カゲロウ

大和大河

飲み屋(1)

 それでも、俺達は飲み屋へ出掛けた。
 女親に解らない様、遙斗が迎えに来た。
 (俺の車が無いと気付くので)
 雨の日だった。  
 軒下で石鹸を雨で濡らし、手の中で泡立て、カミソリの滑りを良くする為、顔に塗り
 髭を剃って、裸の上に背広を引っかけ、待っている遙斗の車に飛び乗った。
 店で飲み、帰るのでマスター
 「御愛想ー」
 と言うと、
「○○です」
 と言う。
 聞いた途端ムッと成り、
 「マスター明細書を見せてくれ」
 と、俺が言うと、
  (声が荒立っていた)  
奥の  部屋へ入って行った
 暫くすると、マスターが内訳書を持って出て来た。
   俺は、目を通すと
  「此のサービス料が高かい」と言って捲したてた。
 ( サービス料が高く感じた)

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