第7特区
第15話 少女とリオンの出会い
「教会の地下にこんな場所があるなんて!」
「なによ、あんた知らなかったの?まあ、どうでもいいわ。さっさと奥に進むわよ。」
私とマシューは長く続く階段を降りてそれこそ、凄い整えられた何かの研究施設のような場所が出てきた。
「マシューこれは。診療所?何個もベットが置いてあるし、薬品とか色々。包帯もあるわ。」
「ああ、そうみたいだな。とりあえず奥に進むか。」
奥に進めば進むほど、怪しい匂いがぷんぷんする。なんのために使うのか、緑色の液体で満たされている大きなポット、通路全体が狭いけど、きちんと整備されてて、3階層と全然違う。
「一体ここはなに?なんか、気色悪いわあ」
その時だった。
「誰だ!!」
ミリタリ–色の軍服に薄茶色のマントのような物を羽織っている男が現れた。顔全体にヘルメットみたいなのを付けてて顔はよく見えない。
「あー、私は敵じゃ無いわ!!あっ、て言っても一応犯罪者なんだけど、、」
「なにをおかしな事を言っている。貴様らはどこからきた!」
「帝国です。俺は抜け人になった、そっちは、そいつも抜け人になって、帝国を出てきたんだ!」
「証拠がない。それに、怪しすぎる。ここで撃つ。」
そいつは持っていたマシンガン銃型のフレームをこちらに向けてきた。
「そっ、そっちがやる気ならこっちも容赦しないわよ!!」
戦闘態勢をとる。と言っても、確実にこの間合いだとやられるわね。
「まあ、まってくれタカキ。」
奥から、もう一人。
「しかし、リオン。コイツらは敵の可能性が。」
「だとしても、今ここで殺すのは惜しい。それに、アジトは通信妨害用のジャミングがあって、通信はできないよ。話を聞いてからでも遅くはないと思う。」
「お前がそういうんだったら、」
タカキとかいう男は銃を下に下ろした。やっば、チョー、ヒヤヒヤしたんですけど。私、近距離で銃を向けられすぎ、
「いつっ。」
また、右膝が。
「あれ、君。怪我してるの。じゃあなおさらだよ。僕らのアジトへようこそ。」
アジトー??秘密基地みたいな?
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