証と荷物を回収出来た、これで裸で村に戻るようなことには成らなくなったので安心して着替えた、巣を見回るとゴミ捨て場があった、人骨と糞、食べ残しらしきものが穴の底に敷き詰められていた、供養にとおしょうさんが呪文(念仏と言うらしい)を唱えてくれた、すると周囲の淀んだ空気が晴れ、浄化された、長く唱えた時には体が光ってさえいた、凄腕の僧侶なのだろう、これであの人たちの無念も晴れて居たらうれしい。

ゴブリンの生態について詳しく聞かれた、この世界では半ば常識だ、救助のタイミングが早かったので生きていることも伝える、説明しているうちに体が震えてきたが、手を握ってくれた、優しい。



移動中に少しでも逸れると灯さんがモンスターに襲われそうになるが、おしょうさんが何てこと無い様子で仕留めていく、あの一角ウサギはそこまで楽な生き物じゃないはずだが、苦労しているように見えない、私だったらまず勝てないし、普通の冒険者でもあの速度に付いて行くのは大変なはずなのだが。



暗くなったので野宿で一泊、先刻のウサギだ、灯さんと二人で飯当番を任されたので張り切って準備する、調味料がろくに無いので〆たときの血抜きと火力調節が腕の見せ所だが、失敗はしなかったので良かった、おしょうさんはテントを設置して焚火の横に穴を掘っている、だがあの穴はいったい何に使うのだろう?

食後に話しているとおしょうさんが彼女と嫁が居ないので欲しいと言い出した、あれだけ強いのに居ないというのも不思議な話だ、どう見ても優良物件だ、立候補してもいいのだろうか?そんな事を考えていたら灯さんが当然のような流れで嫁の地位を持って行ってしまった、茶番なのか?カップル成立で見てるだけで蚊帳の外にされて村に付いたら用済みだと追い出されるのか?嫌だ、もしもPT組んでいたメンバーが死んだ事が悪い噂になって縁起が悪いとか言われたら、もう次のPTすら無くなってしまう、最早一人で生き残る自信なんてない。

「私が嫁になっても良いですか?」

口から出た言葉は我ながらパニック地味ていた、裏返っていなかっただろうか?もはやここまでだ、勢いで押し切る、逃がしてなるものか。おしょうさんが私の意思を確認する、納得したようだが第一夫人の灯さんに確認が行った、泥棒猫と怒られてしまうだろうか?下手すると此処で追い出されてしまうかもしれない、そうなると状態がもっと悪くなると今更その可能性に気が付いてしまい内心青くなる。

「ここで私が反対したら悪者じゃないですか」

それほど残念でもなさそうに、苦笑いを浮かべ、私を受け入れてくれた。

「わかった、嫁になってください」

この期に及んでおしょうさんは優しかった、私が頼んでいる側なのだ、もっと上からでいいのに、でも良かった、これで安心できる。気が抜けてだらんとなる。

「そうなると二人とも初夜なんだが」

焚火の中から石を取り出してさっき掘った水たまりに焼けた石を放り込む、じゅわじゅわと音を立てながらお湯が沸く、そう言う使い方なのか。まさかお風呂?

「一緒に入るか?」

灯さんと顔を見合わせてくすりと笑った。



「狭いです、次はもうちょっと広くしてください、」

灯さんが文句を言う。

「二人一人で別々の予定だったからな、次回はもうちょい大きくするさ」

湯舟が狭いのでおしょうさんの足の上に座る形になる、汚いと言われないだろうか?

「真ん中のあれが戦闘態勢です?」

「この状態でそうならないやつが居たらその方が問題だ」

灯さんがこっそりとおしょうさんの真ん中を弄っている、こっそりしているつもりのようだが近いのだ、パスもつながっているから強い感情はこっちにも流れ込んでくる、これも後で教えないと後で怒られるだろう。

しかし気持ちいい、外でお風呂に入れるなんて贅沢だ、思わずへにゃっとなる。



灯さんがおしょうさんから灰色の物を受け取っている、

「無いよりは良いです」

ニコニコと笑いながらそれを手に取りお湯をかけてぐしぐしとする灰色のクリームのようなものが白いクリームのような物になって量が増える。

「先ずはエリスちゃんを綺麗にしましょう」

そう言って私をターゲットに決めたようだ、

「良く洗ってもらえ。」

そう言って湯舟から持ち上げられ灯さんに預けられるとあっという間に泡まみれになった、くすぐったいし人に触られるのは慣れていないのだが、悪い気はしない。

「はいざばーっと」

お湯をかけれられると白い泡が無くなる、はい戻っていいよとー指示を受ける。

「ちゃんと褒めてあげてください」

おしょうさんが灯さんに怒られていた。

「すまん見とれた、綺麗だぞエリス」

「雑だけど良しとしましょう」

「あ、ありがとうございます」

嬉しいけど、でも私に綺麗なんて言葉を使って良いのだろうか?そんな事を考えながら湯舟に入りおしょうさんの足の上に収まる。今度は近かったので抱き締めるように捕まってしまった、いや、もう嫁なのだ、拒否する必要はないはずだ。

「大丈夫か?」

頭がパニックを起こしかけているが、こくりと頷いた。手が緩んだと思った胸元に手が行っって・・・

「私も終わりです」

灯さんが戻ってきた、思わずびくっとなる。

「早いな」

「褒めてください」

「キノキクヨメヲモラッテシアワセデス」

半分棒読みだ

「棒読みじゃないですか、もっとまじめに褒めてください」

「こんな可愛い嫁がいきなり増えて困るが頑張って養うのでお願いします」

「ちょっと要求したのとは違いますが良しとしときます」

そう言って笑いながら私の横、おしょうさんの足の上に収まった、

「おしょうさんもちゃんと洗ってきてください」

「はいよ」



おしょうさんが湯舟から出て少し離れたところで灯さんが口を開いた。

「無理してない?」

「無理なんてしてません」

「私とあれがくっついたからあぶれて追い出されると思った?」

「そんなこと」

「男はそこまで考えないけど、女から見ればバレバレだよ?」

「・・・・はい・・・おっしゃるとおりです」

「あの人はそんな人じゃないから無理しなくても大丈夫だと思うけどね」

「でもあの流れは・・・」

「こっちの故郷ではあの人はあなたが思うほどモテないの」

「はい?」

「だから女の人は怖い、優しくしてあげないといけない、傷を付けてはいけないってなって、袋小路にはまって自分から女の人に手を出す事が出来ないの」

「そんなに?」

「そんなになってるから最後の一歩こっちに寄せてくれって言う意味でああ言うアピールしてるの。」

「つまり?」

「自分から女の子傷つけることは無いから無理やりアピールしなくても追い出す様な事はしないから焦らなくてもよかったって話。」

「じゃあ灯さんは?」

「それでも、餌やっておかないと不貞腐れるし、結婚相手としては悪く無いから、流れでね、万一の保険もあるし。」

苦笑いを浮かべた。

「同じじゃないですか。」

思考ルート違うと見せかけて結論が私と変わらない、深刻に聞いていた緊張感が抜けてしまった、気が抜けたところで頭がくらくらした。



のぼせて湯舟から上がって横になる、

「残念ですけどエリスちゃん今日はここまでですね。私が第一だから先にもらいます。」

何気に酷いような気がするがテントの中で横になった所で意識が途切れた。

          

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