暴虐王女に婚約破棄追放されましたが、臭くて苦手だったので喜んでスローライフさせてもらいます。でもしつこく狙うなら殺しちゃうよ。
第1話:城内乱闘
「ノア・ハザートン・カンリフ、王国の財産を横領した罪で追放よ。
当然だけど婚約は破棄よ、さっさと荷物を纏めて出て行きなさい」
相変わらず身勝手極まりない王女だな。
元々大嫌いだったから、別に婚約破棄も追放も受け入れていいのだが、国有財産横領を認めてしまったら両親や弟妹にとばっちりが行くかもしれない。
異世界転生してやっと手に入れた念願の血の繋がった両親と弟妹だ、長男としてどのような手段を使ってでも家族は護らないといけない。
本心はこのまま出て行きたいのだが、少しは反論しておかないとね。
「慈悲深いオリビア王女殿下、婚約は何時でも辞退させていただきますし、国を出て行くのも構わないのですが、やってもいない国有財産の横領は認められません。
他にやりようはなかったのですか」
「何をバカな事を言っているのよ、名門のハザートン公爵家の長男との婚約を取りやめにするなら、犯罪者になってもらわないと無理でしょ。
認めて素直に出て行けばいいモノを、そんな反論するなら殺さないといけなくなっちゃったじゃないの、さっさと殺しちゃいなさい、近衛騎士」
「「「「「はっ」」」」」
見誤っちまった。
流石にここまでぶっ壊れているとは思ってもいなかった。
婚約者にさせられてはいたが、実際には極力近づかないでいたからな。
幼い頃から残虐で尻軽、側近や近衛騎士を殴るわ蹴るわベッドに引きずりこむわ。
あまりの醜悪さに近づくだけで吐き気を催してしまうので、何をしているかも直接には確認していなかった。
「これはあくまでも正当防衛ですからね。
私から手を出したわけではありませんからね。
王国財産の横領もしていませんよ」
俺はずっと隠していた能力をほんの少しだけ表に出すことにした。
魔力や魔術、経絡経穴を使った秘術を表に出す訳ではない。
魔力と秘術を使って底上げした体力と筋力を生かして戦っただけだ。
基本しんどい事は大嫌いなので、トレーニングや鍛錬は一切していない。
技や技術ではなく基本能力だけで戦った。
「「グッハッ」」
近衛騎士だけではなく、オリビア王女の取り巻き貴族子弟までかかってきやがったが、全く相手にならない軟弱者だった。
見た目はとても美男子で背丈もあるのだが、全くの見掛け倒しだった。
剣を抜いて襲い掛かってきたのだが、法も術もなく剣を振り回すだけだった。
俺も法も術もないから偉そうには言えないのだが、その分俺には魔力と秘術で基本能力を桁違いに高めた筋力がある。
「何をするのよノア!
ローガンとハリーは私のオモチャよ。
壊していいのは私だけなのよ。
何をしているの近衛騎士、さっさとノアを殺してしまいなさい」
やれやれ、二人はお気に入りの愛人だと思っていたのに、結局オモチャかよ。
この状態からどうやって騒動を収めようか。
落としどころをどうするかで、巻き込む人間も方法も違ってくるよな。
当然だけど婚約は破棄よ、さっさと荷物を纏めて出て行きなさい」
相変わらず身勝手極まりない王女だな。
元々大嫌いだったから、別に婚約破棄も追放も受け入れていいのだが、国有財産横領を認めてしまったら両親や弟妹にとばっちりが行くかもしれない。
異世界転生してやっと手に入れた念願の血の繋がった両親と弟妹だ、長男としてどのような手段を使ってでも家族は護らないといけない。
本心はこのまま出て行きたいのだが、少しは反論しておかないとね。
「慈悲深いオリビア王女殿下、婚約は何時でも辞退させていただきますし、国を出て行くのも構わないのですが、やってもいない国有財産の横領は認められません。
他にやりようはなかったのですか」
「何をバカな事を言っているのよ、名門のハザートン公爵家の長男との婚約を取りやめにするなら、犯罪者になってもらわないと無理でしょ。
認めて素直に出て行けばいいモノを、そんな反論するなら殺さないといけなくなっちゃったじゃないの、さっさと殺しちゃいなさい、近衛騎士」
「「「「「はっ」」」」」
見誤っちまった。
流石にここまでぶっ壊れているとは思ってもいなかった。
婚約者にさせられてはいたが、実際には極力近づかないでいたからな。
幼い頃から残虐で尻軽、側近や近衛騎士を殴るわ蹴るわベッドに引きずりこむわ。
あまりの醜悪さに近づくだけで吐き気を催してしまうので、何をしているかも直接には確認していなかった。
「これはあくまでも正当防衛ですからね。
私から手を出したわけではありませんからね。
王国財産の横領もしていませんよ」
俺はずっと隠していた能力をほんの少しだけ表に出すことにした。
魔力や魔術、経絡経穴を使った秘術を表に出す訳ではない。
魔力と秘術を使って底上げした体力と筋力を生かして戦っただけだ。
基本しんどい事は大嫌いなので、トレーニングや鍛錬は一切していない。
技や技術ではなく基本能力だけで戦った。
「「グッハッ」」
近衛騎士だけではなく、オリビア王女の取り巻き貴族子弟までかかってきやがったが、全く相手にならない軟弱者だった。
見た目はとても美男子で背丈もあるのだが、全くの見掛け倒しだった。
剣を抜いて襲い掛かってきたのだが、法も術もなく剣を振り回すだけだった。
俺も法も術もないから偉そうには言えないのだが、その分俺には魔力と秘術で基本能力を桁違いに高めた筋力がある。
「何をするのよノア!
ローガンとハリーは私のオモチャよ。
壊していいのは私だけなのよ。
何をしているの近衛騎士、さっさとノアを殺してしまいなさい」
やれやれ、二人はお気に入りの愛人だと思っていたのに、結局オモチャかよ。
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