話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ、でも復讐はキッチリとさせてもらう。

克全

第42話:騎士団と徒士団

 目の前には鍛錬場に倒れ込んでいる騎士団と徒士団がいる。
 全員がもう俺の言うことには絶対に逆らわない。
 常にいつ殺されるかとビクビクしている。
 そう思うくらい俺を追放した後で色々と悪事に手を染めていた。
 内心では何もかも捨てて逃げたいのだろうが、逃げる事も恐ろしいのだ。

「いっちに、いっちに、いっちに、いっちに」

 少し離れた所を傭兵団と暗殺団が行進訓練をしている。
 手本を示しているのは連携の大切さを嫌というほど知っている暗殺団だ。
 それを学ぶ初歩に行進訓練をしているのが傭兵団だ。
 同じ訓練鍛錬をしても基礎体力のある傭兵団が最後までがんばれている。

「騎士団と徒士団は何をしている。
 それでもアーベントロート公爵家直属の精鋭か。
 傭兵団よりも劣って恥ずかしくないのか。
 立て、立って組打ち訓練を始めるぞ」

 俺が性根を叩き直した傭兵団団長が、騎士団と徒士団を

「弟に裏切られ、王女に婚約破棄され、父に追放され、親友に殺されかけたけど、大賢者スキルと幼馴染のお陰で幸せ、でも復讐はキッチリとさせてもらう。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く