神の加護を受け転生した超天才少年 〜とりま世界最強の自作魔法と神様達の加護を使って、無自覚無双します〜
第21話 脅威と増援
「……倒した,のか?」
「やりましたね!」
「今度こそは少しヤバかったですね、主!」
3人はシャルオスの討伐の達成感に浸っていた。
「けど、安心するのはまだ早いよ。他の悪栄教があるかもしれないから。」
「そう、安心すーるのはまだはーやーいというもの。」
そこにはボロボロで血が溢れ出しているシャルオスが立っていた。
「何…で?」
「俺は悪栄教司教だ。俺たち公爵クラスだと、生身でもそれなりに戦えるんだーーぜ。【悪魔契約解放・常】。どうせ、契約解放のこともしってるんだーーろ?【常】は常に悪魔の力を引き出す技なんだーーぜ。」
「そんなことがあって…。」
「いいんだーーぜ、そして、【悪魔契約解放・瞬】」
シャルオスの傷が治った。
「傷が…治って……。」
「これは契約解放を一瞬だけして傷を全回復する技だ。伯爵以降から使うからおぼえとけよーーな。」
「そんな…これまでのことは無意味という意味なのですか!?」
「無意味、まぁ俺の力をしれたかーーら、無意味ではないんだーーぜ。天国で広めとけよ、女。【風水支配・水槍風槍】」
上空に水と風の槍が現れた。
「バイビーー!!」
そしてその槍は3人に直撃したのであった。
「今回のは面白かったーーな。少したのしめたーーぜ。」
シャルオスは宝石の方を見ていった。
「【風水】では突破できねーーな。仕方なーーい。つかうか。【魔司能力・液化】。この能力を使う時がくるとわーーな。おもわなかったーーぜ。」
足元の地面が溶け出した。
「あったーーぜ!【地精霊の宝石】!あとはこれを届けるだけかーーな。」
その時,誰かがシャルオスの足を掴んだ。
「お前、まだ生きてたのーーか。」
「ああ、お前を殺すまでは死ねない。」
その手の持ち主は白斗だった。
「お前に特大魔法をぶちこんでやるさ。」
「できるものならやってみーーろ。我の能力をくらってだーがーな。【魔司能力・強制溺死】」
「なんだ……これ……まるで喉にネバネバのスライムが入ったみたいな。」
「この能力はお前が死ぬか、俺が死ぬまで続く。まぁ今のお前じゃ俺は殺せない。故に絶対必殺の能力。」
光線を…光線を…
白斗は光線をシャルオスに放ったが、その光線は避けられた。
「単調だーーぜ。人は焦るとこうなる、おもしろいものだーーぜ。」
「待……て……。」
「バイビー。」
シャルオスは去っていった。
「師匠!師匠!不味い!このままだと、師匠が!」
「ユーア,落ち着け,水魔法で喉の水を取り除いてくれ。俺は空間魔法で手伝う。呪いは最初が一番効力がたかい、それを乗り越えればユーアだけでも行ける。やってみてくれ。」
「はい!エイトさん!師匠!絶対助けますよ!」
ーおうちー
「ユーアちゃん,主はどうかな?」
「落ち着いてきました。今はこれを魔道具にできないか試行錯誤中です!」
「さすがだね。」
ユーアとエイトは空島を移動させ、家で看病をしていた。
「このままでは勝てないね。公爵といえど悪栄教には勝てなかった。」
「場所が悪かったのもありますが、力が足りなかった。これは応援を呼びましょうか。」
「応援?」
「世界防衛軍です。」
「たしかに防衛軍なら、悪栄教を倒せる!頼もう!防衛軍に!」
「じゃあ電話するね!」
「どこに?」
「世界防衛軍第三番部隊隊長,神崎天花さんのところだよ!」
「え?隊長と話せるんですか?」
「うん!知り合いだからね!」
本当になんなんだ…この子。
ー世界防衛軍第三番部隊本部ー
「失礼します!世界防衛軍第三番部隊副隊長、リディウス・エイアス、神崎隊長の招集より参りました!」
「入って,」
リディウスが部屋に入るとそこには金髪の女性、神崎天花がいた。
「隊長!なんの御用ですか?」
「私の知人,ユーアちゃんから連絡が来てね。」
「ユーア…確かティアナード家の…」
「以前助けた時に仲良くなってね。それでその子から【精霊洞窟】に悪栄教が現れた。と。」
「悪栄教…またですか。」
「そうね、2件目かしら。被害が出てるらしいの。ユーアちゃんの師匠が悪栄教のダークスキルにやられたらしいの。」
「ダークスキル…やられたということは【即死系】か【必殺系】ですか?」
「特徴からして【必殺系】、死ぬまで続く呪いらしいわ。」
「その方は…」
「魔法で延命中、でもユーアちゃんの魔力が切れたら終わるから、急がないと。」
「目撃された司教のクラスは?」
「A、公爵クラスよ。」
「公爵!?隊長でも厳しいのでは!?」
「だからこそいかないといけない。とりあえず行きましょう。【精霊洞窟】に。」
「わかりました。いきましょう。」
戦場の地に援軍が現れたのだった。
to be continued 
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