カゲロウ

大和大河

農繁期

 俺は渚姉ーと藁を集めたり、使った道具を集めたり、帰り支度をしていた。
 渚姉ーは一番上で、良く家の仕事を手伝った。俺の直ぐ上に楓姉ーがいたが、俺と渚姉ーは、良く畑仕事を手伝わされた。
 親父(父親は、頭が善く大人しい人で、人を騙したりする人間では無かったので親父 と書く)と女親は、日が暮れるので俵を家迄、
メリーテーラーで運んだ。
 俵の番をしている様に女親に言われ、渚姉ーと俺は、積まれた俵を背にしシャガミコンで、薄暗い夕暮れの田んぼで親達の戻るのを待った。
 (寒くて、怖くて堪らなかった)
渚姉ーが
「こんな風に子供を残して、自分達だけで帰って行く親には為らない様にしょうぜ」
 と言った。

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